ツナとタイカレー缶詰 … バー「野毛ハイボール(のげはいぼおる)」(桜木町)
野毛での3軒目は、同じ都橋商店街2階の並びにある「野毛ハイボール」です。
実は都橋商店街のある場所は宮川町。大岡川に沿って、ここより下流側が野毛町、ここも含んでこれより上流側が宮川町なのですが、テレビや雑誌で特集が組まれるときには、野毛町と宮川町をひっくるめて『野毛』と称されることが多いのです。
「野毛ハイボール」は、もともとは火曜日が定休日だったのですが、手伝ってくれる女性が入ったため、今は年中無休で営業中。
火曜日は、店主・佐野晴彦さんはお休みです。店主ご自身も、酒好き、酒場好きなので、今もなお研究に余念がなく、火曜日ごとに他の酒場を飲み歩いているのでした。
そんなわけで、今日は手伝いの女性が一人だけで切り盛りされている「野毛ハイボール」に入り、ハイボール(700円)をもらって、つまみには「ツナとタイカレー」という、いなばの缶詰を注文。このピリ辛の缶詰はトーストも添えられて400円です。いなばの缶詰は、いろんな種類のものがそろっていて、実におもしろいですねえ。
3年前に呉に転勤になったときには、『もしかすると、今後、横浜で飲むのはむずかしくなるかもしれないなあ』と、ちょっとショックを受けたものでした。
なにしろ自宅は中野区(都内)なので、横浜まで来ようとすると、1時間半ほどの小さな旅が必要になってしまいます。
そんな小さな旅をして飲みに来て、飲み終えると、また小さな旅をして都内に帰らないといけないというのは、かなりの重労働。
なので呉に単身赴任している3年間は、ときどき都内の自宅には帰ってきたものの、なかなか横浜までは足が伸ばすことができず、たまに横浜方面での仕事があったときに、ちょっと立ち寄ることができた程度でした。
それぐらい東京と横浜とは遠かったのです。(でも、通勤している人も多いのですが…。)
改めて、これまでに何度も都内から横浜まで、わざわざ飲みに来てくれていた酒友たちのありがたさを感じたものでした。
そんな風に、ちょっと悲しい思いでいたところへ、まさかの横浜への再転勤。そして、横浜の酒場の店主や、飲み仲間たちが「お帰りぃ~っ!」と迎えてくれたのが、ものすごくうれしい。
3年前に、新入社員のとき以来、2度目となる呉に赴任したときに、「お帰り」と迎えられて、『ここは自分の町なんだなあ』という気持ちが高まったのと同じように、2度目となる横浜でも、みんなに温かく迎えてもらって、『自分の町に帰ってきた』という思いが、ますます強くなっています。
生まれ故郷に加えて、『自分の町』と感じる町をいくつか持てるのが、転勤サラリーマンのいいとこかもしれないなあ。
今日のお勘定は1,100円でした。はじめてのカレー缶詰もおいしかったですよ!
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