薩摩無双をお湯割りで … 「兵六(ひょうろく)」(神保町)
京成立石をあとに、押上(おしあげ)で地下鉄・半蔵門線に乗り換えて神保町(じんぼうちょう)へ。今日の3軒目は昭和23(1948)年創業の老舗酒場、「兵六」です。
金曜午後8時前の店内は、ゆるやかに満席状態ですが、コの字カウンターの奥のほうの人たちが、ちょっとずつ詰め合わせてくれて、そこに入ることができました。
この店のカウンター席は、2本の丸太が並んだベンチシート的な造り。込んでくると、ちょっとずつ詰め合わせることで、もうひとりくらい入ることができるのです。
飲み物は、創業当時からのこの店の名物でもある、芋焼酎「薩摩無双」(680円)のお湯割りをいただきます。
ほんわりと温かみのある薩摩無双が、ずんぐりと丸っこい徳利に入れられて、その徳利と揃いの、ぐい飲みのような、少し大きめのお猪口と一緒に出されます。それとは別にアルミの急須で白湯が出されるので、自分でお湯割りを作るんですね。
まずはお猪口の半分くらいまで白湯を入れて、その上に、徳利から芋焼酎を注ぐと、フワッと立ち上る芋焼酎のいい香り。
料理のほうも、炒麺(やきそば950円)、餃子(580円)、炒豆腐(ちゃーどうふ580円)、兵六あげ(420円)などなどと、いろんな名物がそろっている中、今日は「つけあげ」(530円)をいただきます。
つけあげというのは、薩摩揚げのこと。地元・鹿児島ではそう呼ぶんだそうです。
丸いの、四角いの、棒状のものの3種のつけあげが盛り合わされて、皿のふちには練りガラシが添えられます。
甘みのあるつけあげに、醤油をさっと回しかけて、カラシをちょいちょいとつけながらいただくと、芋焼酎との相性は抜群です。
「兵六」の店内で一緒になった酒友・橋本さんとともに店を出て、すぐ近くのカフェ「ミロンガ」で、詩人の水上紅さんとちょっと飲んだ後、築地の「ねこ屋」に向かうも満席で入れず、さらに移動して向かった銀座のバー「ロックフィッシュ」は、今日は午後10時半までの営業で、すでに閉まったあとでした。残念!
| 固定リンク
コメント