東京から妻が出てきて … 伊酒屋「ヴェッキオ(Vecchio)」(呉)
東京から妻がやってきて、夕食は伊酒屋「ヴェッキオ」に向かいます。
平成19(2007)年にPANビル内に開店したこの店は、呉生まれの店主・古家裕隆(ふるや・ひろたか)さんご自身が酒好きということもあって、『居酒屋のような気楽さで楽しめるイタリアン・レストラン』というのがコンセプト。店名に“伊酒屋”と冠してあるところからも、その心意気がうかがえます。
お店の大きな特徴のひとつが、店内にでんと据えられた大きな石窯(いしがま)。くべる薪(まき)の量で温度調整しながら、ピザや野菜を焼いてくれます。
シンプルに焼き上げるだけの料理なので、野菜も魚も肉も、いいものを仕入れています。
今日は野菜を中心にいってみようということで、まずは静岡産ポットベラ(肉厚マッシュルーム)のバターソテー(800円)と、旬野菜の石窯焼きを、おまかせ5種盛り(1,100円)でお願いすると、大分のシイタケ、北海道のカボチャ、岩国のレンコン、東広島のマイタケ、そして種子島の安納芋(あんのういも)を焼いて出してくれました。
シンプル・イズ・ベスト。藻塩をつけて食べるだけの、この野菜のおいしいこと!
とはいうものの、その焼き方にしても、単に石窯の中に野菜を転がしているだけではありません。1品ごとに、場所を変えたり、網にのせて焼いたり、皿で焼いたりと、その様子を見ているだけでも飽きないくらい、石窯と格闘しながら焼き上げてくれるのです。
続いても、この店の定番の人気メニュー、旬野菜のバーニャカウダ(1,000円)です。今日の野菜はアスパラ、カリフラワー、ブロッコリー、キュウリ、チコリ、ミニトマトなどなど。これをアンチョビのよく効いたソースに絡めていただくと、ワインが進むこと!
真鯛のカマの石窯焼き(600円)をもらったところで、もう満腹。本当はピザもパスタも食べたかったのにとても残念です。
そうそう。この店のもうひとつの大きな特徴は、すべてのワインを、グラスワインとしてもらうことができること。少人数の場合でもいろんなワインを楽しめるように、というのが店主・古家さんの方針なのです。
今日もいろんな種類のワインを、あれこれといただいて、お勘定は二人で8,700円(一人当たり4,350円)でした。ごちそうさま。
ポットベラのバターソテー / 石窯 / 旬野菜の石窯焼き / 真鯛カマの石窯焼き
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