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2012年8月

知る人ぞ知る老舗バー … バー「みのる」(新宿)

バー「みのる」


 高田馬場駅で解散して、京王線で帰宅されるNさんと二人で新宿へ。

「最後にもう1軒寄って帰りますか!」

 と向かったのは、新宿西口思い出横丁の地下にあるバー、「みのる」です。こんなところにバーがあるなんて、4年ほど前まで知りませんでした。知る人ぞ知る、昭和36(1961)年にトリスバーとして創業した老舗バーです。

 思い出横丁には、この店以外には地下の店はないんじゃないかなぁ。

 こんなに新宿駅から近い場所にありながら、サントリー角が水割りなら420円、ハイボールなら451円。オールドが525円で、カクテル各種が735円、中瓶ビールは577円です。

 Uの字型カウンターの、Uの左下隅の角(かど)のあたりに座り、Nさんも私も角(かく)のハイボール(451円)をもらって乾杯すると、今日のお通し(チャージ込みで630円)は冷やっこです。

 バーなのに、こうやって和風の料理が出てくるのが「みのる」のおもしろいところ。

 店のメニューにも、チーズ(525円)やピーナッツ(525円)に並んで、御新香(525円)や冷奴(525円)、薩摩揚げ(525円)、イカの一夜干し(735円)、ハス炒め(735円)といった、まるで居酒屋のような料理がずらりと並んでいるのです。

 ウイスキーのボトルをキープしている常連さんも多いようで、U字カウンターの真ん中の島には、キープボトルがぎっしり。

 キープボトルは角が4,830円、オールドが5,565円と続き、最高値(さいたかね)のジャックダニエルが6,090円。

 さらにもう1杯ずつ角ハイボール(451円)をおかわりして1時間ちょっとの滞在。お勘定は二人で3,060円(10円未満の消費税は切り捨て。ひとり当たり1,530円)でした。

 バー「みのる」を出たところで午後10時半。中野に向かおうと思って新宿まで来たのですが、ここからは西武新宿駅も近いなぁ。

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メニュー(税別表記) / 冷奴と角ハイボール / キープボトルがぎっしり

店情報前回

《平成24(2012)年7月24日(火)の記録》

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あれ?鈴木琢磨さん! … 手料理「一歩(いっぽ)」(高田馬場)

手料理「一歩」の大皿料理


「さあ、次へ向かいましょう!」

 そう言いながら、ホピオシリーズ制作のみなさんたちと4人で、さかえ通りを高田馬場駅方面へ。早稲田通りに抜けたところでバッタリと出会ったのは毎日新聞編集委員の鈴木琢磨(すずき・たくま)さんです。

「あっ! ごぶさたしています。」

「あれぇ。何してんのこんなところで。」

「いやぁ、これから二次会に行こうかと…」

「この近くにええ店がありますんや。行きましょ行きましょ、みなさんもご一緒に!」

 大都会・東京の片すみで、たまにこんなことがあるからおもしろい。遠慮なくみんなでついていくことにします。

 早稲田通りから右に折れて急な坂道を下り、小さな路地に入っていくと、その左手にあるのが琢磨さんお気に入りの手料理「一歩」。伊勢(志摩市)出身の女将が、伊勢料理などの手づくり料理を出してくれるんだそうです。

 直線カウンターにいたご常連さんたちお二人が奥のテーブル席に移動してくれて、我われはカウンター席に並んで座ります。

 ホワイトボードに手書きされた『本日のメニュー』から、とうがん鶏ミンチあんかけ(600円)、いかセロリキュウリ甘酢(650円)や、大皿に並ぶ料理をもらって、飲み物は琢磨さんのキープ焼酎を水割りでいただきます。

 この店のことが琢磨さんの毎日新聞夕刊連載「今夜も赤ちょうちん」で紹介されたのは今から5年前、2007年4月10日のこと。

『おかみさんは三重の人である。下戸なのに酒飲みのツボはちゃんと心得ている。大皿の煮物は外れがない。うれしいのは伊勢志摩の味。冬場なら的矢ガキあれこれ、これからはカツオを使った手こねずし。(中略)しこたま飲んだ締めの伊勢うどんもいい。』

 というのがその記事の一部。ひとりで来ても居心地がよさそうなお店です。

 いい店をご紹介いただき、本当にありがとうございました。>鈴木琢磨さん

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とうがん鶏ミンチあんかけ / 茄子とピーマンの煮物 / いかセロリキュウリ甘酢

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伊勢の「菜みそ」。酒にも合うし、ご飯にも合いそう! / のれん / 電灯看板

店情報

《平成24(2012)年7月24日(火)の記録》

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店情報: 手料理「一歩(いっぽ)」(高田馬場)

    手料理 一歩
  • 店名: 手料理 一歩
  • 電話: 03-3361-1375
  • 住所: 169-0075 東京都新宿区高田馬場3-11-10
  • 営業: 18:00-24:00(土は18:30- )、日祝と第1・3土休
  • 場所: JR/西武新宿線・高田馬場駅早稲田口(地下鉄からは1番または2番出口)を出て、早稲田通りを西(中野方面)へ。しばらく進み右手にある西友の先を右に折れ、急な坂道を下り、Y字っぽい突き当りを左折。道成りにしばらく進んだ左手。
  • メモ: カウンター8席、座敷15席。〔ホワイトボードの本日のメニュー〕マグロ刺身980、かつを刺身950、いか刺身680、金目かま煮580、小あじ南蛮づけ580、キングサーモンバター焼750、和風ステーキ1,450、辛口チョリソ500、とうがん鶏ミンチあんかけ600、いかセロリキュウリ甘酢650、とろとろとうふ600、ぎょうざ600、ゴーヤチャンプル650、豚の紅茶サラダ750、厚揚焼450、枝豆450、冷トマト350。公式サイトあり。(2012年7月調べ)

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マニアな本の打ち合せ … 焼き鳥「鳥やす本店(とりやすほんてん)」(高田馬場)

焼き鳥


 ホピオシリーズ第3弾の進捗確認を兼ねた打ち合せで、高田馬場にやってきました。

 ホピオシリーズの“ホピオ”というのは、“ホッピー親父”の略。『ホッピー好きな親父が行くような大衆酒場を紹介するガイドブックを作ろう』というコンセプトです。

 その第1弾は一昨年(2010年)2月に発売した「もつマニア」で、第2弾が昨年(2011年)7月発売の「さかなマニア」。そして現在進行形の第3弾が、今日のテーマとなっているもので、今年度中の出版を目指して、取材をすすめているところです。

 私自身も、監修という立場で、この本の制作にかかわらせていただいていますが、なにしろ呉にいることが多いので、首都圏での取材は、出版社(メディアパル)や編集プロダクションのみなさんに頼りっきりの状態なのでした。本当にありがとうございます。

 そんなこんなで、ひとしきり真面目な打ち合せを終えると、もちろんその次は、これまた久しぶりとなる懇親会。すぐ近くの「鳥やす本店」へとなだれ込みます。

 「鳥やす」という名のとおり、焼き鳥が安いのが、この店の大きな特徴。

 焼き物のご注文は単品2本からながら円、もつ63円、すなぎも63円、はさみ73円、正肉73円、かわ73円、はつ73円、ぼんちり73円、てばさき84円、つくね84円、なんこつ84円、ささみ94円という前時代的な低価格です。

 まずは生麦酒(中ジョッキ546円)をもらって乾杯し、つまみは焼き鳥の盛り合せ(もつ、すなぎも、正肉、はつ、ぼんちり、てばさき、つくねの7本セットが514円。タレ焼きで1人前、塩焼きで1人前をいただきます。

 1品210円で、きゅうり、人参、セロリ、キャベツ、大根、トマトが選べる生野菜(盛り合せもあり)はキャベツをいただいて、手羽先と野菜の煮込み(315円)も注文。

 リーズナブルな焼き鳥で下地を作ったところで、さあ次に向かいますか!

