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土曜の昼は立石ツアー … もつ焼き「宇ち多゛(うちだ)」(立石)ほか

宇ち多゛


 毎週土曜日は、これといった予定がない限り『大人の遠足』の日。電車に乗って、ちょっと遠くの町まで『わざわざ』飲みに出かけます。『わざわざ』行くのがいいんですね。

 とは言うものの、出かける先はほぼ決まっていて、立石を中心とした葛飾エリアか、門前仲町・木場を中心とした深川エリア、あるいは赤羽・十条などの城北エリアのいずれかであることが多い。これらのエリアには魅力的な酒場が多いので、ついつい足が向いてしまうのでした。

 今日も今日とて、昼前に自宅を出て立石へと向かいます。

 目指す「宇ち多゛」に到着したのは12時半。この時間帯でも15人以上の行列ができています。相変わらずすごいなあ。

 このところ、土曜日の「宇ち多゛」は、店の裏側が入口、店の表側が出口と、一方通行になっていて、入店を待つ人たちは、店の裏側に1列に並びます。

 お客の回転が速いので、けっこう並んでいるように見えても、思っているよりは早く店内に入れることが多い。今日も30分ほどで店内に入ることができました。

 焼酎の梅割り(180円)をもらって、つまみは煮込み(180円)とお新香(180円)。この3点セットが、注文するや否やという感じで目の前に出てくるのがすばらしい。あっという間に飲み始めることができます。

 東京下町の酒場でも、煮込みというと牛もつ煮込みが出る店も多いのですが、ここ「宇ち多゛」の煮込みは、豚もつ煮込み。当日仕込んで、その日のうちに売り切ります。なのに、けっして『煮込みが浅い』なんてことはなくて、しっかりと煮込まれたもつが味わえるのです。いったい何時から仕込みをしてるんでしょうねえ。

 焼酎をおかわりして、レバたれ(もつ焼きはすべて2本1皿で180円)を注文するころには、店もゆったりと空席ができはじめ、店内の違う場所で飲んでいた宇ち中うちちゅうさんが、こっちのテーブルに移ってきてくれました。

 最後に、シロたれをいただいて、今日のお勘定は1,080円。ごちそうさま。

 「宇ち多゛」を出ると、筋向いにあるのが「二毛作」。こちらもまた『超』が付くほどの人気店なので、いつ見てもたいてい満席です。今日もそう。

 「二毛作」がいっぱいの場合は、近くの「ゑびすや食堂」に行くことが多いのですが、今日、宇ち中さんが案内してくれたのは、同じ立石仲見世商店街の中にある手打ちそばの店、「土日庵」です。店の存在は知ってましたが、入るのは今日がはじめて。楽しみですねえ。

 店内はL字カウンター7席だけの小さな造り。メニューは酒、肴ともに少数精鋭の構成で、メーンとなるそばも、せいろ(700円)、茄子せいろ(900円)、鴨せいろ(1,300円)の3品に、冬場だけ釜あげ蕎麦(900円)が加わって全4品とシンプル。

 『純吟 吊るし搾り おりがらみ』というラベルが貼られた「一喜いっき」(800円)をもらって、肴には「とうふのみそ漬」(400円)と「だし巻玉子」(550円)を注文。できたて熱々で出される「だし巻玉子」もいいのですが、「とうふのみそ漬」がすばらしい。日本酒にずばりと合います。

 さらに「飛露喜ひろき」(800円)をもらって、最後に「せいろ」(700円)でしめ。ごちそうさま。

 「土日庵」を出て、仲見世商店街を駅に向かって歩いていくと、おっ、「二毛作」にきがある。

 そんなわけで、〆のそばも食べ終えた後だけど、「二毛作」にもちょっと立ち寄って、今ちゃんハイに、「神亀しんかめ」の純米活性にごり酒をいただいて、『〆の〆』としたのでした。

130316a 130316b 130316c
「宇ち多゛」レバたれ / 焼酎梅割り / シロたれ

130316d 130316e 130316f
「土日庵」とうふのみそ漬 / だし巻玉子 / せいろ

130316g 130316h 130316i
「二毛作」日替りメニュー / 今ちゃんハイ、お通し / 神亀・純米活性にごり酒

・「宇ち多゛」の店情報前回) / 「土日庵」の店情報 / 「二毛作」の店情報前回

《平成25(2013)年3月16日(土)の記録》

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コメント

私みたいな超初心者でも、「宇ち多゛」は受け入れていただけますか?

投稿: 仙台おおぽん | 2013.07.01 20:55

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