モラさん、倉嶋さんと … 中華料理「三陽(さんよう)」(桜木町)ほか
「武蔵屋」を出て、まっすぐに都橋(みやこばし)商店街に向かい、2階にある「ホッピー仙人」の扉を開けると、その目の前にお客の背中がずらりと並んでいるほどの満員状態。カウンターで飲む人たちの後ろに、大勢の人がずらりと並んで立ち飲んでいます。でも仙人が、
「おぉ~っ、浜田さん。倉嶋さんたちも中にいるよ。入って入って」
と声をかけてくれると同時に、入口近くのお客さんたちも左右にギュギュッと詰め合わせてくれて、なんとか店内にもぐり込むことができました。
今日も瓶白(びんしろ=瓶の白ホッピーのこと、500円)をもらって、恒例の店全体での乾杯をすませて飲み始めたところ、奥のお客さんたちからも、
「モラさんや倉嶋さんと一緒のほうがいいでしょう? 場所を代わりましょう」
という声がかかり、カウンターの後ろに並ぶ人たちが、一度いっせいに外に出て、その奥に私が入らせてもらってから、もう一度みんなが店内に入り直すという立ち飲み族一同の大移動のすえ、やっとモラさん、倉嶋さんの近くに行くことができました。(ありがとうございました。>みなさん)
お二人は「武蔵屋」のあと、「野毛ハイボール」を経て、ここ「ホッピー仙人」に来られたのだそうです。
それにしてもモラさん、日本語が上手ですねえ。まったく違和感がない感じ。日本には通算20年ほど滞在されているそうなんですが、それにしても自然な日本語です。
1時間弱で「ホッピー仙人」を出て(お勘定は500円)、次なるお店は『毛沢東もビックリの餃子!周恩来も驚くラーメン!』でおなじみの、野毛の名物店「三陽」です。
店内のカウンターもけっこう空いているので、カウンター席に入ろうとすると、入口近くで鍋を振っている店主から、
「3人? ビアガーデンに座って」
と指示が飛びます。ビアガーデンというのは、店の前の道路に張り出して並べられたテーブル席のこと。そこに座ろうとしているところへ、
「生ビール(550円)3杯に、餃子(400円)とネギトリ(600円)を3人前ずつか?!」
と店主から声が飛びます。この勢いに押されて、慣れないうちはすぐに「はいっ」なんて返事しちゃうんですよねえ。でも今はもう大丈夫。余裕でこなせます。
私:「う~ん。もう食べてきちゃったから、そんなに入んないですよ」
主:「じゃ、餃子2人前くらいにしとくか?!」
私:「はい。それとネギトリも1人前ください」
モ:「あと、サラダね」
主:「サラダはクラゲでいい?」
モ:「いいよ」
ってなことで、飲み物はチューハイ(350円)をもらって、改めて乾杯。お通し(サービス)のバクダン(ニンニク)が相変わらずいいですねえ。
はじめて食べたクラゲ(900円)は、クラゲとキュウリの酢の物っぽい料理。さっぱりとしてます。
さっくりと45分ほど(お勘定は3人で3,500円ほど)で飲み終えると午後10時。
モラさんも倉嶋さんも、都内(中央線沿線)まで帰らないといけないので、そろそろお開きかな、と思っているところへ、
「次に行きましょう!」とモラさん。さすがです!
モラさんは、ジャズピアニストでもあるので、最後はジャズが聴ける店にしようと「パパジョン」を目指したものの、なんと今の「パパジョン」は火曜日が定休日。残念でした。
この時点で、これ以上飲むと帰宅困難になることを按じた倉嶋編集長が戦線離脱。(この判断もさすがです!)
モラさんと私は、タクシーでちょっと(料金にして1000円ほど)移動して、横浜中華街入口のジャズバー「ウィンドジャマー(Windjammer)」です。
入口にいた店員さんに、「まだライブはありますか?」と確認すると、
「ええ、ありますよ。最終が午後10時半から、もうすぐはじまります」
ということで店内に入り、ステージ前のカウンターに陣取り、モラさんはジンバック、私はジャックター(Jack Tar)を注文。つまみにナチョス(500円)ももらいました。
ジャックターは、この店のオリジナルカクテル。ゴールドラム、ピーチリキュール、ライムジュースをシェークして、クラッシュドアイスを詰めたロックグラスに注がれます。
そしてジャズライブも始まりました。今夜はピアノ(柴崎純孝さん)、ベース(嘉山広信さん)、ドラム(白沢悦朗さん)の3人によるセッションです。
この店はミュージックチャージが600円と比較的安価。横浜には、気軽にジャズライブが聞けるバーが多いのです。
それにしても、このステージ前のカウンター席は、演奏が始まるとしゃべってはいけないことになっているのですが、そのすぐ近くにあるテーブル席はそんな規制がないので、うるさいこと、うるさいこと。もう少し静かに話してくれるとありがたいんだけど、この時間なので、もう酔っ払いばっかり。ついつい声も大きくなっちゃうんだろうなあ。
5軒目(私は4軒目)だけど、モラさんはまだまだいけます。最初のジンバックをグイッと明けて、次なるカクテルはギムレット。強いですねえ!
ライブも終わり、11時過ぎに店を出て(お勘定は二人で5,500円ほど)、てくてくと石川町駅へ。ここからモラさんは上り東京方面へ、私は下り磯子方面へと向かう電車で帰ります。
長時間にわたる楽しい時間をありがとうございました。>モラさん、倉嶋さん
「ホッピー仙人」 / 「三陽」餃子、バクダン(奥) / ネギトリ、クラゲ
「ウィンドジャマー」カクテル / ジャズライブ / ナチョス
・「ホッピー仙人」の店情報(前回) / 「三陽」の店情報(前回) / 「ウィンドジャマー」の店情報(前回)
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