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「鳥やす本店」 / 鳥もつ煮、白レバーのポン酢醤油 / キャベツ、手羽先と野菜の煮込み

店情報前回

《平成24(2012)年7月24日(火)の記録》

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プロの書き手の方々と … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)他

「竹よし」にて


 今日は6人で「竹よし」のテーブル席です。

 今日のメンバーの一人目は、文筆家の木村衣有子(きむら・ゆうこ)さん。初めてお会いする木村さんと私の共通点はというと、同じ読売新聞夕刊の「ぶらり食記」に執筆させていただいていたということです。

 この「ぶらり食記」、週に1回の連載を、4人ほどの執筆者が持ち回りで担当するので、順番が回ってくるのは月に1回程度。

 私が2009年5月から2010年3月までだったのに対し、木村さんは同年(2010年)の5月から、今年(2012年)3月までと、すれ違っていたのがとても残念なところです。

 二人目の白井いち恵(しらい・いちえ)さんは、京阪神エルマガジン社東京別冊編集室を経て、今年からフリーの編集者・ライターになりました。今年6月に出版された「東京バス散歩」が、著者としてのデビュー作です。

 白井さんがエルマガジン社にいらっしゃったときには、私も「東京肉本」、「横浜本」、「東京通本」、「東京サク飲み!」などで、いろいろとお世話になったのでした。

 3人目の田之上信(たのうえ・まこと)さんは、フリーのライターであり、小岩の「野暮酒場」の店主でもあります。現実世界では「はじめまして」なのですが、本の上では、KKベストセラーズの「TOKYO大衆酒場」でご一緒させていただいているんだそうです。

 4人目は、読売新聞の記者さんということで、みなさんプロの書き手の方々ばかり。

 そして、この豪華なメンバーとの、今日のこの機会を作ってくれたのが、今日の5人目のメンバー、荻窪「やきや」のお手伝いをされている呑み仲間・ゆりちゃんです。

 「竹よし」の魚料理をたっぷりと堪能したあとは、野方の「秋元屋」で二次会。ゆりちゃんは、「秋元屋」の冷蔵庫前で働いていたこともあるので、まさに古巣ですね。

 午後5時に開始して10時半ごろまで、6時間近くの楽しい飲み会となったのでした。

・「竹よし」の店情報前回) / 「秋元屋」の店情報前回

《平成24(2012)年7月22日(日)の記録》

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新作料理?ナポリタン … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)他

スパゲティ・ナポリタン


 上の写真は「ペルル」の新メニュー(なのかな?私が知らなかっただけ?)スパゲティ・ナポリタン。ただし私がたのんだものではなくて、となりの常連さんが最後に注文された、〆のひと品です。

 店の切り盛りに加えて、調理も担当されているは山田さん。先代店主のころから「ペルル」を手伝っており、しかも、そのころからすでに料理も任されていたので、常連さんにとっても、『山田さんの料理』=『ペルルの料理』といった感じで、まるで違和感がありません。

 だから、このナポリタンのように、山田さんの作る新作料理は、そのまま「ペルル」の新作メニューとして認知されるのでした。

 今日は沼袋のもつ焼き「ホルモン」を出たあと、同じ沼袋の「たつや」にも立ち寄って、このところお気に入りのクエン酸サワー(380円)+追加のもろみ酢(100円)をいただきつつ、「たつや」の店主やご常連さんたちとの談笑タイム。1時間ちょっと、1,180円のお勘定で切り上げて、電車で都立家政へ。

 土曜日の今日は、「竹よし」の手伝いはキティちゃん。カウンター席には大常連のN尾さんや、かんちゃんたちの姿もあります。

 ここは「菊正宗」(350円)を燗酒でもらって、つまみはキティちゃん特製の「マニアな人のやみつきキュウリ」(300円)。

 「竹よし」もまた1時間ほどの滞在ながら、燗酒とキュウリだけで過ごしたので、お勘定はなんと650円ですって!

 平成13(2001)年7月に、この店に初めて来てから、10年以上になりますが、さすがに650円というお勘定は、最低新記録ですねぇ。たいへん失礼いたしました。次回はたくさんいただきますね。

 その「竹よし」のあと、テクテクと歩いて「ペルル」へとやって来たところ、今日はは大常連・T田さんのお誕生日なんだそうで、店内はおおにぎわい。お祝いのワインをいただいて、ウイスキーの水割りも飲んで、今日のお勘定は500円でした。ごちそうさま!

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「たつや」クエン酸サワー+もろみ酢 / 「竹よし」キュウリと燗酒 / 「ペルル」水割り

・「たつや」の店情報前回) / 「竹よし」の店情報前回) / 「ペルル」の店情報前回

《平成24(2012)年7月21日(土)の記録》

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東京に着くともつ焼き … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)

アブラ、テッポウ、シロ、レバ(たれ焼き)


 呉(広島県)を午後1時前に出発すると、西武新宿線・沼袋駅に到着するのは午後7時前。もつ焼き「ホルモン」に入ります。

 呉をはじめとする地方都市で、ほとんど見かけないのが、豚の内臓肉の串焼きなどを食べさせてくれる“もつ焼き屋”。

 だから東京に帰ってくると、まずまっ先に行きたいのが、もつ焼き屋なのです。

 焼き台を挟んで平行に伸びる2列カウンターの一角に陣取って、サッポロラガービール大瓶(500円)とお新香(110円)をもらい、レバ、アブラ、ヒモ、テッポウ(各110円)のタレ焼きを注文します。

 アブラはヒモ(腸)のまわりに付いた脂肪の部分。プルンとしたやわらかさと、脂肪ならではの甘みが特徴で、タレ焼きでも塩焼きでもおいしい一品。テッポウは直腸です。

 平成24年7月から、生食用の牛レバの販売・提供が禁止されたので、多くのもつ焼き屋でも、豚レバの生やレアでの提供を自粛中。何かあったときに、すぐに「では豚レバも」という話になりかねないからだそうです。

 今回の禁止は牛レバだけで、豚や鶏の生レバは大丈夫と思っていたのに、残念ながら、そういうわけにもいかないようですね。

 「商品にして売るほどはないから」と出してくれたのは、卵付きのコブクロ、ハツ下、タン下の3本。それぞれコブクロ、ハツ、タンの親戚的な部位ながら、ちょっとの違いで食感や味わいが大きく異なるのがおもしろい。

 さらに焼酎(230円)を梅割りでもらって、カシラ、ナンコツ、オッパイ(各110円)を塩焼きで追加。カシラは豚の頭部の肉。ナンコツは食道軟骨とその周辺の肉、オッパイはその名のとおり豚の乳房です。

 それぞれの部位に、それぞれの部位ならではの食感(弾力感)や旨み、香りがあるのが、もつ焼きのいいところなんですよねぇ。

 1時間ちょっとのもつ焼きタイム。お勘定は1,610円でした。どうもごちそうさま。

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「ホルモン」 / ビールとお新香 / 卵付きコブクロ、ハツ下、タン下(塩焼き)

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焼酎梅割り / ナンコツ、カシラ、オッパイ(塩焼き)

店情報前回

《平成24(2012)年7月21日(土)の記録》

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〔くれ便り〕 広島駅1番ホーム2号うどん売店

天ぷらうどん

 『くれ便り』ながら、その呉から新幹線経由で出かけるたびに利用する、広島駅1番線ホームの立ち食いうどん屋の話題です。

 店の角にかかっている提灯に「駅うどん」と書かれているので、いつも「駅うどん」とご紹介させていただくことが多いこのお店ですが、正式な名称は、この記事のタイトルにあるとおり、『広島駅1番ホーム2号うどん売店』という長い名前なんだそうです。

