ベーコンエッグで燗酒 … お食事処「近江屋(おうみや)」(呉)
3軒目の大衆食堂「寿」を出たところで、まだ5時半。帰宅するには早すぎるので、さらに北上して、私自身も行ったことのないエリアに進出してみることにしました。
「寿」のある4丁目から、5丁目、6丁目と進みます。呉の町は、北上するにしたがって、だんだん丁目が上がっていくのでわかりやすい。7丁目に入ると酒王「千福」の醸造元・三宅本店がデ~ンと現れます。
その「千福」の工場を抜けた先、吾妻1丁目のバス停のすぐ近くに、いかにも古そうな(←ほめ言葉です!)食堂を発見。のれんには、「お食事処 近江屋」とあります。
そののれんを分けて中に入ると、店内はうなぎの寝床のように細長い造り。奥に向かって11席分のカウンター席が伸びていて、その内部が厨房。カウンターフロアの奥側にも、別室の座敷席があるようです。
店は、家庭の主婦のような感じの女将さんがひとりで切り盛りしており、先客は2人。カウンターの手前側と、中央部にそれぞれひとりずつ座っています。
私はカウンターの奥の方に座り、日本酒(400円)の燗をつけてもらっている間に、カウンター奥壁のメニューを確認し、ベーコンエッグ(500円)を注文します。
入口近くのおにいさんは、漫画本を読みながらカレーライス(600円)を食べています。中央部に座るおじさんは、焼酎を飲みながら、目はテレビで流れている女子バレーボールの試合(日本対ロシア)に釘づけです。
そこへ、これまたご近所の人らしい男性が入って来て、中央部のおじさんの近くへ。二人ともここの常連さんの様子。新しく来たおじさんも、ビールを飲みつつ目はテレビへ。
「カープの試合を見よるようじゃのぉ」
「ほうじゃのぉ。勝てる気がせん」
これには思わず笑ってしまいました。
「近江屋」にも1時間ほどの滞在。お勘定は900円でした。どうもごちそうさま。
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