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2013年4月

時間調整でちょい飲み … 「成田屋酒店(なりたやさけてん)」(上大岡)

エビス・ザ・ブラック


 水曜日の今日は、「Gaily Amaha の 未熟な舌 過敏な腸」のGAさんと、上大岡にあるもつ焼きと焼き鳥の店、「一火」で飲む予定。仕事を終えて、上大岡駅に到着したのは待ち合わせ時刻(午後7時)の20分ほど前という微妙な時間です。

 「一火」も『超』が付くほどの人気店なので、予約の時間ギリギリまで先のお客さんが楽しまれている可能性が高い。ジャスト・オンタイムで行ったほうがいいんだろうな。

 本屋でちょいと立ち読みしていくという手もあるのですが、せっかくの上大岡なので、「成田屋酒店」で軽く立ち飲みしていきますかね。なにしろ「一火」が入っているビルは、「成田屋酒店」の向かい側。時間調整にもピッタリです。

 四角い造りの「成田屋酒店」。店に向かって左端の一角に、店の手前から奥までをド~ンと貫く直線の立ち飲みカウンターがあって、立ち飲み客はそこに並んで酒を飲みます。

 この空間を女将さんがひとりで仕切っていますが、お店の側に買い物のお客さんが来た場合は、その相手をするのも女将さん。つまり店全体をひとりで切り盛りしているのです。

 さあ到着。さてとどうするかな。残り15分くらいなので、小瓶のビールを1本飲むくらいがちょうどかな。久しぶりの「一火」を十分に堪能したいので、ここではつまみを食べるのは止めておこう。

「すみません。エビス黒ビールをお願いします」

 少し遠い位置から、無言で「注文は?」という目線を向けてくれる女将さんに、そう注文します。エビス黒ビールは、小瓶だけの取り扱いで230円。小瓶のビール、他にはアサヒスタウト(220円)があります。

 すぐに出されるエビス黒ビール(エビス・ザ・ブラック)とグラス。

 キャッシュ・オン・デリバリ(品物と引き換え払い)で支払いを済ませてから、グラスに黒ビールを注いで、まずはグゥ~ッと最初のひと口。ッカァ~ッ、うまいっ!

 このグラスは、ビールのみならず、この店で出されるいろんな飲み物が注がれるグラスで、グラスのふちまで入れると200ml。グラスの真ん中あたりに線が引いてあって、そこまで入れると100mlです。

 「成田屋酒店」も含めて、横浜の立ち飲み(角打ち)の店では、たいていのところで、焼酎も日本酒も『半分』という注文ができ、値段もちょうど半分ぐらいで出してくれるのです。この店なんて、『半分』の値段もメニューに明記されています。

 いつものように「成田屋酒店」のお客さんは、男性ひとり客ばかり。カウンターの8~9割がた埋まるくらい、ずらりと立ち飲んでいるのに、店内はとても静か。

 みんな漬物(一皿50円)やタクアン(ひと切れ10円)をつまみに、クイッと1~2杯ひっかけては、スッと帰っていく。まさに会社帰りにちょいと寄り道(買い食い!?)って感じですね。

 おっと6時58分だ。そろそろ「一火」に向かいますか。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成25(2013)年2月20日(水)の記録》

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ツナとタイカレー缶詰 … バー「野毛ハイボール(のげはいぼおる)」(桜木町)

ツナとタイカレー


 野毛での3軒目は、同じ都橋商店街2階の並びにある「野毛ハイボール」です。

 実は都橋商店街のある場所は宮川町。大岡川に沿って、ここより下流側が野毛町、ここも含んでこれより上流側が宮川町なのですが、テレビや雑誌で特集が組まれるときには、野毛町と宮川町をひっくるめて『野毛』と称されることが多いのです。

 「野毛ハイボール」は、もともとは火曜日が定休日だったのですが、手伝ってくれる女性が入ったため、今は年中無休で営業中。

 火曜日は、店主・佐野晴彦さんはお休みです。店主ご自身も、酒好き、酒場好きなので、今もなお研究に余念がなく、火曜日ごとに他の酒場を飲み歩いているのでした。

 そんなわけで、今日は手伝いの女性が一人だけで切り盛りされている「野毛ハイボール」に入り、ハイボール(700円)をもらって、つまみには「ツナとタイカレー」という、いなばの缶詰を注文。このピリ辛の缶詰はトーストも添えられて400円です。いなばの缶詰は、いろんな種類のものがそろっていて、実におもしろいですねえ。

 3年前に呉に転勤になったときには、『もしかすると、今後、横浜で飲むのはむずかしくなるかもしれないなあ』と、ちょっとショックを受けたものでした。

 なにしろ自宅は中野区(都内)なので、横浜まで来ようとすると、1時間半ほどの小さな旅が必要になってしまいます。

 そんな小さな旅をして飲みに来て、飲み終えると、また小さな旅をして都内に帰らないといけないというのは、かなりの重労働。

 なので呉に単身赴任している3年間は、ときどき都内の自宅には帰ってきたものの、なかなか横浜までは足が伸ばすことができず、たまに横浜方面での仕事があったときに、ちょっと立ち寄ることができた程度でした。

