近所のもつ焼き屋巡り(2) … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)
野方(のがた)をあとに、となり駅の沼袋(ぬまぶくろ)まで移動。今日の2軒目は、東京オリンピックと同じ年、昭和39(1964)年にこの地に創業した、もつ焼きの老舗、「ホルモン」です。
店の表に面した焼き台を挟むように、向いあって2列平行に並ぶカウンターの一角に腰をおろし、いつものように、まずまっ先に焼酎(230円)とお新香(110円)を注文。
焼酎は、冷蔵庫で冷やしている一升瓶のサッポロ焼酎。受け皿付きの1合グラスにあふれるほど注いでくれます。これに梅シロップをちょいと入れていただきます。
お新香は、ほとんどの客が注文する人気の品。内容は季節によって変わりますが、今日は白菜とキュウリ。小皿に盛って、ちょっと醤油をかけ、爪楊枝を1本さして出してくれます。もつ焼きの合いの手にぴったりの一品です。
「なにを焼きますか?」
焼き台のところで振り返って聞いてくれる店主に、
「コブクロのちょい焼き(120円)を2本、お願いします」
と注文。この店には、もつの刺身はなくて、一番『生(なま)』に近い状態のものが、この『ちょい焼き』です。ちょい焼きはコブクロとレバーが選べます。
串に刺したコブクロを、さっとレアに焼いて、おろし生姜と刻みネギを添えて、醤油をかけたらできあがり。
もつ焼きは串からはずさず、串からそのまま食べるのがいいのですが、ちょい焼きの場合は、すべて串からはずして、薬味といっしょに混ぜ合わせて食べるのがおいしいのです。
さらに、おっぱい・がつ・あぶら(各110円)を1本ずつ、タレ焼きで注文すると、『はつもと』も1本付けてくれました。
店主の菊池さんは、私と同郷(愛媛県)の先輩でもあるので、数が少なくてメニューに載せられないような部位を、ちょいとおまけで出してくれたりするのでした。いつもかわいがっていただいて、本当にありがとうございます。
タレ焼きの、きつ過ぎない甘みが、ドライな焼酎によく合うんですねえ!
1時間ほどの滞在。お勘定は910円でした。どうもごちそうさま。
焼酎とお新香 / コブクロちょい焼き / はつもと、おっぱい、がつ、あぶら
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