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来春まで親子で営業中 … 「第三鳥八(だいさんとりはち)」(呉)

活アジのお造り


 新入社員のころからよく通っていた「鳥八茶屋」が、老朽化に伴う店舗建て替えのため、9月3日から長期休業に入りました。

 建て替えが終わって、店が再開されるのは、来年の春ごろとのこと。

 それまでの間は、姉妹店である「第三鳥八」での共同営業となるんだそうで、今日はその「第三鳥八」にやってきました。

 「第三鳥八」の店内は、1階がカウンター席にテーブル席、そして小上がりというには広すぎるほどの座敷席がそろっていて、2階には個室座敷席やなどがずらりと並びます。

 その1階カウンター席の一角に座り、まずはいつものように瓶ビール(キリン大630円)と味噌煮(160円)を注文します。

 味噌煮は、鶏の皮をやわらかく煮込んで、味噌で味付けしたもの。都内の大衆酒場でのもつ煮込みと同じような位置付けの、注文するとサッと注いで出してくれる、呉の居酒屋では比較的ポピュラーな、定番の一品です。

 この味噌煮を、お通し代わりにつまみながら、他の料理のできあがりを待つというのが、呉の呑ん兵衛たちの流儀。今日は、活アジ(1,050円)を造り(刺身)でお願いしました。

 活アジは、注文を受けてから、入口近くに据えられた生け簀(す)から上げてきて調理してくれます。塩焼きにしてもらっても(メバルなどは煮魚でも)、造りと同じ値段です。

 活アジの造りが出されたところで、燗酒(千福1合420円)ももらいます。地元でとれた魚には、やっぱり地酒を合わせなきゃね。

 ここ「第三鳥八」の店主・上瀬正三(かみせ・しょうぞう)さんは、「鳥八茶屋」の店主・上瀬正嗣(まさつぐ)さんのお父さん。「鳥八茶屋」が建て替え中の今だけ、親子そろって、共同営業中なんですね。

 最後にやきめし(530円)を注文。呉では〆の定番でもあるやきめしは、ここでもやっぱり人気料理です。スルッと完食して、今日の勘定は2,780円でした。ごちそうさま。

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鶏皮の味噌煮 / サービスのお吸物 / 人気のやきめし

店情報

《平成24(2012)年9月27日(木)の記録》

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コメント

ご無沙汰いたしております。

第三鳥八は、私が帰省すると必ず立ち寄る鳥屋です。
とり肝の串焼きとささ身の湯引きが好物です。

30数年前、高3の時(貴社の上の方にある学校)、あるクラスが文化祭の打上を第三鳥八でしていたら、教頭と鉢合わせ。クラスの半数が謹慎処分を受けました。
そんな話をチョイ悪親父さんとしながら飲む酒は、格別です。

両親が無くなって、呉に帰る機会がなくなりました。これからも呉便り、楽しみにしております。

投稿: rum menthol | 2012.12.03 07:47

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 呉発の酒場文化である“とり屋”の歴史に関する興味は尽きなくて、今日も「第三鳥八」のカウンター席で飲みながら、その成り立ちを、つらつらとうかがってみました。  呉の“とり屋”の元祖と言える「鳥好」(現在の「本家鳥好」)が開店したのが昭和26(1951)年のこと。そこで働いていた人たちが順次独立し、「第二鳥好」(現在の「竜之介」)、「第三鳥好」と、呉の街に「鳥好」系の店が増えていったのでした。  そ... [続きを読む]

受信: 2012.12.02 11:40

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