 経営しているのは広島駅弁当株式会社。明治34(1901)年に駅弁事業で創業し、その後、給食事業や、飲食店の経営にも業容を拡大していきながら今に至っています。

 広島駅構内には、この『2号うどん売店』の他に、『4・5番ホーム5号うどん売店』、『8番ホーム8号うどん売店』がありますが、2号売店が1日1,200食以上売り上げるのに対して、5号売店は250食以上、8号売店が200食以上程度だそうなので、2号売店がいかに人気があるかがわかります。

 改札口が近いという地理的条件もさることながら、他の売店がひとりで切り盛りしているのに対して、やや大型の2号売店は4人ほどで切り盛りしていて、うどんを作る専門の人がいることも大きいんだろうと思います。そのおかげで、注文してから、目の前にうどんが出てくるまで、1分もかからないのです。

 圧倒的によく出るのは天ぷらうどん(340円)。店内では単に“うどん”というと、天ぷらうどんのことを指すほどの人気商品です。

 この天ぷら、見かけは大きくてかき揚げ風ですが、具として小エビ(オキアミ?)が数尾入っているほかは、ほとんどが衣。この衣を、カツオ風味のダシをベースに、昆布と醤油などで味を調えたスープに溶かすようにしながら食べるのがいいんですよねぇ。

 しっかりと具が入った天ぷらがいい場合には、天ぷらうどん(340円)ではなくて、かき揚げうどん(420円)を選びましょう。

 それじゃ新幹線で東京へと向かいますか。

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「駅うどん」(2号うどん売店) / 食券販売機 / 天ぷらうどん辺り

店情報前回

《平成24(2012)年7月21日(土)の記録》

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ずっしりとがんもどき … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)

がんもどき、玉子


 毎月19日は「魚菜や」の“トークの日”。

 もともとは一部の常連さんが、「19日に集まって一緒に飲もう」と始めたものだそうなのですが、それがしばらく続くうちに、店の恒例行事として定着してきたんだそうです。

 そのトークの日には、まずお決まりの料理セットが出されたあと、おでんや大皿料理などが食べ放題、飲み物も飲み放題となります。

 今日の料理セットとして出されたのは、メンパチの唐揚げ、ヨリエビ、タコ酢物、小イワシ刺身などなどの、瀬戸内海の魚介類。

 そして奥の厨房から出されたのは、揚げたて熱々のアジフライです。

 このアジももちろん、地元・瀬戸内産。

 アジやサバなどの大衆魚の味(旨み)が濃いのが、瀬戸内海の魚介類の大きな特長。そしてこの濃厚な旨みに、日本酒が、特に呉の地酒がとてもよく合うのです。

 それにしてもこのアジフライ。肉厚で、身がふんわりとやわらかいのもいいですね。

 ひとしきりセットを食べ終えると、自分の好きな料理を注文します。

 今日のメニューに並んでいるのは、めざし、新ジャガと牛スジの煮込み、すき焼き風 白菜の煮物、いわしのつみれなど。

 関西風と関東風の味付けが選べるおでんは、アキレス、ロールキャベツ、じゃが芋、玉子、厚揚げ、昆布、ウインナー、ごぼう天、はんぺん、こんにゃく、大根、がんす、がんもどき、つみれといった品々です。

 まずは一品料理(おでんじゃないほう)の、いわしのつみれをいただきます。

 飲み物は、最初の生ビールから始まって、宝剣(仁方)、華鳩(音戸)、そして白鴻(安浦)へと、呉の地酒リレーです。

 最後に前割りの黒霧島(芋焼酎)と、おでんの玉子とがんもどきをもらうと、このがんもどきの具が多いこと。特に大豆がたっぷりと入っているのがいいですね。

 今回も満腹になって、トークの日を終えたのでした。どうもごちそうさま。

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「魚菜や」の暖簾 / お通し / たこ酢物

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小いわし刺身 / アジフライ / いわしのつみれ

店情報前回

《平成24(2012)年7月19日(木)の記録》

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スープが要、テール鍋 … 「關白(かんぱく)」(呉)

テール鍋


 金曜日は京浜地区からの出張者たちと4人で「關白」。晩酌セット(1,000円)に始まって、牛バラのジンギスカン鍋(1,260円)や、鯨の竜田揚げ(892円)と食べ進み、麦焼酎(二階堂)をボトル(2,310円)でもらって、名物のテール鍋(1,785円)です。

 テール鍋は、テールスープの材料として、5時間ほどコトコトと煮込んだ牛テールを3個ほど、スープごと寸胴から小さな鉄鍋に移し、強火でガァ~~ッと仕上げて、最後に菊菜をトッピングしたもの。

「昔は牛テールも安かったんですよ。今じゃ高いですけどねえ」と店主・堺勇人さん。

 昭和35(1960)年に、ここ「關白」を開店したのは、先代である、現店主のお父さん。中国からの引揚者だったんだそうです。

 この店の料理が、調理段階では基本的に味付けをせず、出されてからタレやポン酢醤油につけたり、自分でレモン汁を搾り入れたりして、あとで各人の好みで味付けするのも、実はお父さんが中国にいたときに身につけてきた流儀なんだそうです。

 テール鍋に入っている、とろとろにとろけるテールの肉も、一緒に出されるポン酢醤油につけていただきます。

 テールのうまみがたっぷりと溶け込んだテールスープは、そのまま飲んでも美味しいのですが、これもまたポン酢醤油をちょっと入れて飲むと、酸味が加わって、より濃厚なコクを感じることができるようになります。

 ラーメン(600円)や冷麺(700円)に使うスープは、このテールスープと鶏ガラ出汁を合わせたもの。うどん(600円)のスープは、テールスープといりこ出汁を合わせたものと、この店のさまざまなスープのベースに、このテールスープが使われているのでした。

 「關白」のお勘定は4人で13,500円(一人当たり3,375円)。2軒目はスナック「Aki」で飲んで歌い、3軒目は「のぶ」のホルモンうどん(700円)で本日の〆としました。

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ジンギスカン焼き(牛バラ) / 鯨の竜田揚げ / 「のぶ」ホルモンうどん

・「關白」の店情報前回) / 「のぶ」の店情報前回

《平成24(2012)年7月13日(金)の記録》

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汁まで完飲して超満腹 … 「關白(かんぱく)」(呉)

牛シロミ(ハーフ)


 昭和35(1960)年創業、ジンギスカン焼きとテール鍋が二大看板の「關白」で、2年ほど前にはじめたサービスメニューが、晩酌セット(1,000円)。エビス生ビール中ジョッキ(787円)に、ホルモン煮(小)(367円)と、鶏唐揚げ(小)(367円)が付いて、通常ならば1,400円なので、なんと約30%ものサービス。ただし、夕方5時から6時半までの時間限定メニュー(土日祝もOK)です。

 水曜日の今日は午後6時過ぎに店に到着し、その晩酌セットを注文すると、まず生ビールとホルモン煮(詳細は過去記事参照)が出され、追いかけるように注文を受けてから揚げてくれる鶏の唐揚げが出されます。この鶏唐揚げには、たっぷりと生野菜(それぞれ細切りにした玉ネギ、キャベツ、ニンジン、キュウリ)が添えられているのがうれしいですね。

 飲み物を酎ハイ(レモン)(525円)に切り換えて、牛シロミのジンギスカン焼きをハーフ(682円)で注文。牛シロミというのは、牛ミノのこと。たっぷりのお湯でゆでた牛シロミを、野菜(玉ねぎ、キャベツ、ピーマン)を敷き詰めたジンギスカン鍋の上にのせ、油をかけてドォ~ンと大きな炎を上げたら完成です。少し甘めの焼肉のタレでいただきます。

 これでもうお腹もいっぱいなのですが、最後は麺類で〆たい。酎ハイ(レモン)(525円)をおかわりして、うどん(630円)を注文すると、テールスープと、いりこ出汁を合わせたうどん専用スープを鉄鍋で沸騰させ、そこにうどん玉を入れてゆで、かまぼこと菊菜をトッピングして出してくれます。これをつけ麺スタイルで、一緒に出してくれる自家製ポン酢しょうゆにつけていただきます。

 うどんそのものもさることながら、テールスープをベースにした汁がいいんですよね。レンゲですくい、ポン酢醤油をちょいと混ぜつつ、汁まですべて完食して終了。

 超満腹になって、お勘定は3,360円でした。どうもごちそうさま!

