今年最初のひとり呑み … 焼鳥割烹「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
正月ももう3日。今日から今年の『ひとり呑み』も開始しようと、出かけた酒場は、昨日もお世話になった「川名」です。
このところ(特に呉で勤務していた3年ほどは)、何人かのグループで奥の座敷で飲むことが多かった「川名」ながら、それ以前は、ひとりで来ることが多かったのです。
日曜日に、近所の図書館で本を返したり、借りたりするついでに、ふらりと夕食前の『酒場浴』を楽しむというパターンでした。
今日も午後4時の口開けをねらったのですが、ちょっと出遅れて、店に着いたのは4時10分。7席分のカウンター席は、ラッキーにも入口から2番目の席だけがポツンと空いていて、そこに座ることができました。
「いらっしゃい」とカウンター内の厨房から笑顔を見せてくれる店主に、
「今日はひとりです。昨日は長時間、ありがとうございました」とごあいさつ。
カウンターの外から、お通し(サービス)のみかんと手拭きを持ってきてくれたアルバイトのおにいさんに、燗酒2合(白雪、504円)を注文しておいて、カウンター内の壁、中央部にかけられている、今日のおすすめが手書きされたホワイトボードを確認。ほとんど待つこともなく燗酒を持ってきてくれたおにいさんに、ブリ刺(420円)を注文です。
この流れが、「川名」で、ひとり呑みするときの一般的な流れです。
まず飲み物を注文し、その飲み物が出てくるまでの間に一品目の料理を選ぶ。で、飲み物を出してくれたときに、その注文を済ませる。他の酒場でも似たような流れですね。
燗酒をお猪口(ちょこ)に1杯ほど飲んだところへ、ブリ刺の登場です。なんとなんと。まばゆいばかりに美しいブリであることよ。見るからにおいしそうですねぇ。数の子をちょっと添えてくれているのもうれしい。
さっそくそのブリ刺をひと切れ取って、ワサビをのせ、醤油に浸けると、その醤油の表面にサッと広がるブリの脂。
チュルンと口に放り込むと、燗酒で温まった口中に、ブリの冷たさが心地よい。この弾力感と脂のうまみがブリですねぇ。
燗酒が進むこと進こと。
ブリ刺を数切れいただいたところで、次なる料理として、クロムツの西京焼(315円)を注文。焼き魚も店頭の炭火で焼いてくれるので、できあがりがひと味違うのです。
予想どおり、ちょうどブリ刺を食べ終えたところへ、クロムツ西京焼が出されます。
表面がカリッと香ばしく焼きあがっているのに、中の身はプリッとした弾力感とジューシーさを残して仕上がるのが炭火焼きならではですね。これまた酒が進むよなぁ。
店主の手が空いたところで、ちょっとした会話が楽しめるのもカウンター席ならでは。店内は、昨日も今日も大盛況のにぎわいです。
さっくりと1時間ほどの滞在。今日のお勘定は1,239円でした。どうもごちそうさま。
お通しのみかんと燗酒 / ブリ刺(数の子添え) / クロムツ西京焼
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