呉の三大大衆食堂巡り … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)ほか
旅行好き、居酒屋・バー好きで、太田和彦さんの「居酒屋味酒覧
」掲載店もほぼ制覇したという、愛知県在住のKさんが来呉され、一緒に呉の酒場を巡ります。
Kさんは昨夜から広島にいらっしゃっていたのですが、私に仕事関係の飲み会が入っていてご一緒することができず、一夜明けて今日、呉で飲むことになったのでした。
朝9時に呉駅前で待ち合わせて、まず向かったのは、朝6時から開店している、お酒も飲める大衆食堂、「くわだ食堂」です。
大瓶ビール(550円)をもらって、冷蔵陳列ケースから取ってきたのは、Kさんも私もとろろ汁(150円)。昨夜の酒の影響が尾を引いていて、こういう流動系のつまみがいいんですね。豚汁(290円)もいただきます。
ビールに続いては燗酒(白牡丹300円)をもらって、朝からすでに全開です。
1時間ほどで「くわだ食堂」を出て、まっすぐに中通1丁目まで進み、左に折れると、そこが「BAR ANCHOR」。通りを北上に連れて、「どん底」「關白」「第三鳥八」「いせ屋」「迷亭」「シロクマ」が(朝なのでまだ開いていないけど)次々に現れて、れんが通り北出口に到達します。
今日の2軒目は、お食事処「寿」です。
朝10時開店の「寿」は、ついさっき開店したばかり。なのにもう先客のおじさんたちが飲んでますねぇ。さすがです。
我われもテーブルのひとつに座り、煮魚をつまみに燗酒(千福400円)。ちょうどできあがってきた、ふわりと温かい玉子焼き(150円)も、運んでる途中でもらいます。
客全員が朝から飲んでるというのがすばらしい。いかにも週末らしいのんびり感です。
さらに酢物(150円)ももらって、私が燗酒をおかわりするタイミングで、Kさんは芋焼酎(黒霧島450円)の湯割に切り換えます。
これまた1時間ほどの酒場浴を楽しんで、うどん屋ながら、ここも飲んでるお客がほとんどという「よしのや」の横を通って、蔵本通りへ。「夕方になったら、ここに屋台が出るんですよ」と、昼間はなにもない屋台街を南下して呉港へ。ここには大和ミュージアムや、てつのくじら館があります。
そこからちょっと呉駅方面に戻った、土産物屋の2階にあるのが「呉蔵元屋」。ここは広島の地酒専門店で、ほぼ全品が、1杯50円から試飲できるのです。ここで、それぞれ10種ほどの地酒を試飲してから呉駅方面へ。
大正2(1913)年創業、来年で創業来100周年を迎える、呉の最老舗大衆食堂、「森田食堂」に入ったのは、午後2時前です。
名物の湯豆腐(300円)や刺身(500円)をつまみに、「華鳩」の冷酒(300ml瓶600円)をいただきます。
今日はたまたま、女将・森田鈴子さんの娘さんもお客さんとしていらっしゃっていて、お話を聞かせていただくことができました。
最後に、Kさんは、これまたこの店の名物、いりこ出汁がよく効いた中華そば(400円)を、私はうどん(300円)をもらって〆。
Kさんは、呉駅から帰途につかれます。
朝9時から、午後3時過ぎまで、たっぷりと6時間以上の、昼間の呉酒場めぐり。私自身にとっても初めての呉三大大衆食堂ハシゴ酒となりました。長時間おつきあいいただき、本当にありがとうございました。>Kさん
「くわだ食堂」とろろと豚汁 / 「寿」さば煮、玉子焼き / 煮魚
「森田食堂」 / 名物の湯豆腐 / うどん(いりこ出汁に細うどん)
・「くわだ食堂」の店情報(前回) / 「寿」の店情報(前回) / 「森田食堂」の店情報(前回)
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