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ホルモン煮(小)は / よくかき混ぜていただく / 鶏唐揚げ(小)

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酎ハイ(レモン) / 牛シロミのジンギスカン焼き(ハーフ) / うどん

店情報前回

《平成24(2012)年7月11日(水)の記録》

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日曜夜はラーメンで〆 … 屋台「一二三(いちにいさん)」(呉)

「一二三」の中華そば


 今日はそれほど暑くはない日曜日なんだけど、先週に続いて、今週も自炊する気分が盛り上がらず、朝食はカップ麺に、トマトと牛乳。カップ麺は、お気に入りのマルタイ「長崎ちゃんぽん」です。

 マルタイとの出会いは、博多で過ごした学生時代。今から35年ほど前のことです。昭和35年創業のマルタイの目玉商品はなんといっても棒ラーメン。ソーメンのようなストレート乾麺が、1袋に2食分入っていて、具なしでもけっこう美味しく食べることができる、学生生活の友だったのです。

 昼は昼とて、買い物に出かけたついでに、カレーの「仔豚」でカツカレー(630円)。

 この店は、今から38年前に発行された「呉うまいもん」(毎日新聞呉支局編、昭和49年発行)でもすでに紹介されているほどの老舗で、各種カレーはもちろん、ハンバーグなどの定食や、平日のランチも人気のお店です。

 夜は、午後7時半過ぎに屋台の「一二三」へ。通常は金・土の週二日が営業日の「一二三」ですが、金曜日が雨で開いていなかったので、今日はきっと開いてるだろうなと思ってやってきたような次第。

 金・土の営業に向けて、二日分の食材は仕入れているので、金曜日が雨だったりすると、土・日の営業にして、食材がムダにならないようにしているんでしょうね。金・土が連続雨のときは、日・月が営業の場合もあります。

 こういう普段開いていない営業日のときは、お客さんが少ないと思いきや、みなさん、その営業パターンをよく認識されていて、「やっぱり開いとったのぉ」と、うれしそうに入ってくるお客さも多いのでした。

 まずは瓶ビール(キリンラガー中瓶、550円)と、おでん(1本100円)は厚揚げと、牛スジ、アキレスをもらって飲み始め、麦焼酎水割り(400円)に切り換えて、ゴボウ天とジャガイモを追加。最後にラーメンで〆て、午後9時ごろのお勘定は1,950円でした。

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「仔豚」カツカレー / 「一二三」牛スジ、アキレス、厚揚げ / ゴボウ天、ジャガイモ

・「一二三」の店情報前回

《平成24(2012)年7月8日(日)の記録》

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加水して変化を楽しむ … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)他

ウイスキーと加水セット


 バー「アンカー」では、いつも1種類のウイスキーを、ひとり1ショットのみ、500円のサービス価格で提供してくれています。

 これは日替わりとか週替わりではなくて、そのウイスキーのボトルが空けば、次のウイスキーに移るという仕組みです。今は「レッドブレスト12年」。普段は1ショット900円のアイリッシュウイスキーです。

 これをストレートで注文すると、香りがわかりやすいように、チューリップグラスにウイスキーを注いで、加水用の水セットとともに出してくれます。

 ストレートで出されるウイスキーのアルコール度数は40~45度。これに対して、ウイスキーの味や香りが一番わかりやすいと言われている度数は約20度なので、単純にはウイスキーと同じ量の水で割るといいんですね。この飲み方をトワイスアップと言います。

 しかしながら、実際には味や香りの感覚は人によって違うもの。自分に最適な加水状態があるし、味がわかりやすい加水状態、香りがわかりやすい加水状態というのも存在するからおもしろい。

 だから、ここ「アンカー」の加水セットは、小さなポットに入った水に、小さなスプーンとスポイトが添えられています。

 ポットで大ざっぱに加水して、スプーンで調整。さらにスポイトで数滴分の微調整をしながら、自分の最適状態を探るのです。

 プロのブレンダーならいざ知らず、私のような素人レベルだと、まぁ、お遊びの領域といった感じなのですが、それでもこれが楽しくて仕方がない。ちょっとした加水の違いで、味も香りも感じ方が変わるんですね。

 2杯目に、季節のフルーツカクテルをお願いしたら、店主自慢のスイカのソルティードッグ(1,000円)が登場。スイカの季節になったんですねぇ。

 チャージ(チャーム付きで500円)がついて、今日のお勘定は2,000円でした。

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昼食は「関白」の昼メニューである半バラ定食(850円)をいただき、

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夕方は広「かわすじ」のカワ、スジ、キモ、ツクネなどで飲み始め(お勘定860円)、

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呉に戻って屋台「一二三」でおでん、なす塩もみで飲んだ後(お勘定1,850円)、

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バー「アンカー」のウイスキー、チャーム、スイカのカクテルで〆たのでした。

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《平成24(2012)年7月7日(土)の記録》

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フライで飲んでカツ丼 … お食事処「寿(ことぶき)」(呉)他

フライでビール


 飲みに行かない日は、単身赴任社宅で自炊生活をしているのですが、夏が来て暑くなってくると、調理場の熱気に耐えられなくなり、ついつい外食に頼る日が増えてきます。

 日曜日の今日も、朝・昼はなんとか社宅で食事をとったものの、夕方は、晩酌付きの夕食にしようかな、と「寿」へ。

 「寿」は、陳列棚に並んだおかずを自分で取ってくるタイプの大衆食堂ながら、店内の客はほぼ100%飲んでいるという、実質的には大衆酒場といってもいい店です。

 首都圏の大衆食堂にも、そんな店は多いですよね。町屋の「ときわ食堂」や、日暮里の「いづみや」などがその代表格だと思います。

 午後6時半の「寿」。今日の先客たちも、もちろんみなさん飲酒中。

 私も陳列棚から、小イワシとハムカツのフライ(300円)とサラダ(150円)を取って、テーブルのひとつに座り、すぐに注文を取りに来てくれた店のおばちゃんにビール大瓶(600円)を注文し、小イワシとハムカツのフライも、電子レンジで温めてもらいます。

 店の表のホワイトボードに書き出されている『本日のおすすめ』には、今いただいている小イワシとハムカツのフライ(300円)の他、エイの煮つけ(300円)、竹の子と小松菜の煮物(250円)、ひじき or きりぼし大根(各100円)が並んでいます。

 飲んでいるうちにカツ丼気分が高まってきたのですが、ここ「寿」のカツ丼は750円とやや高価。「寿」は、おかずや酒類はそうでもないんだけれど、ごはん系・うどん系が高いのが玉にきずなのです。

「平原」のカツ丼 量や食材の違いなどもあるので、単純に比較することはできませんが、ただの白飯にしても、「寿」は大250円・中200円・小150円と、「森田食堂」の大220円・中180円・小170円や、「くわだ食堂」の大200円・中160円・小140円と比べてやや高い。

 そこで「寿」を出て、社宅への帰り道に、「平原」のカツ丼(味噌汁付きで500円)を食べて、今日の夕食としたのでした。

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《平成24(2012)年7月1日(日)の記録》

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冷奴をつまみに燗の酒 … そば処「平原(ひらはら)」(呉)他