 それぐらい東京と横浜とは遠かったのです。(でも、通勤している人も多いのですが…。)

 改めて、これまでに何度も都内から横浜まで、わざわざ飲みに来てくれていた酒友たちのありがたさを感じたものでした。

 そんな風に、ちょっと悲しい思いでいたところへ、まさかの横浜への再転勤。そして、横浜の酒場の店主や、飲み仲間たちが「お帰りぃ~っ!」と迎えてくれたのが、ものすごくうれしい。

 3年前に、新入社員のとき以来、2度目となる呉に赴任したときに、「お帰り」と迎えられて、『ここは自分の町なんだなあ』という気持ちが高まったのと同じように、2度目となる横浜でも、みんなに温かく迎えてもらって、『自分の町に帰ってきた』という思いが、ますます強くなっています。

 生まれ故郷に加えて、『自分の町』と感じる町をいくつか持てるのが、転勤サラリーマンのいいとこかもしれないなあ。

 今日のお勘定は1,100円でした。はじめてのカレー缶詰もおいしかったですよ!

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「野毛ハイボール」 / 氷なしハイボール / 本日のメニュー

店情報前回

《平成25(2013)年2月19日(火)の記録》

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久しぶりのぬくっピー … バー「ホッピー仙人(ほっぴいせんにん)」(桜木町)

ぬくっピー


 野毛での2軒目は、大岡川沿いに建つ三日月形のビルの2階にあるホッピー専門のバー、「ホッピー仙人」です。

 この三日月形のビルは、東京オリンピック(1964年)開催に伴って、この界隈の露店や屋台を収納するために建てられたもの。このビル全体が『都橋(みやこばし)商店街』という商店街になっています。

 昔は1階は商店、2階は飲食店(主としてスナック)といった感じだったのですが、最近はビル全体が飲食店といった状態。新しい店もどんどん増えてきているのです。

 その新店ブームの立役者になったのが、ここ「ホッピー仙人」だと私は思っています。平成13(2001)年に創業したこの店が大成功してから、このビルに新しい店がどんどん増えてきたからです。今や、ビル全体が野毛の人気スポットのひとつになっています。

 サーバー(=樽ホッピー)の白・黒、ビン(=瓶ホッピー)の白・黒、すべてそろっている(各500円)なか、今日は瓶白(びんしろ)からスタートです。

 樽ホッピーも瓶ホッピーも、中身は同じだと思うのですが、瓶ホッピーのほうが、喉(のど)にキッとぶち当たるような、きつい感じがします。樽ホッピーならではの泡の存在が、もしかしたらマイルド感を出してくれているのかもしれません。

 樽ホッピーは、生ビール用のサーバーで注がれます。手前に引けば液体のビールが、向こうに倒せば泡が出るのが、最近の生ビール・サーバーの仕組み。

 このとき出る泡は、ビールをそのまま泡にしたものなので(=空気を混ぜたものではないので)、泡もビール100%なのです。

 ということは、同じサーバーで樽ホッピーを注ぐと、最後にシュワァ~ッと足される泡はホッピー100%。液体の部分は焼酎と混ざり合ってますが、泡の部分は、ホッピーそのもののアルコール濃度(約0.8%)でしかないということなのです。

 その泡が、最初に口の中に飛び込んでくるので、ライトな印象を受けるんでしょうね。

 しかしながら、その下の液体の部分は、瓶でも樽でも同じ濃さなので、泡の軽快さにだまされてはいけませんぞぉ!

 2杯目には、久しぶりに「ぬくっピー」(500円)を注文。これは、その名のとおり温かいホッピーです。

 普通のホッピー(だけでも4種類ある)のみならず、こういうちょっと変わり種のホッピーもあるところが、ホッピー専門バーたるゆえんですね。

 午後9時半が近くなって、どんどんお客さんが増えてきたので、私のほうはここでお勘定。1時間弱の滞在は1,000円でした。

 久々のぬくっピーが、おいしかったなあ。

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《平成25(2013)年2月19日(火)の記録》

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鶏もつフライもいいね … 立ち飲み「福田フライ(ふくだふらい)」(桜木町)

鶏もつフライもいいね


 火曜日の今日は野毛(のげ)飲み。

 野毛に行くときのルートはほぼ定着化しています。会社の最寄駅から桜木町(さくらぎちょう)駅まで出て、改札を抜けたら右(山側)へ。「野毛ちかみち」と名付けられた地下道(地下鉄の入り口でもある)を抜けて、野毛の町へと出るのです。

 その「野毛ちかみち」を右側に抜けると、「武蔵屋」などのある野毛坂(のげざか)方面。左側に抜けると約500軒もの飲食店がずらりと並ぶ、野毛の酒場街に入ります。

 なにしろ読みようによっては『のもう』ですもんねえ、『野毛』という字は。

 そんな野毛の酒場街(野毛小路)の入り口にあるのが、立ち飲み串揚げの「福田フライ」。店の電燈看板には「フライ屋」と書かれているんだけど、ここに飲みに来る人は、みんな「福田フライ」だとか、それを略して「FF(エフエフ)」と呼んでいるのです。

