うまいっ!鯛かぶと煮 … お食事処「寿」(呉)ほか
鯛のかぶと煮(400円)。魚好きな人は「うわっ、うまそぉ~っ!」と思って舌なめずりだろうし、魚嫌いな人は「うわっ、グロテスクぅ!」と思って目をそらすのかな。
煮魚がおいしい、お食事処「寿」で、ときどきメニューにあがるのが鯛のかぶと煮。仕入れ値によるんでしょうが400円のときと、450円のときとがあります。
「寿」の煮魚の大きな特長は、薄味で、魚の味がとてもよくわかること。それゆえに、お酒にもとても合うつまみになること。
鮮度の良い魚だからこそできる、この薄味。かぶと煮や、あら煮の場合は、なおさらその鮮度の良さがよくわかります。鮮度が落ちた魚だと、こんな薄味じゃ出せないだろうなぁ。
本当は燗酒がピシャリと合うんだけれど、今日はキリンの大瓶(600円)で。
この記事を書いてる今は11月だけど、この鯛のかぶと煮をいただいたのは、猛暑のさなかの8月19日。とにかく暑くて、燗酒を飲む気分になれず、この日はキューッと冷たいビールと合わせて、いただいたのでした。
鯛のかぶと煮のいいところは、場所によって身のかたさ(弾力感)や味わいなどが、それぞれ違うこと。目玉や唇のまわりはトロリとやわらかく、ほっぺたの身はキュっと引き締まり、カマあたりはむっちりと脂がのっていて、うま味たっぷり!
もつ焼き(=豚の内臓などの串焼き)が、それぞれの部位ごとに、味わいや食感が違うのと似てるかな。どれがいい、というのではなくて、どこもそれぞれに個性があります。
ただ残念なのは、カニを食べるときと同じで、ついホジホジと食べるのに夢中になって、飲むのを忘れがちになること。
鯛のかぶと煮で、大瓶ビールを1本いただいて、お勘定はちょうど1,000円。
帰り道に、そば処「平原」に立ち寄って、お酒とフライドポテトのセット(480円)と、冷やしソーメン(500円)で〆たのでした。
「寿」本日のおすすめ / 「平原」お酒とフライドポテトのセット / 冷やしソーメン
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