冷奴と燗酒


 本日3軒目となる「平原」で、冷奴(150円)と燗酒(「千福」上撰1合380円)を注文したら、出された冷奴がドカンと半丁分。これだけで、1合の燗酒は十分です。

 土曜日の今日は、午後4時の「オオムラ亜」からスタート。新たに加わったつまみ、ミックスナッツ(200円)で生ビール(500円)を3杯ばかりいただきます。

 「オオムラ亜」になってから、店主の亜矢さんや、手伝っている女性陣が、ちょいと話相手をしてくれたりするので、居心地が良くて、ついついジョッキが進んでしまいます。

 女性客が多くなったのも、みんなを長っちりにさせている原因だろうと思います。

 2軒目は、先日、出汁のよく効いた和風ラーメンがとても気に入った「寿里庵」で、燗酒(500円)をもらって、つまみには“砂ずりニラもやし炒め”を注文。砂ずりというのは、鶏の砂肝のことです。

 今日の「寿里庵」は、私も含めて男性ひとり客のみが3人ほど。

 店は女将さんが一人で切り盛りしていて、料理をするときは奥の厨房に引っ込むので、お客はみんな奥に置かれたテレビを見ながら、シーンと飲み食いしています。

 お通しのカニかまとキュウリのサラダで、燗酒はほぼ飲みきって、砂ずりニラもやし炒めが出てきたところで、焼酎(400円)を水割りで出してもらいます。

 2品めのつまみは、メニューを見ていて気になった“とろろ納豆”を注文。醤油をちょっと回しかけて、かき混ぜてズズッといただくと、これは燗酒のほうが良かったですね。

 今日は大常連さんがいないのか、店内があまり活性化しない(にぎやかにならない)ので、早々に切り上げて、3軒目の「平原」で、冷奴に燗酒をもらったのでした。

 その冷奴も食べ終えて、午後8時ごろ、きつねうどん(きざみあげ、300円)に、生玉子(50円)を落としてもらって今日は〆。

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「オオムラ亜」ミックスナッツ / 「寿里庵」お通し / 砂ずりニラもやし炒め

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「寿里庵」とろろ納豆 / 醤油をかけて、かき混ぜて / 「平原」きつねうどん+生卵

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《平成24(2012)年6月30日(土)の記録》

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瀬戸の小魚に始まって … 居酒屋・食事「せとや」(呉)

小イワシ刺身とアジ南蛮漬け


 今日も今日とて、会社の仲間10人ほどで集まって宴会です。会場は「せとや」。看板には『居酒屋・食事』と書かれていて、定食もあり、酒もあり、そして宴会も可能というマルチパーパスな食事処です。

 1階はカウンター席とテーブル席で、ひとり客が食事をしていたり、少人数のグループ客が飲んでいたりします。2階が座敷の宴会場で、最大40人くらいまでの宴会が可能。

 今日は2,500円の食事に、1,500円で2時間飲み放題が付いた、4千円のコースを選択。

「瀬戸の小魚があったらぜひお願いします」

 と事前にお願いしていたら、最初の料理として小イワシの刺身と、アジの南蛮漬け、イサキの煮付けを出してくれました。

 このあたりの南蛮漬けは、焼いたり、煮付にしたりするのと同じ魚を、丸ごと1尾、南蛮漬けにすることが多く、とても食べごたえがあって、いいつまみになるのです。

 アジの他にも、メバルや、小型のタイなどの丸ごと南蛮漬けが美味しかったなあ。

 飲み物のほうは生ビールでの乾杯から始まって、私はすぐに燗酒に移行。燗酒のシーズンは重陽の節句(9月9日)から、桃の節句(3月3日)までと言われますが、呉の酒飲みには、年中いつでも燗酒を飲む人も多いのです。私も燗酒が好きなので、季節に関係なく燗酒を飲むことが多いのでした。

 続いて出された大皿には、枝豆や玉子焼き、串カツ、ポテトフライ、さらにはスイカまで盛り合されていて、あちこちに席を移動しながら、ちょいとつまむのにちょうどいい。

 飲み放題のほうは、焼酎を選択する人が多いようで、焼酎のボトルと水・氷、ポットのお湯などは、最初から壁際のテーブルにドンと置かれていて、自由に注いでいいようになっています。

 〆は、なんとざるそば。うどん文化圏の呉で、そばが出てくるのは珍しいかも。きっちりと満腹になって、宴席を終えました。

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小イワシ刺身 / 大皿料理 / 〆のざるそば

店情報前回

《平成24(2012)年6月29日(金)の記録》

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知る人ぞ知る隠れ定番 … お好み焼き「のぶ」(呉)

コンビーフ入りオムレツ


 来るといつもネギ焼き(500円)やトロロ焼き(700円)を注文してしまうことが多い「のぶ」ですが、実は壁のメニューに掲げられているもの(約20品)以外にも、呑兵衛好みのする料理があることが判明!

 というか、私が知らなかっただけで、この店の常連さんたちにはすでによく知られている、隠れ定番的な裏メニュー群のようです。

 まずは豆腐ステーキ。これは材料の豆腐を買っているときにだけ作ってくれる料理で、鉄板の上で豆腐をこんがりと焼き、好みに応じて、醤油か味噌ダレで味をつけてくれます。

 醤油の場合は、焼いた豆腐に醤油をかけ、刻みネギと削り節をトッピング。好みで刻んだ紅ショウガもトッピングします。

 味噌ダレの場合も、先に味噌ダレをかけてから、最後に刻みネギをトッピングします。

 醤油も味噌ダレも、かけた瞬間にジュワァ~~ッという音とともに、芳ばしい香りが広がってくるのがいいですね!

 ポテトのチーズ焼きは、食べやすい大きさに切り分けたポテトを電子レンジで下ごしらえしてから鉄板上に置き、とろけるチーズとマヨネーズをのせて蒸し焼きにした、とてもシンプルな料理。でもこれがビールやチューハイなどの冷たい飲み物に合うんですねぇ!

 コンビーフ入りオムレツは、スライスした玉ネギと、刻みネギを鉄板の上に広げ、その上に“ノザキのコンビーフ”をのせて、ほぐしながらコンビーフ野菜炒めを作ります。

 しかるのちに、そのすぐ横に玉子2個を割って、コテで丸く広げたら、その上にコンビーフ野菜炒めをのせて、くるりと包み込みます。上からケチャップをかけたら、コンビーフ入りオムレツのできあがりです。

 今日作っていただいた料理は、隠れメニューのほんの一部分らしく、本当はもっともっとある様子。それらが分かればまたご紹介していきたいと思います。

 今日も、ごちそうさまでした!

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豆腐を鉄板にのせ / こんがり焼けたら / 醤油をかけてトッピング

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味噌ダレをかけて / ジュワァ~ッときたら / 刻みネギをのせて完成

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ポテトにマヨとチーズをのせて / 蒸し焼きしたら / ポテトのチーズ焼き

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野菜にコンビーフをのせて / コンビーフ野菜炒めを作り / 玉子でくるりと巻く

店情報前回

《平成24(2012)年6月27日(水)の記録》

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平日はコースがお得! … 伊酒屋「ヴェッキオ(Vecchio)」(呉)他

地鶏のアルフォルノ


 店の真ん中にデンと据えられた薪釜で、ピッツァや、季節の食材を焼いてくれる伊酒屋「ヴェッキオ」。“伊酒屋”と銘打っているとおり、それらの料理を肴に、ワインやカクテル、焼酎、日本酒などをグイグイと楽しめるお店でもあります。

 そんな「ヴェッキオ」。前回もご紹介したとおり、平日(月~木)は、コース料理+2時間飲み放題が4千円という、とてもお得なコースを設定してくれています。

 今日は仕事関係のメンバー10人ほどで、その4千円コースで懇親会です。

 まずは生ビールをもらって乾杯すると、最初の料理はこの季節ならではの焼き枝豆。枝付きの枝豆を、そのまま薪釜で焼いて、仕上げにサッと塩をふっただけのシンプルな料理ながら、枝豆のうま味がどこにも逃げ出すことなく、ギュッと凝縮されているので、口の中に入れた時のコクが、ゆでた枝豆とはまるで違うんですね!

