魅惑の空間に棲む仙人 … 「ホッピー仙人(-せんにん)」(桜木町)
私が知る限り、日本で唯一のホッピーバー。それが横浜・野毛の都橋(みやこばし)商店街2階にある「ホッピー仙人」です。
「今日はサーバーの白・黒、瓶の白・黒、全部そろってます。」
店に入ると、仙人こと、店主の熊切憲司さんが、今日のラインナップを教えてくれます。
サーバーは樽ホッピー、瓶は瓶入りのホッピーで、白は通常のホッピー、黒は黒ホッピーのことを指していて、すべて500円。
ホッピーを冷やし、ジョッキを冷やし、そして焼酎を冷やしと、その3つをキンキンに冷やして出すことから、仙人はこのホッピーのことを『サンキン』と呼んでいます。
冷蔵庫の中の温度に応じて、ジョッキや焼酎、瓶ホッピーを置く場所を決めていたり、サーバーの樽ホッピーには20度の焼酎を使って、より軽やかさをアピールし、瓶ホッピーには25度の焼酎を使って、ガツンとした鮮烈さが感じられるようしていたりと、ホッピー専門店ならではのこだわりがすばらしい。
これら4種の基本のホッピーに加えて、焼酎の代わりにジンやウォッカ、ラム、泡盛などで作ったホッピーが飲めたり、『ぬくっピ』という温かいほっぴがあったり、さらにはジョッキの下部は白ホッピー、上部は黒ホッピーと、同じジョッキの中でホッピーが2層に分かれた『リアルハーフホッピー』(700円)があったりと、遊び心もたっぷりです。
「今回、はじめて業界紙に載ったんですよ」
と言いながら、『日本外食新聞』を見せてくれる仙人。テレビや雑誌では何度も何度も紹介されている「ホッピー仙人」ながら、業界紙に出るのが初めてとは!
それにしても、『日本外食新聞』なんて業界紙があるんですね。それにもびっくりです。
『ホッピーと店主とお客さん
この3つが織りなす
魅惑の空間に棲む「仙人」』
記事には、そんなキャッチコピーが付けられています。
私にとっても、まさに魅惑の空間で、野毛に出かけると必ず立ち寄って、ホッピーを1~2杯いただくのが楽しみなのでした。
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コメント
店主は趣味が講じてこの店を開いたのでしたっけ?たいへんホッピーについて研究熱心な御仁なのですよね!
投稿: 仙台おおぽん | 2013.01.29 01:00
件の業界紙によりますと、仙人はサラリーマンとして働くかたわら、「ホッピー同好会」を作るほどにホッピーを飲み歩き、ホッピービバレッジが「三冷」を提唱する前から、おいしいホッピーの理由が「サンキン」にあることをつきとめていたんだそうです。
で、11年前に「ホッピー仙人」をオープン。カウンター8席だけの店ながら、店内の客は常時その倍程度は入っているという、野毛を代表する大人気店になりました。
これまでの最高記録として、なんと28人(席数の実に3.5倍)もの客が店内に入ったことがあったそうです!
投稿: 浜田信郎 | 2013.01.29 05:55
お帰りなさい!
で、よろしいんでしょうか?
浜田さんと都橋周辺でまたちょくちょくお会いできるのって嬉しい限りです。
また乾杯してくださいね!
投稿: 16G | 2013.01.29 10:51
アド街みた!(^^) >16Gさん
『野毛でよく飲む常連客』として紹介されてましたねえ。
「野毛って言ったら、みんな仙人に行きますもんね」
なんてセリフまでピシャっと決めて!
野毛の回のアド街は呉で、ひとりで見ていたのですが、16Gさんの登場に、思わず「あっ!」と声を出してしまいましたよ~!
1月から、また横浜勤務になりましたので、野毛でお会いするのを楽しみにしています。よろしくお願いします。
投稿: 浜田信郎 | 2013.01.31 23:08