台風を連れて来たのは … ビヤハウス「オオムラ亜(おおむら・あ)」(呉)
「私、雨女ですから…」。自らそうおっしゃるとおり、非常に強い台風4号を引き連れて来呉されたのは、「古典酒場」の倉嶋編集長。
6時ごろ呉に最接近という予報で心配していたのですが、その後、速度を上げて四国南方を通過。夕方には天候も回復しました。
倉嶋編集長と行く呉酒場さんぽ。1軒めは5月に再開したばかりのビヤハウス「オオムラ亜」の生ビール(500円)で乾杯です。
今日は月刊「くれえばん」の木戸編集長や、私の連載担当の菅原さんがカウンター席を確保して待っていてくださったほか、月刊「くれえばん」編集室のみなさんたちが、奥のテーブル席に勢ぞろいです。
前回、倉嶋編集長が呉に来られたのは、2年前のこと。そのころはまだ先代(二代目店主のころ)の「オオムラ」でした。
「前よりも、生ビールの冷えがいいですね」
さすが倉嶋さん! よく覚えてますねぇ。
この店の生ビールは、電気冷蔵庫で冷やされた樽生ビールが、昔ながらの氷冷サーバーを通ってジョッキに注がれる方式。前の「オオムラ」の晩年は、前段の電気冷蔵庫が故障していて、後段の氷冷サーバーだけで冷やすという状態になっていたんだそうです。
「オオムラ亜」として再開するのにあたって、電気冷蔵庫も修理したので、前段と後段の両方で冷やせるようになったのでした。
つまみには、がんす、いか天、花ソーセージなど、呉らしいものを盛り合せてくれます。
がんすは魚のすり身に、刻んだ玉ねぎや一味唐辛子などを混ぜこんで、平たい長方形に整えて、パン粉をつけて揚げた練り製品。そのままでも食べられるほか、ちょっと炙ったり、おでんに入れたりしても楽しめます。
花ソーセージは、福留ハムで昭和26年から作られている広島名産のひとつ。断面が桜の花の形をしているのが大きな特徴です。
「オオムラ亜」の生ビールで、しっかり下地を作ったところで、次の店へと向かいます。
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