 さらにはカルパッチョやパスタ、ピッツァなどなど、「ヴェッキオ」ならではの自慢の料理が続き、セコンド・ピアット(メイン)として出してくれたのは、薩摩地鶏の骨付きもも肉を焼き上げた「地鶏のアルフォルノ」。これまたワインが進む一品ですねぇ。

 この平日だけの飲み放題付き4千円コース。何度も利用させてもらってますが、ものすごくおすすめだと思います。

 「ヴェッキオ」を出たところで解散し、東京から出張で来ている何人かのメンバーと一緒に「どん底」へと向かいます。

 ど~んと広くて重厚なカウンター席に、ずらりと並んで座り、いつもの「竹鶴17年」をロックでいただきます。他のみんなも、同じく「竹鶴17年」のロック。

 これほど毎回「竹鶴17年」を飲ませてもらうのであれば、いっそボトルキープしたほうがいいのかもなぁ、と思った一夜でした。

 お勘定も、これまたいつものようにひとり3千円ほどでした。どうもごちそうさま。

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《平成24(2012)年6月26日(火)の記録》

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噛まんでええチーズ? … ビヤハウス「オオムラ亜(おおむら・あ)」(呉)他

生ビールといかり豆


「えっ?! 噛まんでええチーズ? そんなもんがあるんね?」

「いや、違います違います。こっちのお客さんが注文したのはカマンベールチーズ(200円)ですよ(笑)」

 旧「オオムラ」時代に比べて、つまみのメニューが増えたからか、ときどき漫画のような面白いやりとりを聞くことができておもしろい。かく言う私もつい先日、

「あご野菜(やさい)ちくわください」

 と注文したら、「えっ?!」と何か言いたげな表情の店主・亜矢さん。もう一度よ~くホワイトボードを確認したら、実は、あご野焼(のやき)ちくわだったのでした。

 土曜日の今日は、午後4時ごろ「オオムラ亜」へ。入口を入ってすぐのところで、呉に出張中のKさんが飲んでいたので、私もその横に座り、生ビール(500円)で乾杯です。

 別に打ち合わせをしたわけでもないのに、月刊「くれえばん」の木戸編集長や、昨夜もご一緒させていただいたSさん、昨夜のスナックで我われのテーブルについてくれたK子ちゃんもやってきて、早い夕方にもかかわらず、いい盛り上がりです。

 Kさんは、今日中に東京に帰らないといけないということで5時過ぎに席を立ち、私も7時頃にボチボチと終了。生ビール6杯と、いかり豆(200円)、カマンベールチーズ(噛まんでええチーズ、200円)、マカロニサラダ(300円)をもらって、今日のお勘定は3,700円でした。ごちそうさま。

 2軒目は屋台の「一二三」へ。焼酎の水割り(400円)をもらって、おでん(各100円)はスジ、アキレス、糸コンに、二皿目で厚揚げと玉子も追加します。

 そろそろ〆のラーメンかな、というころに屋台に入りきれないお客さんが出てきたので、お勘定をしてもらって(900円)、席を譲り、〆は「山乃家」のかけうどん(330円)にしたのでした。

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いかり豆 / カマンベールチーズ / マカロニサラダ

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「一二三」糸こん、すじ肉、アキレス / 厚揚げ、玉子 / 「山乃家」かけうどん

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《平成24(2012)年6月23日(土)の記録》

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出もどって〆ラーメン … 屋台「一二三(いちにいさん)」(呉)他

出もどって〆ラーメン


 金曜日ながら、飲み始めがすっかり遅くなってしまい、午後9時ごろに「一二三」です。瓶ビール(550円)と豚耳(600円)を注文し、その豚耳ができるまでの間に、おでんの大根と厚揚げ(各100円)をもらってスタート。

 豚耳ができてきたところで、焼酎(いいちこ)の水割り(400円)に切り換えて、豚耳のプリッ、コリッとした食感を味わいます。

 とそのとき、ピピピッと鳴った電話は「オオムラ亜」の店主・亜矢さんです。

「東京に転勤したKさんが出張で帰ってきて、Sさんと3人で飲んでるから来ない?」

 おぉ、それは行かねば。大急ぎで豚耳を食べ終えて、「あとでまた来ますね」とお勘定。3人が飲んでいる「酒狸」へと向かいます。

 Kさんは、亜矢さんが前にやっていた「有象無象」の大常連さん。ラム酒にとても詳しくて、いろいろと教えてもらったりしていたのですが、昨年の春、東京に転勤になったのでした。今日は久しぶりの呉出張で、「オオムラ亜」にも初めて行ってきたんだそうです。

 いっぽうのSさんも「有象無象」と「オオムラ亜」の大常連で、こちらは大の日本酒党。今日も注文するお酒を選んでくれています。

 「酒狸」でたっぷりと日本酒を堪能したあとは、Sさん行きつけのスタンドで飲み、日付けが変わるころ解散。ひとり「一二三」へともどり、〆のラーメン(500円)です。

「先週、森貞くん(「アンカー」の店主)が来てくれたんじゃが、屋台を早じまいせんといけん日で入れんかったんじゃ」と女将。

「じゃ、これからアンカーに行って、今日は普通に開いとるよ、と伝えておきます」

 ということで、ラーメンを食べ終えたあと、午前1時前にバー「アンカー」へ。「一二三」の女将さんからの伝言を伝え、飲み物はパッションフルーツのカクテル(1,000円)から、今月のウイスキー(500円)であるブラントンへ。ゆっくりと1時間ほど楽しんで、金曜日の夜を締めくくったのでした。

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「一二三」おでん / 豚耳

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「アンカー」フルーツカクテル / チャームのポテサラ / ブラントン・ソーダ

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《平成24(2012)年6月22日(金)の記録》

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老舗酒場で電氣ブラン … 居酒屋「どん底(どんぞこ)」(呉)他

電氣ブラン


 男3人でめぐる呉酒場。2軒目は「関白」のとなりのとなり。「どん底」です。

 「どん底」の創業は昭和28(1953)年。現在は、昭和4(1929)年生まれの女将が、ひとりで切り盛りされています。

 ゆったりと広く造られた店内で、女将さんが語ってくれる、呉の酒場の昔話を聞きながら、Kさんはフォアローゼスをロックで。Uさんと私は竹鶴17年をロックでいただきます。

 どっしりと重厚で、あたたかなぬくもりさえ感じるカウンターは、樹齢400年の欅(けやき)の1枚板を、手前と奥に2枚連結して、1メートルほどの奥行きを持たせたもの。

 実は今日までは、これ全体が欅の1枚板で、奥行き側の真ん中にすき間があるのは、それが割れたんだろうと思い込んでいたのです。

 ところがそうではなくて、おなじ欅から取った2枚の1枚板を、前後に接いでいたのでした。きっちりと聞いてみるもんですねぇ。

 Kさんが、バックバーの棚に並ぶお酒の中に、電氣ブランがあるのを発見。2杯目は3人とも、その電氣ブランをもらって、お勘定は3人で9千円でした。

 3軒目は「魚菜や」。今が旬の小イワシ刺身をもらって、地酒は「宝剣」から「雨後の月」。おでんをつまみながら、黒瀬(東広島市)の地酒「賀茂金秀」もいただきます。

 4軒目はスナック「Aki」でカラオケ大会。

 5軒目のお好み焼き「のぶ」では、今日もネギ焼き(600円)とトロロ焼き(700円)をつまみに酎ハイ(400円)をグビグビ。

 今日は1、3、5の奇数軒目に飲んで食べる店を。2、4の偶数軒目に飲んだり歌ったりするのが中心の店を持ってきたのですが、それでも最後はやっぱり麺類が欲しい。

 今日は雨で屋台は出ていないので、6軒目は「うどんの天」で瓶ビール(550円)をもらって、かけうどん(450円)で〆。

 午後6時から午前0時半まで。6時間半、6軒の呉酒場めぐりを終えたのでした。

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「魚菜や」小イワシ刺身 / 「のぶ」ネギ焼き / 「うどんの天」かけうどん

