加水して変化を楽しむ … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)他
バー「アンカー」では、いつも1種類のウイスキーを、ひとり1ショットのみ、500円のサービス価格で提供してくれています。
これは日替わりとか週替わりではなくて、そのウイスキーのボトルが空けば、次のウイスキーに移るという仕組みです。今は「レッドブレスト12年」。普段は1ショット900円のアイリッシュウイスキーです。
これをストレートで注文すると、香りがわかりやすいように、チューリップグラスにウイスキーを注いで、加水用の水セットとともに出してくれます。
ストレートで出されるウイスキーのアルコール度数は40~45度。これに対して、ウイスキーの味や香りが一番わかりやすいと言われている度数は約20度なので、単純にはウイスキーと同じ量の水で割るといいんですね。この飲み方をトワイスアップと言います。
しかしながら、実際には味や香りの感覚は人によって違うもの。自分に最適な加水状態があるし、味がわかりやすい加水状態、香りがわかりやすい加水状態というのも存在するからおもしろい。
だから、ここ「アンカー」の加水セットは、小さなポットに入った水に、小さなスプーンとスポイトが添えられています。
ポットで大ざっぱに加水して、スプーンで調整。さらにスポイトで数滴分の微調整をしながら、自分の最適状態を探るのです。
プロのブレンダーならいざ知らず、私のような素人レベルだと、まぁ、お遊びの領域といった感じなのですが、それでもこれが楽しくて仕方がない。ちょっとした加水の違いで、味も香りも感じ方が変わるんですね。
2杯目に、季節のフルーツカクテルをお願いしたら、店主自慢のスイカのソルティードッグ(1,000円)が登場。スイカの季節になったんですねぇ。
チャージ(チャーム付きで500円)がついて、今日のお勘定は2,000円でした。
昼食は「関白」の昼メニューである半バラ定食(850円)をいただき、
夕方は広「かわすじ」のカワ、スジ、キモ、ツクネなどで飲み始め(お勘定860円)、
呉に戻って屋台「一二三」でおでん、なす塩もみで飲んだ後(お勘定1,850円)、
バー「アンカー」のウイスキー、チャーム、スイカのカクテルで〆たのでした。
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