 女将さんの名前が福田サダコさんなので、『福田さんがやってるフライ屋さん』ということで、「福田フライ」となったようです。

 今は息子さんが手伝っていて、忙しいときには娘さんも手伝いに入ります。

 まずは燗酒(大関1合380円)をもらって、つまみにはアジ(150円)とカボチャ(140円)を揚げてもらい、味付けはソース(=ウスターソース)でお願いします。

 関西風の串カツ屋では、「2度づけ禁止」で、自分でソースをつけますが、横浜のフライ屋では、串揚げを揚げ終えたところで、トプンとソースの壺につけて出してくれます。

 「福田フライ」の場合は、普通のソースのほかに、ニンニクや辛子が効いた『辛いソース』というのがあって、そっちのほうが人気が高い。しかしこの辛いソース、臭い(ニンニク臭)も強烈なので、明日も仕事という日は避けておいたほうが無難なのでした。

 普通のソースで出してもらった場合には、カウンター上に置かれている、メロンアイスの器に入った練り辛子をつけていただきます。

 続いてカブの漬物(150円)を注文すると、今日は品切れで、漬物はキュウリ(150円)、ナス(200円)、白菜(150円)とのこと。冬なので白菜をいただくことにして、燗酒(380円)もおかわりです。

 このフライと漬物が、昭和23(1948)年ごろに、「福田フライ」が屋台として創業した当初からの伝統の品だそうです。

 この店のフライには、鶏もつのフライもあるので、その中から、砂肝(140円)、ハツ(140円)、とりかわ(140円)の3種を1本ずつ、塩(=素揚げして塩を振る)で注文したところ、砂肝は残念ながら売り切れ。仕方なく、その代わりにレバー(鶏れば、140円)をもらったところ、このレバーがおいしいこと!

 食わず嫌いということでもないのですが、これまであえて注文することがなかった一品が、このレバー。揚げてサラッと塩を振っただけで、こんなにも美味しいとは。もっと前から食べておけばよかったなあ。

 創業当時からの伝統の品を堪能したところで、今度は息子さんが入ってから始まった魚介料理から、石垣鯛南蛮漬け(500円)をもらうと、これがまた、身もさることながら、皮のむっちり感がものすごいっ。

 思わず「う~む」と唸りながら、舐めるように燗酒を飲んでしまいました。

 ゆっくりと1時間ほど立ち飲んで、今日のお勘定は2,220円。どうもごちそうさま。

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アジ、カボチャ / 白菜漬物 / 石垣鯛南蛮漬け

店情報前回

《平成25(2013)年2月19日(火)の記録》

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さんま塩焼定食で燗酒 … 「はまや食堂(-しょくどう)」(杉田)

さんま塩焼定食で燗酒


 「はまや食堂」にやってくると、まず店の入口のところに立ち止まって、店頭に掲示された日替り定食メニュー(=サービスメニュー)を確認するのがいつもの流れ。

 今日の特別定食(980円)は豚鍋(とんなべ)+小鉢が2品に小ライス。B定食(580円)は厚焼玉子+納豆・のりにライスセット、C定食(680円)は秋刀魚(さんま)の塩焼きにライスセットです。

『う~む。豚鍋にも引かれるけれど、今日の気分は秋刀魚の塩焼きだな』

 そう心に決めてから、入口引き戸をガラリと開けて、店内へと進み、空いているテーブル席の一角に腰を下ろします。

「いらっしゃいませ。きょうは?」

 と笑顔を見せてくれる女将さん。

 この店の常連さんは、飲む人は毎日飲む、飲まない人は毎日飲まない、とはっきりと決まっているのに、私は飲んだり飲まなかったりとマチマチなので、「きょうは(飲むんですか、それともお食事だけですか)?」と尋ねてくれるようになったのでした。

「今日はお酒の大きいの(500円)からお願いします。燗をつけてください」

 そう注文しておいて、今日の日替りの小鉢料理を確認。里芋煮付(250円)と、山うど酢味噌(200円)、そしてブロッコリー(200円)が並んでいます。

 これら日替りの小鉢の他に、冷やっこ(130円)や、冷しトマト(150円)、酢の物(180円)、白菜漬物(180円)、しらすおろし(180円)などなど、ざっと20種類ほどの一品料理が並んでいるので、酒の肴にはまったく困ることがありません。

 燗酒と、定番のお通し(サービス)である枝豆を出してくれたところで、「里芋煮付とC定食をお願いします」と注文。

 こうして同時に注文しておいても、枝豆をつまみながら飲んでるところへ、まずは里芋煮付が出てきて、その里芋煮付を食べ終わる頃合いで秋刀魚が出てきてと、ほとんどの場合はちょうどいいタイミングになります。

 なにしろ厨房はご主人ひとりで切り盛りされているので、みんなの注文を順番にさばいていくしかない。しかしながら、酒の肴となる小鉢料理などは、比較的早めに出してくれるので、一気に注文しておくのが、結果としてちょうどよくなるのでした。

 私の斜め前に入ってきた、この店でよく見かけるおじさんは、大瓶ビール(480円)に、山芋煮付(250円)、冷しトマト(150円)に納豆(100円)、そしてホッケ焼き+ライスセット(780円)を一気に注文。これだけでもすごいのに、ビールが出されたときに、「あと、ハムエッグ(250円)ね」とさらに1品を追加。よく喰うなあ!

