鍋焼きうどんで燗酒を … そば処「平原(ひらはら)」(呉)
そば処「平原」には、『鍋焼きうどんとお酒または中ジョッキのセット(900円)』というセットメニューがあります。
『そば屋酒』というのはよく聞きますが、『うどんで酒』というのはあまり聞いたことがありません。でもこのセットメニュー、私は好きで、よく注文しています。
他の人たちはと見てみると、中ジョッキとのセットで注文する人が多いようです。
注文するとすぐに中ジョッキを出してくれるので、それをグイッとやりながら、鍋焼きうどんのできあがりを待つんですね。
ビール好きの人ならば、ちょうど中ジョッキが空いた頃合いで、鍋焼きうどんが出てくるというタイミングになるのです。
でも私はいつも、燗酒とのセットを注文。
鍋焼きうどんが出るまでは、チビチビと節約気味に飲みながら、気分を高めていきます。
そして、鍋焼きうどんが出てきたら、これからがいよいよ飲みも本番です。
まずは半熟の玉子を、その周辺のスープと一緒にレンゲですくって小鉢に移します。これをプツンとつぶして、鍋焼きうどんの具材のひとつひとつを、それぞれこの溶き卵にからめながら、燗酒をやるのです。
エビ天でちびり、かまぼこでチビリ、しいたけでチビリ、鶏肉でちびり、きぬさやでまたチビリ。ときどきうどんもすすって口直し。
ここの鍋焼きうどんは単品で注文しても600円という低価格ながら、具の種類が多いので、しっかりと酒の肴になるのです。
具材がなくなったところで、ちょっとお酒を休憩し、残っているうどんをズズズッとすすりこみます。自家製の手打ち麺なので、多少のびても、あまり問題なくいただけます。
この段階で、実はまだ燗酒を飲み干していないというのが大きなポイントです。
うどんを食べ終わった後の汁(つゆ)。最後は、この汁をつまみに燗酒をチビチビといただくのが楽しみなのでした。
具だくさんの鍋焼きうどん / 玉子を小鉢に移してつぶす / 最後は汁をつまみに燗酒を
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