陳列棚にハモおとし! … 「くわだ食堂」(呉)
「ハモ(鱧)が安いのにはびっくりしました。関西の半値以下で仕入れることができるんですよ!」
大阪の料理屋で修業した料理人が、呉に帰ってきて驚いたことのひとつとして、そんな話をしてくれたことを思い出しました。
陳列棚に並んだおかずを、自分で好きに取ってきて、食事をしたり、お酒を飲んだりするタイプの大衆食堂である「くわだ食堂」の陳列棚に、今日はなんとハモおとしが並んでいます。しかも、他の刺身など同じく400円! 迷うことなく手に取りました。
ちなみに、この400円という金額が、この店の陳列棚に並ぶおかずの最高価格です。
今日(5月26日)は、呉で開催された「減塩サミット」の初日。出展されている出店を見てまわったあと、同窓会経由で東京に帰るカミサンを呉駅で見送って、午後2時過ぎに「くわだ食堂」へとやってきたのでした。
「くわだ食堂」にはカウンター席はなく、4人掛けのテーブル席がずらり。土曜日の昼下がり、先客は男性中年客ふたり。私も含めて、みんなひとり客で、それぞれおかずを1~2品目の前に置いて飲んでいる状態。
平日の夕方は、会社帰りのサラリーマンが連れ立ってきていることも多くて、ワイワイと談笑する声が聞こえてくるのですが、今はテレビの音が流れている程度。とても静かな時間が、ゆったりと流れるように感じます。
私のほうは、ハモおとしをつまみに、大瓶ビール(550円)を1本あけたあと、燗酒(300円)をもらって、つまみはすき焼き風小鉢(250円)。このすき焼き風小鉢は、ここ「くわだ食堂」の定番メニューのようで、いつ来ても必ず並んでいるのです。
半熟卵をプツリとつぶして具に絡めながら、ひと口食べては燗酒をチビリチビリ。
ゆっくりと1時間半ほどの滞在。お勘定は1,500円でした。どうもごちそうさま。
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