 このおじさんは、飲み物は大瓶ビール1本でちょうどいいようで、食べるほうが主体。料理が出てきた端から、ワッシワッシと気持ちがいいほどの勢いで食べ進んでいきます。

 私がチビチビと食べながら飲んでいるうちに、あっという間に全部を食べ終えて席を立ちました。おじさんのお勘定は2,210円。あれだけ食べた割りには安いよなあ。

 「孤独のグルメ」を読んで、『五郎さん、よく喰うなあ』と感心していたものですが、ここ「はまや食堂」にやってくる常連さんは、それ以上によく食べる。ビールやお酒も含めて、2千円前後の支払いになってる人が多いのです。

 あ。燗酒がなくなっちゃった。まだ、秋刀魚は半分以上残ってるのになあ。

「お酒の、今度は小さいの(280円)をお願いします。やっぱり燗で」

 と今度は小徳利を注文します。

 ここの日本酒は秋田の「爛漫(らんまん)」。冷や酒で飲むと、まるで水のようにすいすいと入ってくる危ないお酒。燗をつけると、グッと旨みが出てきて、料理によく合います。

 おろっ。小徳利は、あっという間になくなっちゃった。やっぱり大徳利にしておくべきだったかなあ。

 しかしまあ、週明け早々(月曜日)でもあるので、今日はこれくらいにしておきますか。

 しっかりとごはんも完食して、お勘定。

「お銚子が1本と、かわいいお銚子が1本。里芋煮付にC定食でございますね」

 と女将さんから、今日注文した品の確認が入って、「今日は1,710円でございます」とお勘定が告げられます。

 小徳利のことを『かわいいお銚子』と呼ぶのがいいですね。

 女将さんはもちろん、厨房のご主人からも、「ありがとうございました」と笑顔で見送っていただきました。どうもごちそうさま!

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店頭のメニュー / 燗酒とお通し(枝豆) / 里芋煮付

店情報前回

《平成25(2013)年2月18日(月)の記録》

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5年間、ありがとう! … 「ねこ屋(ねこや)」(築地)

「ねこ屋」にて


 築地の人気居酒屋「ねこ屋」が、2013年2月22日(金)をもって閉店するというお知らせをいただいて、閉店前にぜひ一度うかがっておきたいということで、今日は「ねこ屋」にやってきました。

 カウンター席の真ん中あたりに腰を下ろし、おばんざいの五品盛り(1,300円)をもらって、20種類ほどの日本酒(各800円)の中から選んだ本日の1杯めは、福井の「越前岬」(純米吟醸生)です。

 「ねこ屋」の女将、まりみるさんは、我われと同じように大衆酒場巡りが趣味で、その記録をご自身のブログにも残してこられました。

 そんなまりみるさんが、「ねこ屋」を開いたのは、平成20(2008)年3月のこと。

 まりみるさんは、もともと料理好きでもあったので、料理もおいしい、お酒もおいしい、さらには和服に割烹着姿の女将さん(=まりみるさん)が美人さんということで、開店当初から大人気の居酒屋になりました。

 「ねこ屋」という店名のとおり、店内は、まりみるさんの愛する猫グッズにあふれています。お皿も猫、チェイサーの水を入れるボトルも猫、あちこちが猫、猫、猫の「ねこ屋」なのです。そして閉店の日も「ニャン、ニャン、ニャン」の2月22日。徹底しているのです。

 「ねこ屋」の店内の壁は真っ赤。実は現在の店は2軒目なのですが、1軒目のときから、店内の壁は真っ赤でした。

 一度、営業前の明るいときに店内を見せてもらったことがあるのですが、それはもう、驚くほど鮮やかな赤色で、「えぇ~っ、大丈夫なの?!」と思ったほど。ところが営業時間に入って、照明が落ちると、この真っ赤がいい雰囲気になるんですねえ。

 そして、まりみるさんご自身も、美人であるということに留まっていない。毎日、開店前には美容院に行って、ビシッと髪型も決めて、シャキッとした和服姿でやってくる。

『銀座のクラブのホステスさんでも、ここまでする人は少ないんじゃないかなあ』

 と思うほどの気合の入りよう。「ねこ屋」はまさに、まりみるさんが全力で向かい合う、真剣勝負の場所だったのです。

 この気持ち、この心意気が、客にも伝わるんですね。

 単に美人だから、単に料理がおいしいから、単に日本酒がおいしいからというだけの理由で、ここまでの人気店になったわけではないのです。

 2杯目は山形の「くどき上手」(純米吟醸生にごり)を冷酒で、3杯目は信州小布施の「米川」(特別純米)を燗(かん)でいただきます。

 お勘定をお願いすると、すっと出される〆のお味噌汁。たっぷりと飲んだ口と胃袋に、温かい味噌汁がうれしいなあ。そしてお勘定は4,300円でした。どうもごちそうさま。

 同じ呑ん兵衛同士として、まりみるさんと一緒に、またお酒が飲めることを、さらには「ねこ屋」の再開を、心からお待ちしています。5年間、ありがとう!

