スープが要、テール鍋 … 「關白(かんぱく)」(呉)
金曜日は京浜地区からの出張者たちと4人で「關白」。晩酌セット(1,000円)に始まって、牛バラのジンギスカン鍋(1,260円)や、鯨の竜田揚げ(892円)と食べ進み、麦焼酎(二階堂)をボトル(2,310円)でもらって、名物のテール鍋(1,785円)です。
テール鍋は、テールスープの材料として、5時間ほどコトコトと煮込んだ牛テールを3個ほど、スープごと寸胴から小さな鉄鍋に移し、強火でガァ~~ッと仕上げて、最後に菊菜をトッピングしたもの。
「昔は牛テールも安かったんですよ。今じゃ高いですけどねえ」と店主・堺勇人さん。
昭和35(1960)年に、ここ「關白」を開店したのは、先代である、現店主のお父さん。中国からの引揚者だったんだそうです。
この店の料理が、調理段階では基本的に味付けをせず、出されてからタレやポン酢醤油につけたり、自分でレモン汁を搾り入れたりして、あとで各人の好みで味付けするのも、実はお父さんが中国にいたときに身につけてきた流儀なんだそうです。
テール鍋に入っている、とろとろにとろけるテールの肉も、一緒に出されるポン酢醤油につけていただきます。
テールのうまみがたっぷりと溶け込んだテールスープは、そのまま飲んでも美味しいのですが、これもまたポン酢醤油をちょっと入れて飲むと、酸味が加わって、より濃厚なコクを感じることができるようになります。
ラーメン(600円)や冷麺(700円)に使うスープは、このテールスープと鶏ガラ出汁を合わせたもの。うどん(600円)のスープは、テールスープといりこ出汁を合わせたものと、この店のさまざまなスープのベースに、このテールスープが使われているのでした。
「關白」のお勘定は4人で13,500円(一人当たり3,375円)。2軒目はスナック「Aki」で飲んで歌い、3軒目は「のぶ」のホルモンうどん(700円)で本日の〆としました。
ジンギスカン焼き(牛バラ) / 鯨の竜田揚げ / 「のぶ」ホルモンうどん
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