ロンサカパ・モヒート … バー「両歓(りょうかん)」(新広)
先日、立石の「二毛作」で飲んでいた時に、店主の日高さんから、「同級生のご主人が、呉で『両歓』というバーをやってるんですよ」という話を伺いました。
「『両歓』は呉では有名なバーの1軒なんですけど、まだ行けてないんですよ。呉に戻ったら、ぜひ行ってみます」ということで、今日、その「両歓」へとやってきたのでした。
店内は、オーセンティックバーとしては、比較的明るい感じで、まず目に付くのはゆったりとしたソファー席(ボックス席)の存在。その奥が横に長いカウンター席(8席ほど)になっていて、私は右端の席に陣取ります。
カウンターの中にいるのは、オーナーバーテンダーの石本和大さんと、手伝っている若い女性がひとり。1品目は、表の手書き看板に書かれていたロンサカパ・モヒート(1,260円)を注文します。
ロンサカパ(Ron Zacapa)というのは、グアテマラ産のラム。注文を受けてから摘(つ)んできたミントの葉でモヒートを作ってくれるのがいいですね。
店の奥から出てきた和服姿の女性は、石本さんのお母さん。この店はもともと、昭和30年代に開店したスナックだったんだそうで、石本さんのお母さんが女将(ママ)でした。
「ナポレオン」での修業を終えた石本さんがこの店に戻ってきて、スナックからオーセンティックバーに転向したんだそうです。
その女将が「いらっしゃいませ」と、モロッコ豆の煮物の小鉢を出してくれます。今でも、こうした料理などを作って、息子さんをサポートしているし、スナック時代から常連だったお客さんも多いんだそうです。
2杯目にサイドカーを、そして3杯目にアードベッグ10年をストレートでいただいて仕上げると、今日のお勘定は4,200円。
「アンカー」、「岩崎」、そして「両歓」と、「ナポレオン」出身のバーテンダーさんたちが大活躍しているのがいいですね!
・店情報
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