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「ねこ屋」 / お品書き / おばんざい五品

店情報前回

《平成25(2013)年2月15日(金)の記録》

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名物・煮物の盛り合せ … 居酒屋「浜船(はまふね)」(大船)

名物・煮物の盛り合せ


「もう1軒、いい居酒屋があるんですよ」とGAさん

 「白扇酒蔵」の前のバス道路(県道402号線)を北(本郷台・戸塚方面)に向かって5分ほど歩き、着いた店は喰処・飲処「浜船」です。

「こんばんは」と入った店内は、右手から回り込むようにして入ると、横に8席ほどのカウンター席があり、先客は左端に二人ほど。我われは右端のほうに座り、GAさんがキープされている芋焼酎で乾杯です。

 店は基本的には女将と、その娘のサトちゃんの二人で切り盛りされているんだそうですが、今日は2階で宴会が入っているということで、手伝いの女性も入っています。

「ひとしきり食べてきたので、煮物の盛り合わせをお願いします」

 と料理を注文してくれるGAさん。この煮物の盛り合わせがいち押しとのこと。ややあって、出された煮物の盛り合わせは、おから、かぼちゃ、くわい、にんじん、菜の花の芥子和え、ほうれん草とシメジの胡麻和え、ハスとゴボウのきんぴらという豪華版。

 この煮物の盛り合わせは、お通しも兼ねたような、この店の看板メニューなんだそうです。私なんか、この一皿があれば、もう十分な感じですね。

 しっとりとしたおから。砂糖をたっぷりと使っているというんだけれど、少しも甘ったるくなくて、いいうまみを感じるかぼちゃ。かぼちゃの煮物は甘いので、お酒のつまみにはなりにくいと常々思っているのですが、ここのかぼちゃはいいですねえ!

 くわいの煮物は、女将も初めて作ってみたんだそうですが、ほっこりとしたほろ苦さは、煮物にしてもおいしいんですね。

「これもどうぞ」と出してくれたのは、ふんわり玉子と三つ葉のお吸い物。柚子(ゆず)の風味が酔った口中に心地よい。

 鋭角のY字の先っぽというこの場所に、女将さんが「浜船」を開いたのは昭和47(1972)年ごろのこと。

 ここはもともと女将のお父さんの所有地だったんだそうですが、更地(さらち)のまま放置しているうちに、ほかの人に取られそうになってしまった。これではいかん、ということで、やむなくこの店を始めたんだそうです。

「お酒も飲めないし、どうやって商売していいかもわからないまま始めたんですよ」

 そのゆる~い感じの空気が、飲んでる客にも安心感を与えてくれるんですね。とても居心地がいい。

 キープボトルが空いたのでもう1本、入れてもらって、料理もゲソ焼きを追加。

 のんびりと1時間半ほどの滞在は、ふたりで4,500円(ひとりあたり2,250円)。キープボトルを入れてもこの値段というところが素晴らしいですね。

 いいお店をご紹介いただき、ありがとうございました。>GAさん

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「浜船」 / お吸い物 / ゲソ焼き

店情報

《平成25(2013)年2月13日(水)の記録》

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店情報: 居酒屋「浜船(はまふね)」(大船)

    浜船
  • 店名: 喰処・飲処 浜船
  • 電話: 045-891-0421
  • 住所: 247-0006 神奈川県横浜市栄区笠間2-16-40
  • 営業: (未調査)
  • 場所: JR大船駅北改札を出て右へ、階段を下りて左へ、道なりに進むこと約5分(350mほど)、通り沿い右手のY字の付け根。
  • メモ: 昭和47(1972)年ごろ創業。1階は8席程度のカウンター席のほかに、別室の座敷席がある様子。2階にも座敷席。基本的に女将さんと娘のサトちゃんの二人で切り盛りしているが、宴会が入っているときは手伝いの女性が入る。品書きに値段はないが安い。煮物の盛り合わせがおすすめ。(2013年2月調べ)

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しゃこつめで白扇燗酒 … 「白扇酒蔵(はくせんしゅぞう)」(大船)

しゃこつめ


 「Gaily Amaha の 未熟な舌 過敏な腸」のサイト・マスター、GAさんとJR大船駅北改札で待ち合わせて、大船の酒場に繰り出します。

「まずはこの店をのぞいてみましょう。いつも満席なので、入れないかもしれないのですが…」

 そう言いながら向かった1軒目は、駅からもほど近い距離にある「白扇酒蔵」です。

 う~む。駅のすぐ近くに、こんなにも渋い酒場があろうとは。

 のれんをくぐり、引き戸を少し開けて店内をのぞきこむGAさん。

「ちょうど2席空いてます。入りましょう」と店内へ。

 うなぎの寝床のように奥に向かって長い店内は、L字カウンター16席(横4席+縦12席)ほど。年配の男性客がずらりと座っています。我われは、まさにたまたま空いていた、入口すぐ目の前の、L字の横の辺にそっと腰を下ろします。

