鉄板カウンターで飲む … お好み焼き「のぶ」(呉)
倉嶋編集長と行く呉酒場さんぽ。
3軒めとして、前に来られたときに店内の様子をのぞき見ただけだった、呉最古のスタンドバー「どん底」を目指しますが、台風の影響か、残念ながら今日はお休み。
それじゃ、と次に向かったのはお好み焼きの「のぶ」です。せっかく呉(広島)にいらっしゃったんなら、やっぱり鉄板でできたカウンターでも飲んでいただかないとね!
「のぶ」は、その営業時間が午後5時から、日付けが変わって午前1時までということからもわかるとおり、完全なる酒場。この店で飲んでいない人はいないという、実に呑ん兵衛向きのお好み焼き屋さんなのです。
「くれえばん」の木戸編集長、菅原さんと4人で、鉄板カウンターの角を挟むように座り、酎ハイ(アサヒの樽ハイ、400円)をもらって乾杯。つまみにはネギ焼き(600円)とトロロ焼き(700円)を、それぞれ1人前ずつもらって、4つに分けてもらいます。
こういう注文を聞いてもらえるのも、呑ん兵衛にはありがたいところ。少量ずつ、いろんな肴をつまみながら飲みたいですからね。
ネギ焼きは、薄く広げた生地に、刻みネギをたっぷりとのせて焼き上げた、ネギだけのお好み焼きで、実はこれが広島焼きの元祖。
現在は、具材が何層にも重なっているのが大きな特徴の広島焼きですが、終戦直後は、広島で盛んに栽培されていたネギが主たる具材だったんだそうです。その後、ネギが値上がりしたため、より安価だったキャベツへと、具材の主役が交代していったのでした。
トロロ焼きは、注文を受けてからすりおろした山芋に、刻みネギを混ぜて、そのまま鉄板で焼き上げた一品。仕上げにのせる大量の削り節がウネウネと踊ります。アツアツ、フワフワ、トロトロの食感がいいですね!
鉄板料理以外にも、いつも何品かの肴が用意されている「のぶ」。今日はなんと小イワシ刺身を出してくれました。さすが旬ですね!
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