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《平成24(2012)年6月21日(木)の記録》

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エビス大生1リットル … ジンギスカン焼「関白(かんぱく)」(呉)

ホルモン煮と生ビール大


「浜田さんおすすめの呉の酒場に連れて行ってもらいたいんですけど」

 広島市内に住んでいる仕事仲間お二人から、そんなありがたい申し出をいただいて、今日は3人で、呉最大の飲み屋街である中通(なかどおり)へとやってきました。

 1軒目はやっぱりグイッと生ビールがいいですよね。ビヤハウス「オオムラ亜」は本日臨時休業なので、今日はがっつりと食事もできる「関白」を、1軒目の店に選びました。

 男3人で直線カウンターに並んで座り、まずは生ビール大(997円)とホルモン煮(525円)を、それぞれ3人前ずつ注文します。

 ここのビールは、呉では数少ないエビス生ビール。大ジョッキの容量は1リットルです。

 中ジョッキ(735円)の容量が500ミリリットルなので、量は倍なのに、値段は1.36倍と、とってもコストパフォーマンスがいい。だから、この店の常連さんは、みなさん大ジョッキでグイグイといくのです。

 ホルモン煮は、小さく切り分けた豚のハツ(心臓)、フワ(肺)、ガツ(胃)、コブクロ(子宮)、シロ(腸)とコンニャクを水煮して、熱々のところをポン酢醤油を入れた小鉢に盛って、刻みネギをたっぷりとトッピングし、よ~くかき混ぜてからいただく一品。

「水煮だと、匂いがきついんじゃないの?」

 と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ゆでては水を捨て、またゆでては水を捨てを3回繰り返すことによって、臭みが全くない、やわらかい食感の豚もつになるのでした。逆に、もつ好き(もつマニア)にはちょっともの足りないかもしれませんね。

 名物のジンギスカン焼きは、人気の牛バラ(1,260円)と、豚耳と足のミックス(1,050円)を、それぞれ1人前ずつもらうと、もうそれだけで3人ともお腹いっぱい。

 お勘定は3人で6,870円(一人当たり2,290円)でした。どうもごちそうさま。

 さあ、次へ向かいましょう!

ホルモン煮 牛バラのジンギスカン焼き 豚耳と足のミックス
ホルモン煮 / 牛バラのジンギスカン焼き / 豚耳と足のミックス

店情報前回

《平成24(2012)年6月21日(木)の記録》

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甘さが旨い細ラーメン … 味処「寿里庵(じゅりあん)」(呉)他

和風ラーメン


 仕事関係の懇親会で出かけたのは「酒狸」。店の存在は知ってましたが、今回が初訪です。

「刺身の盛り合わせしかたのんでませんから、あとはみなさんが好きなものをどうぞ」

 さっそくメニューを確認すると、呑ん兵衛好みのする料理がずらりと並んでいて、日本酒、焼酎の品ぞろえもすばらしい。しかも午後8時までの時間帯は、飲み放題用の酒類がすべて1杯270円というサービス価格です。

 午後6時から、3時間半もたっぷりと飲み食いしたにもかかわらず、8時までのサービスタイムの効果は抜群で、お勘定は7人で20,130円。ひとり平均2,876円という安さでした。

 店の人の対応もよく、カウンター席もあるので、1人でじっくりと飲んでみたいですね。

 「酒狸」の前で解散したものの、最後に麺類で〆ようと、ひとりですぐ近くにある味処「寿里庵」ののれんをくぐります。

「いらっしゃいませ」と迎えてくれる女将に、

「え~と、和風ラーメン(550円)をお願いします。あとビール(550円)」と注文。

 「はい」と返事した女将さん、すぐに中瓶ビールとグラス、そしてお通しを出してくれて、最初の1杯を注いでくれます。

 待つことしばし。出された和風ラーメンは、いかにもダシがよく効いてそうな透明スープ。レンゲですくって、ひと口スープを飲んでみると、甘さがうまい! これはすごいぞ!

 麺は細くて、博多ラーメン風ですが、実際に食べてみると、博多ラーメンのような硬麺(かためん)ではありません。

「呉は細うどんが有名やけど、うちのは細ラーメンなんよ」と女将さん。開店以来ずっと、すぐ近くの製麺所で打ってもらった中華麺を使っているんだそうです。ダシも、昔から変わらずカツオと昆布で取ったもの。いりこダシが多いこの地方では珍しいですね。

 「森田食堂」のラーメンもおいしいけれど、ここの和風ラーメンもいいですねえ!

 30分ほどの滞在。お勘定は1,350円でした。

・「酒狸」の店情報 / 「寿里庵」の店情報前回

《平成24(2012)年6月20日(水)の記録》

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店情報: 銘酒処「酒狸(さけたぬき)」(呉)

  • 店名: 銘酒処 酒狸
  • 電話: 0823-24-3238
  • 住所: 737-0046 広島県呉市中通2-5-12
  • 営業: 17:00-24:00(23:30LO)、不定休(月~木はランチ営業もあり)
  • 場所: 本通二丁目交番前交差点近く。呉信用金庫本店の裏手。呉駅から、徒歩15分ほど。
  • メモ: 日本酒約60種、焼酎約30種が揃う銘酒居酒屋。カウンター7席+掘り炬燵35席。午後8時までは、飲み放題用の酒類がすべて1杯270円。
    【イチオシメニュー】狸セット(生ビール又はチューハイ1杯+小鉢2品+刺身)1,050、刺身盛り合わせ1,050。
    【季節メニュー】小いわしの刺身・天ぷら各630、つぶ貝630、鯛の肝の煮付525、ゴーヤーチャンプルー630。
    【はやく出来るメニュー】じゃこ天315、がんす315、とり皮のみそ煮315、かにみそ豆腐315、かにみそ315、もずく315、冷奴315、温奴315、枝豆315、豆腐サラダ315、いかの塩辛315、たこの塩辛315、もろきゅう315、梅きゅう315、トマトスライス315、水菜とトマトのサラダ315、鶏の南蛮漬け315、かにの酢の物525、かにサラダ525、豚の角煮525、ぶりのあら煮525、漬け物盛り合わせ525。
    【揚げ物】ジャーマンフライドポテト315、ささみのチーズカツ315、鶏の唐揚げ420、手羽先の唐揚げ420、揚げたこ焼き420、チーズポテトの揚げギョーザ525、チーズコロッケ525、揚げギョーザ630、串カツ(2本)630、チーズ包630、カキフライ(秋~春)630。 【蒸し物・その他】あさり酒蒸しバター焼525、和風オムレツ525、海老ギョーザ525、湯豆腐525、小龍包630、海鮮サラダ630、カルパッチョ(生ハムなど日替わり)630、鴨の燻製840、猪の燻製840、牛のタタキ840。
    【熊本 馬刺し】赤身・こうね(たてがみ)・馬レバ刺し・バラ(ふたえご)各630、霜降り馬刺735。
    【ミンク鯨】くじら刺し(赤身)840、くじらカツ945、おばいけ840、潮吹ベーコン1,050。
    【炭焼】もも串(2本)420、ささみの梅しそ焼(2本)420、豚リブ炭焼630、猪ロース炭焼1050、鴨と白ネギ焼1050、厚切りベーコンステーキ525、しいたけバターしょうゆ157、白ネギ串(2本)210、しいたけ串(2本)210、にんにく丸焼210、エリンギ210、山いも210、日替わり野菜盛525、ししゃも525、干物はたはた、アジなどの日替わり525。
    【鉄板焼】牛ジャンボステーキたっぷり300g1260、せせりと白ネギ525、じゃがバター525、山芋バター525、えのきとしいたけ420、山芋のすったの630、じゃがチーズ630、エリンギベーコン525、えのきベーコン525。
    【炒め物】とうふチャンプルー525、ゴーヤーチャンプルー夏のみ630、豚キムチ525、カルビ炒め525、げそバター525、砂ずりバター525、とうふステーキ525、ウインナー炒め420、豚耳・豚足各525、和風やきそば525。
    【ごはんもの】じゃこめし味噌汁、漬け物付525、海鮮丼940、ステーキ丼787、焼鳥丼735、カルビ丼735、お茶漬け梅・鮭525、おむすび梅・鮭・おかか157、冷や汁夏のみ840、白ごはん210、味噌汁(単品)105。
    【飲み物】生ビール(樽詰め生)380、生ビール(プレミアムモルツ)580、日本酒(地酒)各種525~、焼酎各種420~、サワー各種420~、カクテル各種525、ソフトドリンク各種210~。
    【コース】2時間飲み放題付きコース3,700、4,200、4,800、5,300など。(2012年6月調べ)

