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路地の突き当りに老舗 … バー「ブリック(BRICK)」(中野)

BAR「BRICK」


 本当は突き当りじゃなくて、「ブリック」のところで道がクランク状に曲がってるんですけどね。でも、路地のこっち側から見ると、ちょうどその突き当りに「ブリック」があるように見えるんです。

 もともと人気店である上に、今日は金曜日。午後10時の店内はほぼ満席状態ですが、なんとL字カウンターの一番奥の席が、ラッキーにもポツンと1席だけ空いていて、そこに座ることができました。

 ここに来たら、やっぱり名物のトリハイ(200円)をもらいましょうね。

 東京オリンピックが開催された昭和39(1964)年に『トリスバー』としてオープンしたこのお店。高度成長の波にものって、一時はトリスがメニューから消えたこともあったんだそうです。

 しかし居酒屋で酎ハイがブームになった昭和60(1985)年。そのブームに対抗するために『うまい!安い!』がキャッチフレーズのトリスのハイボールを復活させたのでした。

 大き目のタンブラーを使って、1ジガー(45ml)のトリスを使って作るトリハイ。最後にキュッとレモンピールしてくれるのもいいですね。

 トリスは、みなさんもご存知のとおり、サントリーのウイスキーの中では安い部類に入るウイスキー。けっして「うまくてたまんない」なんてウイスキーじゃないんだけど、ここ「ブリック」で飲むトリハイは美味しいんですよねえ。

 つまみとして野菜スティック(400円)を選ぶと、お通しには前回と同じくキスチョコを出してくれました。

 このバーでは、料理はすべて店長の菊池さんが作ります。

 野菜スティックは、ニンジン、キュウリ、セロリを細長く切って、氷水の入ったグラスに立てたもの。別皿で出される辛子マヨネーズをちょいとつけていただきます。

 もう1杯、トリハイをおかわりして1時間ほどの滞在。今日のお勘定は1,210円でした。どうもごちそうさま。

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トリハイ / 野菜スティック&キスチョコ / 店頭のショーケース

店情報前回

《平成25(2013)年3月8日(金)の記録》

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 今から6年前、平成19(2007)年4月に創刊された「古典酒場」。その後も1年に1~3冊のペースで出版されてきましたが、つい先日、平成25(2013)年5月に発行された「古典酒場 VOL.12 FINAL号」をもってSeason1が終了し、休刊となりました。  居酒屋巡りの大先達・太田和彦さんから、「酒とつまみ」創刊編集長の大竹聡さん経由で、「倉嶋編集長の慰労会をやりましょう」というお声がけをい... [続きを読む]

受信: 2013.08.12 07:52

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