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電車の前にちょい飲み … 「愛知屋酒店(あいちやさけてん)」(新杉田)

しそ巻きで燗酒


 金曜日の昨夜は仕事の関係で、みなとみらい方面で飲み会だったので、そのまま横浜の単身赴任社宅に帰り、土曜日の今日、ゆっくりと起きだして久しぶりに部屋の掃除などをしたあと、夕方から都内の自宅へと向かいます。

 でもその前にちょいと1杯、と立ち寄ったのが新杉田駅近くの、店内で立ち飲みができる酒屋、「愛知屋酒店」です。

 平日は鈴なりの客でにぎわっている「愛知屋酒店」ながら、土曜日はいつもゆったり気味。午後5時過ぎの店内には、先客はなんと二人しかいません。

 まずは燗酒(沢の鶴・上撰、250円)を注文しておいて、店内中央にある冷蔵ケースに並ぶお惣菜から、しそ巻き(210円)を手に取って、立ち飲みカウンターの一番手前側、テレビのすぐ下あたりに立ちます。

 この店に来るのは、まだ3回目。立ち位置はいつもこの辺です。

 ここは、ひとり客の常連さんはカウンターの奥のほうへ、何人かでくる常連さんは冷蔵ケースの奥の立ち飲みスペースで飲んでいるようで、カウンターの手前側が空いていることが多いのです。今日も先客のお二人は、カウンターの奥のほうで飲んでいます。

 冷蔵ケースに並んでいる、ラップされたお惣菜は105円から260円ほど。もっとも高い260円はマグロの刺身です。

 角打ちの基本は、お店で買ったものを、持ち帰らずにそのまま飲み食いすること。

 なので、お酒はもちろん、つまみのほうも注文を受けて調理するのではなくて、缶詰や乾き物、ソーセージなど、そのまま持ち帰れるものが販売されていて、それをその場で買って、その場で食べるのです。

 スーパーのお総菜売り場のように、ラップされたお惣菜が並んでいて、それをその場で食べることができるというのは、より調理された料理に近くて、うれしいですね。

 温めたほうがおいしいお惣菜(たとえば焼き鳥や焼きイカなど)については、その場で電子レンジで温めてくれます。これは調理ではなくて、コンビニでお弁当を買うと温めてくれるのと同じようなものなんでしょうね。

 しそ巻は、くるみ、唐辛子、白ごま、大豆などを、ちょっと砂糖とみりんを加えた味噌に練り込んで、大葉で細い棒状に巻いたものが、1串に5個刺さったもの。ややもちっとした食感で、コクがあって、いいつまみです。

 サクッと1杯で終了して、お勘定は460円。

 都内までは1時間ちょっとかかるのですが、心地よいほろ酔い気分でウツラウツラ。こうしてウトウトしながら過ごすとあっという間に着いちゃうんですねえ。

 会社の帰り道に、キヨスクでカップ酒を買って、その場でキューッと飲んでから電車に乗り込むお父さんの気持ちがよくわかりますね。

店情報前回

《平成25(2013)年2月9日(土)の記録》

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コメント

「角打ち」良い響きです。語源は何なのでしょうね?単に、酒屋のカウンター等で立ち飲みするから角打ち、だけではなさそうですね。「紫蘇巻き」最高のおつまみをゲットしましたね。甘辛い味噌と少し焼いた紫蘇の葉のハーモニー(死語?)うっかりすると、お酒が何杯でもいけそうですよね。東京の方でも名物にしているところがあるのでしょうか?当方が住む、仙台の北に位置する登米(とめ)あたりの名物になっていて、先日はJR仙台駅2階の改札口前の広場で売ってました。いつもありがとうございます。浜田信郎様。

投稿: 仙台おおぽん | 2013.03.21 03:40

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 月曜・祝日(敬老の日)の今日、「愛知屋酒店」は、3枚あるシャッターを、1枚だけ中途半端に上げて、開いているのやら、いないのやら。  店内をのぞき込むと、先客が二人ほど立ち飲んでいるので、遠慮なく入ることにします。 「こんちは。ひとり、いいですか?」 「はい。いいですよ」  という返事は、奥で立ち飲んでた男性。見れば、ここの店主ではありませんか。  本当の先客は、立ち飲みカウンターの一番手前、テレ... [続きを読む]

受信: 2013.09.19 22:36

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