通と食す屋台焼きそば … 屋台「富士さん(ふじさん)」(呉)
東京を出発して、四国→中国→近畿をロングツーリング中の飲み仲間・SaltyDogさんと行く呉酒場。3軒目は屋台の「富士さん」です。
SaltyDogさんは、「焼きそば名店探訪録」という、「焼きそば」の専門食べ歩きサイトも作られているほどの焼きそばフリーク。
ここ「富士さん」の名物料理がホルモン焼きそば(900円)なので、さっそくそれを1人前注文して、そのできあがりを待つ間に、おでんを2個ずつもらって、芋焼酎(黒霧島)の水割り(400円)で乾杯です。
屋台の「富士さん」は昭和49(1974)年の創業。今年で創業38年になります。
現在の店主・山内一寛さんは、創業店主であるお父さんの跡を継いだ2代目。4人兄弟の末っ子で、お父さんが屋台の「富士さん」を開いたときは、まだ高校生だったそうです。ちなみに、お母さんのお名前が富士子さんなので、店名が「富士さん」になりました。
この店を紹介するときに、いつも“屋台の”と枕詞(まくらことば)が付くのは、中通3丁目に、一寛さんのお姉さん夫婦がやっている“店舗の”「富士さん」もあるからです。
人気の名物料理・ホルモン焼きそば(900円)は、常連さんの希望で生まれた一品。定番メニューであるホルモン炒め(700円)に「麺も入れてくれ!」ということで作り始めたんだそうです。
とはいうものの、この店にある麺は、ラーメン(500円)を作るための中華麺のみ。
そこで、ラーメンを作るときと同じように、寸胴(ずんどう)で中華麺をゆであげて、それをしっかりと湯切りをして、ホルモン炒めに加えるようにしたんだそうです。
味付けも、ホルモン炒めを作るときと同じく、焼肉のタレ風のもの。
この店には、焼きそば(600円)というメニューもあり、これも同じく、ゆであげた中華麺で作ってくれる焼きそばなのですが、こちらはソースで味付けします。
中華麺ならではの、ツルツルっとした食感と、噛みしめるときのシコシコ感がおもしろんですよねぇ。クセになる一品です。
1時間ほどの滞在。お勘定は二人で2,100円(一人当たり1,050円)でした。どうもごちそうさま。
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