フライの後に金目頭煮 … 「福田フライ(ふくだふらい)」(桜木町)
日曜日の今日は、野毛のフライ屋、「福田フライ」にやってきました。
フライというのは串揚げ(串カツ)のこと。
横浜では串揚げ(串カツ)のことをフライと呼ぶ店が多いようです。
私が知っているだけでも、ここ「福田フライ」の他に、日ノ出町駅近くの「フライの店 ひのでや」、阪東橋駅近くの「フライの店 總彌(そうや)」などがフライを名乗っています。
それにしても、日曜日でもお客さんが多いですねえ。メインの立ち飲みカウンターはいっぱいなので、その背後の壁に作りつけられたカウンターの一角に入り、今日は燗酒(大関380円)をもらって飲み始めます。
「福田フライ」創業当時からの人気の品は、フライと漬物。というか、かなり長いこと、この2種類しかなかったようです。
フライのほうは、山のように注文が入っていておばちゃんも大変そうなので、まずは白菜の漬物(150円)を注文すると、すでに売り切れていて、今日はキュウリ(150円)しかないとのこと。キュウリはぬか漬けの1本をひと口大に切り分けて出してくれます。
しばらくして、おばちゃんの手が空いたところでフライを注文しますが、フライのほうもいろんなネタが売り切れていて、あるものの中から選ぶしかない状態。日曜日もすごいことになってるんですねえ。
で、選んだのは「砂ぎも」(140円)を塩で、「とりかわ」(140円)と「くじら」(190円)はソースで、それぞれ1本ずつ。
味付には塩やソースのほか、ニンニク醤油と唐辛子で作った「辛いソース」もあるのですが、これは明日まで引きずるくらい強烈な臭いなので、今日は止めておきました。
フライとなると、やっぱり酎ハイ(400円)ですね。燗酒をグッと飲み干して、酎ハイをいただきます。
そうしているうちにもお客はどんどん増えてきて、おばちゃんはますます大忙しになってきました。ならばと、カウンターの奥にいるノブさん(おばちゃんの息子さん)に金目頭煮(850円)を注文します。
「福田フライ」はフライ屋ながら、ノブさんのコーナーでは刺身や煮魚などの魚料理を食べることができるのです。
金目頭煮が出たところで、飲み物をふたたび燗酒(380円)に切り換えます。
魚の頭(カブト)の部分は、それぞれの部位で食感や味わいが違うのが楽しい。しかも、ここの煮魚は注文を受けてから作ってくれるので、身がとろけるように柔らかいのです。
1時間ほどの滞在で、お勘定は2,630円。
日ノ出町駅経由で帰る道すがら、「第一亭」で、野菜のうまみたっぷりのタンメン(550円)をいただいて〆としたのでした。
きゅうり漬物と燗酒 / くじら、とりかわ / 「第一亭」タンメン
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コメント
總彌はしばらく前に閉店しました。
他にフライの店というと三吉橋フライ屋がありますね。
投稿: タカハシ | 2013.02.10 05:46
なんと。「總彌」は閉店となりましたか。残念です。
「三吉橋フライ屋」は、横浜橋商店街のさらに南側にあるんですね。エリア的にも渋いし、朝5時から営業というのがすごいですね!
http://tabelog.com/kanagawa/A1403/A140306/14048731/
投稿: 浜田信郎 | 2013.02.11 10:04