 L字カウンターの中にいるのは、店主とその息子さん。割り箸とお通しのイカ塩辛がすっと出されたので、我われに気づいていることは気づいているようなんだけど、特に「いらっしゃいませ」などの声掛けはありません。

「以前は店主と奥さんとでやってたらしいんですよ。奥さんが亡くなって息子さんが手伝うようになった」

 と教えてくれるGAさん。テレビも音楽もない店内は、酒場にしては比較的静かで、我われの右どなりに座っている中年男性二人づれも、普通に会話する程度の音量で、静かに話をしています。

 カウンターの奥のほうほど常連度が高いのか、奥ほど年配客が座っています。

「一番奥に座っている、熟れたザクロのような顔をしたおじいさんなんて、まるで置物のように、さっきからちっとも動きませんねえ。奥から4~5人は、ほとんど動かない」

 ほんとだ。まるで座禅の修行をしているかのように、じっと間を見つめて黙って座っている。ごくたま~に、思い出したように、ちょっと酒を飲む。すごいなあ。

 はじめての店なので「声がかかるまで待ちましょうね」と言いながら、二人でカウンター内の壁にかかるメニューを選びます。

 ややあって、店主が注文を取りに来てくれたので、ビール(キリンラガー大瓶、600円)と、鳥もつ煮込み(600円)、とこぶし(600円)、しゃこつめ(600円)を注文。

 まず出された鳥もつ煮込みの具材は、皮つきの鶏肉と、それぞれ大きくカットされた玉ねぎ、里芋、そして豆腐です。鳥もつ煮込みと言いつつも、『もつ』は入っていない様子。鍋の中には肉も『もつ』もあるんだけど、たまたま我われの小鉢には『もつ』が入らなかったということなのかなあ?

 とこぶしは、照り焼き風に調理されていて、わさびをちょいとつけていただきます。そして、しゃこつめ。こんもりとその量がすばらしい。

 2本目のビールの途中で、私は燗酒(300円)に移行します。燗酒の銘柄は、店名のとおり清酒「白扇」。1合の銘柄入りガラス瓶のまま燗がつけられて、そのまま出されます。うぅ~。しゃこつめによく合うこと。

 そこへ入ってきたのは、これまた常連さんと思しき中年女性ひとり客。L字長辺の後ろの壁際に置かれている椅子に腰をおろし、カウンターの常連さんたちと話し始めました。その常連さんたちのうちのひとりが、お勘定を済ませて席を立ち、その女性客に席を譲ります。なるほど、こういう空席待ちのシステムになっているんですね。知らない人には、空席待ちもできないなあ。

 右の男性ふたり連れも席を立ち、入れ替わるように入ってきたのは、一見(いちげん)さんらしき中年男性客。その人のところへ見事なマグロの刺身が出されます。

「マグロ、すごいですね!」と思わず声をかけると、

「ほんとうに! これがマグロブツとは思えない」

 と笑う男性客。なんと、これ、マグロ刺身(700円)じゃなくて、マグロブツ(500円)なんですね! どう見ても立派なマグロ刺しだ。

 多くの常連さんたちが、「白扇」のにごり酒(350円)を飲んでいるようなので、我われ二人もそのにごり酒をもらいます。

 我われの左側、カウンター長辺の一番手前に座っていた男性客が席を立ち、入れ代わるように、比較的わかめ(三十代後半ぐらいか)の男性ふたり連れが、

「ふたりなんですけど入れますか」

 と元気な声で入ってきます。

「我われがひとつずれましょう」

 とその二人にGAさんが声をかけ、右へと1個ずれて、二つ並んだ空席を作ります。

「ありがとうございます。この店はいつも満席で入れなかったんですけど、ちょうどお客さんが出てきたんで、もしかしたらと思ってのぞいてみたんです」

 なるほど。そういう思いでいる人も多い酒場なのかもしれませんね。

 にごり酒を飲み干したところで、我われも席を立ちます。お勘定はふたりで4,400円(ひとりあたり2,200円)でした。

 おそらく以前は店主が料理を作って、奥さんが接客をするという役割分担だったんだろうと思います。息子さんは接客はあまり得意ではないようなので、慣れない客にとっては注文などがしづらいかもしれません。でも、常連さんたちには愛され続けている老舗酒場であることを感じることができる酒場でした。どうもごちそうさま。

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「白扇酒蔵」 / お通し(塩辛) / 鳥もつ煮込み

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白扇(燗酒) / とこぶし / 白扇(にごり酒)

店情報

《平成25(2013)年2月13日(水)の記録》

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店情報: 「白扇酒蔵(はくせんしゅぞう)」(大船)

