コハダ酢にピリリ山椒 … 「武蔵屋(むさしや)」(桜木町)

定番の料理5品と燗酒3杯でおなじみの「武蔵屋」ですが、定番の5品以外にも、コハダの酢の物や、ニシンの煮付け、煮貝、キヌカツギなどの料理が用意されていて、それぞれ500円で追加注文することができます。
上の写真はコハダの酢の物。大根の千切りの上にコハダがのり、おろし生姜がトッピングされています。
コハダの切り方は季節によって違うようですが、今の季節は斜めにスライス。つながった身のように見えますが、斜めの切り目ごとに、ひと切れずつに分かれています。
コハダと呼ぶには、もう大きすぎるくらいですが、味はいいですねえ!
小粒でもピリリと辛い、山椒の実が、とってもよく効いていて、「武蔵屋」ならではの桜正宗の燗酒が進むこと進むこと。
今日は、小上がりの座敷、一番手前にある2人卓にひとりで座り、小瓶のビール(キリン一番搾り、500円)からはじめました。
ビールを注文すると、小皿に入れた豆菓子も出してくれるので、これをポリポリとやりながらビールを飲むんですね。
そしてチビチビと燗酒を飲んでいたら、
「こちらでご相席をお願いします。浜田さん、よろしくね」
と、おばちゃん(=女将)に案内されて、小さな2人卓の向かい側にやって来たのは、女優の五大路子(ごだい・みちこ)さん。
ちょうど1年ほど前にも、この店で五大さんにお会いしました。
そのときは、五大さんご自身がおばちゃん(女将)役として、『野毛武蔵屋 三杯屋の奇跡』という公演をされる直前で、五大さんはきっちりとした和服姿でいらっしゃってました。
今日は仕事帰りの洋服姿。
おばちゃんが、「この方はね…」と、私のことを五大さんに紹介してくださって、しばし歓談させていただきます。
「よくいらっしゃってるんですか?」
とたずねてくださる五大さんに、
「今年に入って、今日で3回目です」
と答えると、
「あら、私も3回目。近くに来ると、寄って帰りたいのよね。この店が落ち着くのよ」
と微笑む五大さん。さすが女優。輝く笑顔に、ものすごいオーラがあるなあ。
ゆっくりと最後の燗酒を飲み干して、
「それでは、私はこれで。お先に」
と五大さんにごあいさつして立ち上がると、
「なるべくまっすぐお帰りくださいね」
とおばちゃんからも声がかかります。
「はい、ありがとうございます。今日もごちそうさまでした」
おばちゃんと五大さん、そして店を手伝っているみなさんの笑顔に見送られながら、「武蔵屋」をあとにしたのでした。
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