半年ぶりの呉酒場巡り(2) … 「森田食堂」「くわだ食堂」(呉)

呉2日目。土曜日の今日は、昨日の雨とは一転してまぶしいほどの快晴です。
昨夜、遅くまで飲んでいたので、今日は9時ごろ目覚めてシャワーを浴び、ゆっくりと遅めの朝食を食べに出かけます。
向かった先は大正2(1913)年創業の老舗大衆食堂、「森田食堂」です。
「あらお帰りなさい。お元気そうで」と迎えてくれる女将さんの笑顔がうれしいなあ。
「半年ぶりです。ごぶさたしてすみません。今日は肉うどん(500円)をください」
明け方まで飲んでたので、さすがにまだ飲もうという気持ちは起きず、呉名物の細うどんを、肉うどんでいただきます。
「森田食堂」の大きな特長は、とにかく出汁(だし)がうまいこと。イリコ出汁が基本らしいのですが、すばらしい旨みです。だから、うどんも湯豆腐(300円)も、中華そば(400円)までもがうまいんですね。
この出汁とよく絡むのが呉の細うどん。ざっと言うと、冷麦(ひやむぎ)を少し太くしたぐらいの細さです。
昔から呉は職工さんの多い街でもあったので、大勢の職工さんに待ち時間少なく、熱々のうどんを提供するために、ゆで時間が少ない細うどんが定着したと言われています。その細さが、旨みのあるつゆをたっぷりと味わえるということにも貢献したんですね。
飲み過ぎですっかり眠ってしまっていた胃袋も、このアツアツ肉うどん1杯でまた動き出した感じ。よしっ。今日も飲むぞ!
「森田食堂」を出て、呉の街の散策を終え、再び呉駅前に戻ってきたのは午後2時。今日の昼食&飲み始めは「くわだ食堂」です。
「こんにちは」
「ありゃ久しぶり。いらっしゃい」
「昨日、出張で呉に来たんですよ」
「そうか。今は出張してくる先がこっち(呉)なんですね。お帰りなさい」
と迎えてくれる若店主。彼は数年前まで会社勤めをされていたので、我われサラリーマンの生態(?)もよく知っているのです。
冷蔵庫からキリンラガービールの小瓶(360円)とよく冷えたグラスを取ってきて、グイッと1杯、最初のビールを飲んでから、陳列ケースにおかずを選びに行きます。
朝の「森田食堂」もそうですが、こっちの大衆食堂は、冷蔵陳列ケースにずらりと並んでいるおかずの中から、自分の好きなものを自由に持ってきて、ごはんやみそ汁だけ別に注文して献立を組み立てるスタイル。
ごはんやみそ汁を注文する代わりに、ビールや酒を注文すれば、豊富なおかずをつまみに一杯飲める、大衆酒場になるのでした。
おぉ~っ、カツオのたたき(400円)がうまそうじゃ。これをもらいましょう。
その皿を席まで持ってくるのとほぼ同時に、カツオたたき用のポン酢醤油の小皿が出されます。客が何を手に取ったかよく見ていて、それに必要な薬味を出してくれたり、温めた方がおいしいおかずは「温めましょう」と電子レンジで温めてくれたりするのです。
この店の名物のひとつ、貝汁(180円)ももらいましょう。アサリがたっぷりと入ったこのみそ汁は、当然のごとく、いいつまみにもなるので、呑ん兵衛にも大人気なのです。
カツオのたたきと貝汁だけで、燗酒2合程度は軽くいけそうなのですが、土曜日の今日は、この後の展開も長丁場の予感がたっぷり。
ここでスタートダッシュをかけてしまうと、夜までもたない可能性も高いので、今はか~るく、ウォームアップ程度にとどめておくことにしましょう。
そんなわけで「くわだ食堂」には、30分ほどの滞在。お勘定は940円でした。どうもごちそうさま。また来ますね。
・「森田食堂」の店情報(前回) / 「くわだ食堂」の店情報(前回)
| 固定リンク | 0






コメント