    白扇酒蔵
  • 店名: 白扇酒蔵
  • 電話: 0467-45-1418
  • 住所: 247-0056 神奈川県鎌倉市大船1丁目5-7
  • 営業: (未調査ながら、17時にのれんが出る時には店内は満席という噂)
  • 場所: JR大船駅北改札を出て右へ、階段を下りて右へ、約80m、通り沿い右手。
  • メモ: カウンター16席。鳥もつ煮込み(600円)、とこぶし(600円)、しゃこつめ(600円)、まぐろぶつ(500円)。清酒(300円)、にごり酒(350円)。(2013年2月調べ)

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名物オヤジの満州焼き … やきとり「一徳(いっとく)」(藤沢)

名物オヤジ


 今日は「ホッピー仙人」の常連さんたちと一緒に、藤沢で開催される『ちょい呑みフェスティバル』にやって来ました。

 藤沢駅近くに設置された「ちょい呑み本部」で、3枚つづり、2,500円の「ちょい呑み券」を購入し、参加63店舗の中から3店舗を選んで回ります。

 それぞれの店では、おつまみ1品とドリンク1杯が出されますが、その内容は店によって異なりますが、その概要は「ちょい呑み券」と一緒に渡してくれるパンフレットに記載されています。

 その「ちょい呑み券」で、隠れ処「海樹(みつき)」、イタリアン「1st Floor」、そして浜焼酒場「磯子屋」の3軒をハシゴ酒。

 「ちょい呑み券」3枚を使い切って、「それじゃこれからもう1軒、ゆっくりと飲みましょう」と歩いているときに、だれかが「あれ?こんなところに満州焼きの店がある」と見つけたのが、藤沢駅南口にある、やきとり「一徳」です。

 「ホッピー仙人」の常連さんたちの中に、藤沢在住のご夫婦もいて、そのご主人曰く、「店主が個性的なんです」。へぇ、おもしろそう。中は狭そうだけど、我われ7人、入れるかな?

 仙人が店内をのぞいてみてくれると、先客の女性4人連れがちょうど出るところ。他に客はいなくて、カウンター10席ほどの店内に、7人でずらりと座ることができました。

 店を切り盛りしているのは、先ほど「個性的」と伺ったばかりのスキンヘッドの店主。店内には、そこここに張り紙があります。

「品名ごとに必ず本数を続けてください (品名・本数とも、お連れさんの分まとめてください)。カシラの味噌焼きが名物満州焼きです。その他は、素材に合った味付けをします。(タレと塩の味付けしか知らない方が多いので)」

「ねぎまはありません! 魚のマグロと根深ねぎのブツ切りを合わせ煮た鍋がねぎま。当店はやきとり屋ですので鍋屋のメニューは置いてません」

「(ガラスケースのネタは)品書き通りならんでいます」

 その品書きは、かしら(満州焼き)、たまご、すなぎも、かわ、たん、ぴーまん(品切れ)、てばさき、ししとう、ねぎ、なんこつ、えび(品切れ)、かき、あいがも(品切れ)、ぎんなん、しいたけ、ねぎにく、あすぱら、れば、こぶくろ、ちょりそ、にんにく、しろ、つけもの、の23種類。値段の表記はありません。

 まずは飲み物。店主自慢の梅酒は、アルコール度数がなんと50度。それがストレートで表面張力まで注がれるので、恐る恐る口から迎えに行くと、これが呑みやすい。呑兵衛好みの飲み物です。

 焼き物のほうは、最初はやっぱり名物の満州焼きですね。先ほどの張り紙にも書いてあったとおり、満州焼きはカシラの味噌焼きです。

「野毛の『庄兵衛』の名物が満州焼きなんですけど、関係はあるんですか?」

 と確認してみたところ、ここの店主は「庄兵衛」にいて、その後、この店を開いたんだそうです。この店もすでに創業45年。初期の「庄兵衛」の満州焼きの味を今に伝えているとのこと。

 カシラの脂身のところを使うのと、甘みのない味噌ダレがポイント。とてもいいつまみになります。

 昭和21(1946)年生まれだという店主は、創業当時の「庄兵衛」の写真をiPadに収めていて、それをみんなに見せてくれます。スキンヘッドだし、こだわりの張り紙はたくさんあるしで、なんだか怖い感じに見えた店主だけど、実は我われのアニキ的な存在の、親しみやすい方のようで、ひと安心。

 さらにいただいた「しいたけ」は肉厚でプリップリ。きっちりと同じ形に成形された「たん」はタレ焼きで、肉のいい弾力感が味わえます。これまたタレ焼きで出された「かわ」も余分な脂がなくてゼラチン質。最後にいただいた「しろ」は、厚みが絶妙です。

 藤沢というと、これまで「久昇」にしか来たことがなかったのですが、いろんな酒場があるんですねえ。私の仕事場の最寄駅から、藤沢駅までの所要時間は25分ほど(料金は320円)。また来てみたい街でした。

