呉の「千福」を樽酒で … 樽酒「路傍(ろぼう)」(中野)
中野での3軒目は、呉のお酒「千福(せんぷく)」の樽酒が飲める店、「路傍」です。
店内はJ字カウンター8席ほどと、たいていは荷物置き場として使われている、小上がりに3席ほど。
そのカウンター席の一角に座り、さっそく「千福」の樽酒(800円)をもらいます。
樽酒は、樽からトックトックと片口に入れられ、その白い片口から1合升に注いでくれる。別の小皿で添えてくれる塩をなめなめ飲むと、いくらでも飲めそうなのがすごいっ。それくらい軽快な味わいです。
お通しとして出してくれたのはスナップエンドウ。鰹節をのせて、醤油をサッとかけただけの簡単な料理がおいしいこと。
昭和36(1961)年創業のこの店は、創業者の息子さん夫婦が二人で切り盛りしています。
樽酒を飲み、自然な食材が多いつまみを食べながら、店主夫妻を中心に、カウンターを囲む客全員が話に加わって盛り上がるのがこの店の大きな特長。はじめての客でも、スッと話の輪に入っていけるのは、店主のみごとな采配に依るところが大きいんでしょうね。
2杯目の樽酒をもらって、つまみには煮こごりをいただきます。
日付けが変わる午前0時まで、2時間ほどの滞在。お勘定は2,300円。3年半ぶりぐらいにやってきたのですが、店はちっとも変っていなくて安心いたしました。どうもごちそうさま。
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