前回とまったく同じだ … 酒「鍵屋(かぎや)」(鶯谷)
最寄り駅で言うと鶯谷(うぐいすだに)なんだけど、「鍵屋」はやっぱり『根岸の鍵屋』と言うほうがあってるような気がするなあ。住所が台東区根岸だから『根岸の鍵屋』なんですね。
同じことが横浜の「武蔵屋」にも言えて、最寄り駅は桜木町(さくらぎちょう)なんだけど、横浜市中区野毛町にあるから『野毛の武蔵屋』。このほうがピタリとおさまります。
牛にこみ「大坂屋」を出て門前仲町(もんぜんなかちょう)から、茅場町(かやばちょう)で乗り換えて入谷(いりや)へ。地下鉄で「鍵屋」に向かうにはこのルートが便利なんですね。
土曜日の「鍵屋」は比較的すいてるんです。すんなりとカウンター中央の燗づけ器前に座ることができました。
「鍵屋」のお酒は、菊正宗、櫻正宗、大関の3種で、それぞれ530円。
春なので櫻正宗をもらいましょうね。
「櫻正宗(530円)と煮やっこ(580円)をお願いします」
う~む。前回とまったく同じ注文ですね。でもこの時季、やっぱりこの組み合わせがいいですよねえ。
お通しもまた前回と同じく心太(ところてん)。
「鍵屋」のお通しというと、昔から定番で味噌豆(みそまめ)だったのですが、私が来る時間が遅いせいか、このところ味噌豆を食べたことがありません。
心太でチビチビと飲んでいるところへ、ひとり用の小鍋で調理された煮やっこができてきました。
「鍵屋」の煮やっこは、すき焼きの割り下と同じように、醤油と砂糖で甘辛く味付けられた出汁で豆腐と玉ねぎ、少量の鶏もつを煮たもの。木箱で出される刻みネギをたっぷりとトッピングしていただきます。
「具で2本、残った汁で1本いけるよね」
と話してくれたのは、前回、たまたまとなりの席にいた常連さん。その常連さんも私も、二人とも煮やっこをつまみに酒を飲んでいて、そんな会話になったのでした。
まったくその通りで、汁がまたいいつまみになるんですよねえ。
櫻正宗(530円)をおかわりして1時間ちょっとの滞在。今日のお勘定は、これまた前回と同じく1640円でした。同じものを注文したんだから当然か。どうもごちそうさま。
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