半年ぶりの呉酒場巡り(4) … お食事処「寿(ことぶき)」(呉)
半年ぶりの呉出張にからめた週末の呉酒場巡りも、あっという間に日曜日を迎えてしまいました。今日の午後には呉を
午前10時の刻限ぎりぎりにホテルをチェックアウトし、向かった先は中通の北の端にあるお食事処「寿」(=「寿食堂」とも言う)です。昨日、「森田食堂」「くわだ食堂」とまわったので、これから「寿食堂」に行けば、呉の三大老舗大衆食堂がひと巡りできたことになります。
あれっ? まだ
でも開けっ放しの入口から、楽しそうな笑い声も漏れ聞こえてくるので、ま、いいかな。入っちゃえ。
「おはようございます。もう入っていいですか?」
「あ~あ、お帰りなさ~い。どうぞどうぞ」
と女将の息子さん夫婦が笑顔で迎えてくれて、入口近くの対面式カウンター席の一角に座り、冷蔵庫からキリンラガービール大瓶(600円)とサラダ(150円)を取ってきて、キュッと起き抜けの一杯をいただきます。
この時間に店に入ると、続々とできあがる料理が、次々に冷蔵陳列ケースに運ばれてきます。
かわいい孫娘(=大人です!)が、できたて熱々のだし巻き卵(150円)を持ってきて、陳列ケースに並べらようとしているところを、さっそく一皿インターセプト。やっぱりできたてはうまいなあ。
この店は、女将さん、その息子の嫁、さらにその娘(=女将さんの孫娘)の、母・義娘・孫娘という3代の女性が中心になって、平日はパートのおばちゃんたちが手伝いに入り、土日は女将の息子さん(平日はサラリーマン)も手伝いに入って切り盛りしているのです。
午前10時半には暖簾も出て、正式に開店。それを機に常連客も続々と入ってきます。
ところで、今さらながらに思うことですが、呉の飲み屋街と、野毛の飲み屋街は、その地形が非常によく似ています。
JRの線路を底辺にして街を見た場合、JRの線路から垂直に中心を貫く通りが伸び、それと平行に、左側には川が、右側には大通りがあって、それらが街の左右の境界となっています。
線路から遠ざかるに連れて、左側の川がやわらかくカーブして、街の左側の境界が狭くなり、先すぼまりに右側の大通りとぶつかって、街の境界が閉じる。
ざっと言うと、そんな形です。
呉の場合は、中心を貫く通りが
野毛の場合は、中心を貫く通りが
川岸は逆ですが、呉で屋台が並んでいるあたりが、野毛だと
野毛小路の入り口をガッチリと固めている「福田フライ」「三陽」「萬里」「若竹」の4軒に対応する店がないのが残念。まさに『おしい!広島県』ですねえ。
そうそう。ここ「寿食堂」に来たら、煮魚も食べておかなきゃね。昨日、店の前を通ったときに、鯛カブト煮(450円)があったので楽しみにしていたのですが、これまた残念ながら今日はないようで、サバ煮付け(300円)と、真イワシ煮付け(2尾1皿400円)が並んでいます。
真イワシ煮付けを手に取って席に戻ると、女将さんが電子レンジで温め直してくれます。
ど~れどれ。やはりまろやかな醤油の味が決め手ですねえ。
2時間近くゆっくりとくつろいで、正午前に席を立つと、お勘定は1,300円でした。どうもごちそうさま。
〆は「山乃家」の
旨みの強い、甘めの
初日(金曜日)の広島駅「駅うどん」に始まって、昨日(土曜日)の「森田食堂」の肉うどん、そしてここ「山乃家」のかけうどんと、1日1うどんで過ごした3日間。
スナック「Aki」(中通3-3-10、0823-22-8444)や、料理屋「灘」、小鍋立て「五鉄」、居酒屋「どん底」、お好み焼き「のぶ」など、行けなかったお店も多かったのが残念。また来なきゃね!
今回も、いろいろとありがとうございました。>呉のみなさん
「寿食堂」だし巻玉子 / いわし煮付け / 「山乃家」かけうどん
| 固定リンク
| コメント (1)
| トラックバック (1)
最近のコメント