呑める!お好み焼き屋 … お好み焼き「のぶ」(呉)
広島と言えばお好み焼き。県の観光キャンペーン「おしい!広島県」のサイトによると、県内のお好み焼き屋店舗数が日本一なのに、このタイプのお好み焼きが日本の標準にはなっていなくて、常に“広島風”と呼ばれるのが惜しい!
広島のお好み焼きは重ね焼き。丸く薄く広げた生地(溶いた小麦粉)の上に、キャベツ、モヤシなどの野菜、その上に注文に応じて豚肉、イカ天などの具材。さらに、そば(中華蒸し麺)、薄く広げた玉子が順に重なり、お好みソースをぬって、青海苔をふりかけたらできあがり。小さなコテで切り分けながら、コテのままいただきます。
せっかく広島にいるので、お好み焼き屋でも呑みたいと思っているのですが、これがなかなかむずかしい。
ラーメン屋でラーメンが主役であるのと同じように、お好み焼き屋ではやっぱりお好み焼きが主役。お好み焼きを注文して、それを待つ間になにか1品くらいつまみっぽい料理を注文し、ビールを飲みながら待つ。お好み焼きが出てきたら、それを一所懸命食べて終了というのが普通の流れ。なかなか“腰を据えて呑む”ということにはならないのです。
しかし、数あるラーメン屋の中に「御天」(下井草)があるのと同じように、お好み焼き屋の中にも、じっくりと腰を据えられる店がありました。それが「のぶ」です。ここに来る客は全員が呑む。お好み焼きももちろんあるのですが、つまみっぽい料理を焼いてもらって呑むことのほうが多いのです。
今日は、「オオムラ亜」で生ビールを呑み、「一二三」で〆のラーメンまで食べたあとで、3軒目としてやってきたこともあって、チューハイ(400円)をもらって、お通しがわりに出してくれた牛スジ煮込みを食べただけ。毎回それじゃ困るだろうけど、たまにはそんな呑み方も許してもらえるお店なのでした。
今度はたくさん食べますね。ごちそうさま。
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