久しぶりのぬくっピー … バー「ホッピー仙人(ほっぴいせんにん)」(桜木町)
野毛での2軒目は、大岡川沿いに建つ三日月形のビルの2階にあるホッピー専門のバー、「ホッピー仙人」です。
この三日月形のビルは、東京オリンピック(1964年)開催に伴って、この界隈の露店や屋台を収納するために建てられたもの。このビル全体が『都橋(みやこばし)商店街』という商店街になっています。
昔は1階は商店、2階は飲食店(主としてスナック)といった感じだったのですが、最近はビル全体が飲食店といった状態。新しい店もどんどん増えてきているのです。
その新店ブームの立役者になったのが、ここ「ホッピー仙人」だと私は思っています。平成13(2001)年に創業したこの店が大成功してから、このビルに新しい店がどんどん増えてきたからです。今や、ビル全体が野毛の人気スポットのひとつになっています。
サーバー(=樽ホッピー)の白・黒、ビン(=瓶ホッピー)の白・黒、すべてそろっている(各500円)なか、今日は瓶白(びんしろ)からスタートです。
樽ホッピーも瓶ホッピーも、中身は同じだと思うのですが、瓶ホッピーのほうが、喉(のど)にキッとぶち当たるような、きつい感じがします。樽ホッピーならではの泡の存在が、もしかしたらマイルド感を出してくれているのかもしれません。
樽ホッピーは、生ビール用のサーバーで注がれます。手前に引けば液体のビールが、向こうに倒せば泡が出るのが、最近の生ビール・サーバーの仕組み。
このとき出る泡は、ビールをそのまま泡にしたものなので(=空気を混ぜたものではないので)、泡もビール100%なのです。
ということは、同じサーバーで樽ホッピーを注ぐと、最後にシュワァ~ッと足される泡はホッピー100%。液体の部分は焼酎と混ざり合ってますが、泡の部分は、ホッピーそのもののアルコール濃度(約0.8%)でしかないということなのです。
その泡が、最初に口の中に飛び込んでくるので、ライトな印象を受けるんでしょうね。
しかしながら、その下の液体の部分は、瓶でも樽でも同じ濃さなので、泡の軽快さにだまされてはいけませんぞぉ!
2杯目には、久しぶりに「ぬくっピー」(500円)を注文。これは、その名のとおり温かいホッピーです。
普通のホッピー(だけでも4種類ある)のみならず、こういうちょっと変わり種のホッピーもあるところが、ホッピー専門バーたるゆえんですね。
午後9時半が近くなって、どんどんお客さんが増えてきたので、私のほうはここでお勘定。1時間弱の滞在は1,000円でした。
久々のぬくっピーが、おいしかったなあ。
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