冷たいマグロに熱い酒 … 「二毛作(にもうさく)」(京成立石)
「二毛作」は平成19(2007)年創業の、まだまだ若いお店ながら、すでに立石を代表する酒場の1軒。いつ行っても満席で、たまに空席があると思ったら予約席だったりして、なかなか入ることができないのです。
しかし今日は、ひとり身の気軽さ。平行2列、合わせて10席分のカウンターの一角に、するりと滑り込むことができました。
酒友・今ちゃんの名が冠された「今ちゃんハイ」(400円)を注文すると、今日のお通し(400円)は桜エビの酢の物。キュウリとワカメも添えられて、見た目も美しい。
今ちゃんハイは、ジントニックのライムの代わりに、細くスライスしたトマトを入れたもの。水中に揺らめく赤いリボンのようです。
「二毛作」の人気は、まず第一に、店を切り盛りする若きイケメン男子、日高寿博さんと西村浩志さんの存在にあります。
第二は、下町らしくない飲み物の品ぞろえ。数種類のビール、本格焼酎も15種ほど、日本酒も常時5種ほどが選べ、他にもウイスキーやワイン、カクテルと、とにかく幅広い。
さらに料理。もともと、おでん種をつくる店(丸忠蒲鉾店)の昼間の営業が終わってから、そのネタを使ったおでんを肴に出す酒場を、夕方以降に開店するから「二毛作」という名前だったこの酒場。今では1品100~200円のおでんの他に、新鮮な魚介類や、一品料理も豊富です。
今日は、大人気の生マグロの中落ち(500円)は切れているとのことで、生マグロ刺(800円)を注文。それに合わせて、「神亀・真穂人」(700円)を燗で注文すると、厚みのある錫(すず)のチロリで温められた地酒を出してくれました。
ックゥ~~ッ。これよ、これ。冷たいマグロに、あったかい日本酒。酒が進んで仕方がない。日本に生まれて良かったのぉ。
1時間ほどの滞在。お勘定は2,300円でした。やっぱりいいなぁ、「二毛作」。
お通しの桜エビと今ちゃんハイ / 生マグロ刺 / 店内の様子
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