130212a 130212b 130212c
梅酒を口から迎えにいく / 満州焼き(かしら味噌焼き) / しいたけ

130212d 130212e 130212f
たん / かわ / しろ

店情報

《平成25(2013)年2月12日(火)の記録》

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店情報: やきとり「一徳(いっとく)」(藤沢)

    やきとり 一徳
  • 店名: やきとり 一徳
  • 電話: 0466-26-4594
  • 住所: 251-0055 神奈川県藤沢市南藤沢20-21
  • 営業: 17:00~22:00入店まで、(定休日未調査)
  • 場所: 藤沢駅南口から徒歩3分。南口駅前ロータリーの向こう側にある小田急百貨店の、向かって左側の通り(ファミリー通り)を入った先、左手。小田急百貨店の東側すじ向いにある。
  • メモ: 1946(昭和21)年生まれの名物店主が営む、カウンター10席ほどのやきとり店。昔ながらの満州焼き(かしらの味噌焼き)が食べられる。年内は禁煙。やきとりのネタは、メニューに記載されている順にカウンター上の冷蔵ケースに並んでいる。かしら(満州焼き)、たまご、すなぎも、かわ、たん、ぴーまん、てばさき、ししとう、ねぎ、なんこつ、えび、かき、あいがも、ぎんなん、しいたけ、ねぎにく、あすぱら、れば、こぶくろ、ちょりそ、にんにく、しろ、つけもの。(2013年2月調べ)

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もつ煮込みをいろいろ … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

もつ煮込みをいろいろ


 野方(のがた)での2軒目は「秋元屋」。平成16(2004)年の創業とまだまだ新しい店ながら、今や都区内西部を代表するもつ焼きの名店の1軒に数えられるようになり、「秋元屋」で修業した人たちも次々と新たなもつ焼き店を開店。この界隈もすっかりもつ焼きの激戦区になりました。

 その「秋元屋」の表のテーブルの1つを4人で囲み、ホッピー(380円)をもらって、改めて乾杯。

 まず最初のつまみは煮込みから。もつ煮込み(350円)と煮豆腐(200円)、そして煮玉子(100円)を、それぞれ4人前ずつ注文すると、店主の秋元さんが、一緒盛りにしたり、別盛りにしたりと、バラエティをつけて出してくれました。

 やきとんは、かしら、れば、てっぽう(各100円)をそれぞれ4本ずつ、みそ焼きで。ぎんなんも焼いてもらいます。

 サイドメニューからは、塩らっきょう(150円)とセロリ漬け(180円)、ポテトサラダ(300円)、マカロニサラダ(300円)を注文。ホッピーのナカ(250円)もおかわりです。

 これだけ食べると、思いっきり満腹。1軒目から通算5~6杯ずつとなるホッピーに、酔いも十分。

 1時間ちょっとで店を出て、野方駅前で解散となったのでした。あ~、美味しかった。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成25(2013)年2月10日(日)の記録》

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野方の人気もつ焼き店 … やきとん「すっぴん酒場(-さかば)」(野方)

ればタレ


 「もつマニア」(2010年2月発行)、「さかなマニア」(2011年7月発行)に続く、マニア本の第3弾、「とりマニア」の取材・編集関係者で集まって進捗状況の確認などをしたあと、いつものように懇親会です。

 やってきたのは野方(のがた)の人気もつ焼き店の1軒、「すっぴん酒場」です。

 店主の徳宿克治(とくしゅく・かつじ)さんは、都内の高級もつ焼き店で修業をしたあと、平成18(2006)年の年末に、奥様と二人でこの店をオープンしました。

 修業先と同じ仕入先から仕入れ、朝から5時間ほどかけて、ていねいに仕込みをしたこの店のもつ焼き。修業先ならば2本で500円近くするものが、ここでは1本100円から楽しめるとあって、開店直後から地元で人気のお店になりました。

 もちろん、「もつマニア」にも掲載させていただきました。

 店はキャッシュ・オン・デリバリ(品物と交換払い)の立ち飲み形式。今日は黒ホッピー(450円)をもらって、れば(100円)タレ、おやじつくね(150円)からスタートです。

 ここのつくねは、普通の『つくね』の他に、軟骨が入った『たたきつくね』、チーズが入った『チーズつくね』、そしてニラやニンニクが入った『おやじつくね』と4種類もあって、それぞれに楽しめるのがおもしろい。

 店主の徳宿さんは、私と同じ年なのに、とっても若く見えるのがすごいっ。

 黒ホッピーの中身(おかわり焼酎、250円)ももらい、名物『しょうがみょうが』(200円)も注文。しょうがみょうがは、生姜(しょうが)と茗荷(みょうが)を芯にして、豚肉でくるりと巻いて串に刺したものを焼き上げた人気の一品です。

 最後は、しろ(100円)タレで〆て終了。

 きっちりと作られたもつ焼きの味に、さすが「すっぴん酒場」と再認識しながら店をあとにしたのでした。どうもごちそうさま。

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おやじつくね / かしら / ぽこちゃん

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はらみなんこつ / しょうがみょうが / しろ

店情報前回

《平成25(2013)年2月10日(日)の記録》

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