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呉酒場さんぽ〆の1軒 … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)

アードベッグ10年


 「のぶ」を出たところで午前0時半。店の前で解散して、倉嶋編集長を今日の宿へと送っていきつつ、最後にもう1軒と、今日の4軒めとなる「BAR ANCHOR」に入ります。

 この店を一人で切り盛りする森貞慶章さんは、30歳という若さながら、すでにベテランの風格で、とても居心地がいいのです。

 料理屋は料理が主で、酒は従。居酒屋は料理と酒がちょうどいいバランスなのに対して、バーの主役はあくまでも酒。まず第1に酒があって、会話や料理がその後に続きます。

ジン・トニック 今日の主役。倉嶋編集長はブラッディ・マリーを、私はジン・トニックを選びます。

 こうして一緒に注文すると、同時進行でカクテル作りを進めていって、最後はほぼ同時に、でもちょっとだけレディーファーストで出してくれるのが、なんとも心憎いですね。

 主役が出たら、次は会話。カウンターでの会話は、ひとりで静かに飲んでいるお客にとっても格好の酒の肴。ここで小粋な会話ができるとすばらしいのですが、たいていは酒場での失敗談になってしまうのがくやしいなあ。

 倉嶋さんの2杯めはレッド・アイ。1杯めのブラッディ・マリーがウォッカ+トマトジュースだったのに対して、2杯めのレッド・アイはビール+トマトジュース。今夜はトマトジュースで攻めているようです。

 私の2杯めはアードベッグのストレート。最後の1杯は、アードベッグかマティーニで、ガツンと強烈に締めるのが好きなのです。

 東京で飲んでるときは、帰り道が気になったりするのですが、今日は、倉嶋編集長の宿も、私の社宅も、ここから徒歩2分ほど。しかも同じ方向なので、とっても安心。

 ひとつ問題なのは、呉には倉嶋さんが大好きな、夜中でも開いてるハンバーガー店があまりなくて、「富士そば」にいたっては1軒もないこと。この点だけを心配しつつ、「倉嶋編集長と行く呉酒場さんぽ」、全4軒を、無事にまわり終えたのでした。

 遠くまでお越しいただき、本当にありがとうございました。またの来呉を、心からお待ちしております。>倉嶋さん

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《平成24(2012)年6月19日(火)の記録》

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鉄板カウンターで飲む … お好み焼き「のぶ」(呉)

ネギ焼き(1/4)


 倉嶋編集長と行く呉酒場さんぽ。

 3軒めとして、前に来られたときに店内の様子をのぞき見ただけだった、呉最古のスタンドバー「どん底」を目指しますが、台風の影響か、残念ながら今日はお休み。

 それじゃ、と次に向かったのはお好み焼きの「のぶ」です。せっかく呉(広島)にいらっしゃったんなら、やっぱり鉄板でできたカウンターでも飲んでいただかないとね!

 「のぶ」は、その営業時間が午後5時から、日付けが変わって午前1時までということからもわかるとおり、完全なる酒場。この店で飲んでいない人はいないという、実に呑ん兵衛向きのお好み焼き屋さんなのです。

 「くれえばん」の木戸編集長、菅原さんと4人で、鉄板カウンターの角を挟むように座り、酎ハイ(アサヒの樽ハイ、400円)をもらって乾杯。つまみにはネギ焼き(600円)とトロロ焼き(700円)を、それぞれ1人前ずつもらって、4つに分けてもらいます。

 こういう注文を聞いてもらえるのも、呑ん兵衛にはありがたいところ。少量ずつ、いろんな肴をつまみながら飲みたいですからね。

 ネギ焼きは、薄く広げた生地に、刻みネギをたっぷりとのせて焼き上げた、ネギだけのお好み焼きで、実はこれが広島焼きの元祖。

 現在は、具材が何層にも重なっているのが大きな特徴の広島焼きですが、終戦直後は、広島で盛んに栽培されていたネギが主たる具材だったんだそうです。その後、ネギが値上がりしたため、より安価だったキャベツへと、具材の主役が交代していったのでした。

 トロロ焼きは、注文を受けてからすりおろした山芋に、刻みネギを混ぜて、そのまま鉄板で焼き上げた一品。仕上げにのせる大量の削り節がウネウネと踊ります。アツアツ、フワフワ、トロトロの食感がいいですね!

 鉄板料理以外にも、いつも何品かの肴が用意されている「のぶ」。今日はなんと小イワシ刺身を出してくれました。さすが旬ですね!

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トロロ焼き / 小イワシ刺身

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《平成24(2012)年6月19日(火)の記録》

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瀬戸内の肴に呉の地酒 … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)

瀬戸内の肴に呉の地酒


 「古典酒場」の倉嶋編集長と行く呉酒場さんぽ。1軒め、「オオムラ亜」の生ビールで下地を作ったあと、2軒めは、月刊「くれえばん」の木戸編集長、編集の菅原さんと4人で、地元・呉の食材を使ったおばんざいとおでんで、呉の地酒5種や焼酎各種を飲むことができる「魚菜や」へと移動します。

 倉嶋編集長が来られた今日は、6月19日。「魚菜や」が毎月19日に開催している“トークの日”とぴしゃりと重なりました。

 “トークの日”には、お決まりの料理が何品か出されたあと、その日のメニューに並ぶ料理は食べ放題、飲み物は飲み放題で、会費はひとり3千円。入れない人も出てきたので、やむなく1時間半の制限時間が付きました。

 今月のお決まり料理の刺身は、今が旬、広島湾の小イワシ刺身。毎回、尾頭付きの1尾が出される魚料理は、小さいながらも真鯛の南蛮漬けが出されます。

 広島の酒というと、西条の酒が有名ですが、実は呉もそれに負けないほどの酒どころ。ここ「魚菜や」には、「千福 特撰黒松 本醸造」、「宝剣 純米酒 限定超辛口」、「雨後の月 特別本醸造 櫂歌」、「白鴻 特別純米酒」、「華鳩 生もと純米」という5種5銘柄が用意されています。それぞれすぐ近くで造られながらも味や香りが明確に違う様は、アイラ島のモルトウイスキーのようですね。

 呉以外の土地で飲むと、なにやら頼りなげで、もの足りない感じもしていた呉の地酒ですが、小イワシや鯛、アジ、サバといった、旨みの強い瀬戸内海の地魚と合わせると、これ以上の組み合わせはないほど、相性抜群。まさに『これぞ地酒』といった感じです。

 お決まりの料理をいただいたあとも、おでんやポテトサラダなどを追加でもらって、さらに冷酒。4人で飲むと、ちょっとずつあれこれ飲めていいですね。

 たっぷりと飲んで食べたところで、またまた4人で、次の店へと移動します。

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真鯛南蛮漬け / 小いわし刺身 / ポテトサラダ

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《平成24(2012)年6月19日(火)の記録》

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