今日は新橋をひと巡り … ビアホール「ビアライゼ(BIER REISE)'98」(新橋)ほか
今日は久しぶりに新橋をひと巡り。
まずは午後4時の開店時間を目指して、生ビールのおいしいビアホールレストラン「ビアライゼ(BIER REISE)'98」に向かうと、「ビアライゼ'98」はとっても静かに開店時刻を迎え、私以外にはお客はいない状態。
「もう入ってもいいですか?」
と確認しながら、広い店内に入り、入口すぐ左手にある小さなカウンター席の真ん中あたりに腰を下ろします。
平日の午後4時から6時までの2時間のあいだ、お得な『ハッピーアワーセット』というのがあって、アサヒ「F」(620円)の生ビールに、料理が1品付いて880円。今日の料理は「枝豆のガンモドキを揚げたもの」だということで、さっそくそのハッピーアワーセットを注文すると、歴史を感じる古い生ビールサーバーで、ダダァ~~ッと
ックゥ~ッ、うまいっ。
飲み始めの最初の1杯ということもあるけれど、炭酸が強すぎないビールの喉越しがいいこと! ググゥ~ッと飲めてしまいますねえ。
しばらくすると、年配の男性客がひとり、またひとりと入ってきて、生ビールを飲みながら店主と談笑。お店らしい雰囲気になってきました。
「揚げ物にちょっと時間がかかりますので、その間、これをどうぞ」
と出してくれたのはキャベツとキュウリの塩もみ。これはうれしい。店が開いたばかりなので、揚げ油の温度がまだ上がり切っていないのかもしれませんね。
2杯めのビールを注文するころに、枝豆のガンモドキ揚げも出てきました。熱々のところを、生姜醤油をつけていただくこの一品。これまたうれしいことに、枝豆がたっぷりと、入り過ぎるほど入っていて、『枝豆がたっぷりと入った揚げ豆腐』をいただいているような感じ。枝豆も豆腐も呑ん兵衛の強い味方。その両者が合体したこの料理は、もう完璧ですね!
さっくりと1時間弱の滞在。お勘定は1,500円でした。どうもごちそうさま。
◆ ◆ ◆
新橋での2軒目は、大衆酒場「大露路」です。この店も午後4時開店。開店後1時間、午後5時の店内は半分くらいの入り。
この店は6人テーブルが2卓と、8人テーブルが2卓の、全4卓28席。このテーブルに入れ込み(相席)で、ぎっしりと入っていくのです。さらに常連さんは、奥の厨房との間の仕切り壁のところで立って飲んだりしているから、実際には30人ちょっと入ります。
私も8人テーブルの端っこの席に案内され、酎ハイ(300円)と、ハムとメンチのセット(300円)を注文すると、すぐに酎ハイと、お通し(サービス)のもやしナムルが出されます。
この店の大きな特徴は、料理が全品300円均一であること。しかもその値段ながら、安っぽい料理が出るわけではありません。
定番ものと、日替りものとで構成される料理メニュー。今日は、くじらベーコン、ホタルイカ、やりいかさし、わけぎぬた、あじ酢、まぐろさし、いわしフライ、いわしハンバーグ、いわし塩焼き、山芋千切り、みつ葉おひたし、みょうが、セロリ、メンチ、やりいか煮、さといも煮、ポテトサラダ、半ぺん照焼、ホルモン炒め、ゴーヤ炒め、とり唐あげ、肉やさい炒め、さばバタ焼、ウィンナ炒め、豚肉しょうが焼、ほうぼう唐揚、いかげそ焼、いかわたホイル焼、ベーコンエッグ、にら玉、あつあげ、はすきんぴら、焼そば、焼うどん、焼ビーフン、まぐろステーキ、いかバタ、ししゃも焼、がんも煮、エリンギベーコン炒め、なす油ミソ、ふき煮、新じゃがフライ、串かつ、オムレツ、肉豆腐、冷やしトマト、あじ南蛮漬、鯛かぶと煮、はまぐり酒むし、うど酢ミソ、さつまあげ、ハムフライ、ピーマン肉炒め、冷奴、卯の花、鮭かま焼など、60品近い品が並んでいます。
ところでさっき注文した「ハムとメンチのセット」。メニューにこんな料理はありません。これはそれぞれ人気が高い、ハムフライ(2個で300円)とメンチ(2個で300円)を、それぞれ1個ずつ盛り合わせてもらって300円になるというもの。メニューにはないけど、ほとんどのお客はその存在を知っていて、『ハムメン』という略称まであるほどなのでした。
このハムメン。けっこうボリュームフルなので、酎ハイ1杯では食べ終わらず、2杯めは玉露割り(300円)をいただきます。
飲み物のほうも、千福(日本酒)、焼酎、酎ハイ、酎サワー、ウーロンハイ、トマトハイ、玉露割り、そしてウィスキーがそれぞれ300円均一。300円じゃないのはビールだけで、大瓶が550円で、小瓶は350円です。
午後6時まで、1時間ほどの滞在。飲み物2杯に料理1品で、900円のお勘定を払って、ぎっしりと満席になった「大露路」をあとにします。
◆ ◆ ◆
3軒めは、新橋駅を超えて銀座方面に出て、バー「ロックフィッシュ」です。
午後6時過ぎの「ロックフィッシュ」はほぼ満員。入口近くの立ち飲みカウンターがちょっと空いていて、そこに立ってハイボール(840円)をいただきます。
ここのハイボールは、氷が入らない関西風で、ベースとなっているウイスキーは、サントリーの角瓶です。
この店のハイボールに惚れこんで通った会社員・佐野晴彦さんが、のちに独立して横浜・野毛に「野毛ハイボール」を開店したのも有名な話。それくらい、「ロックフィッシュ」の間口一就さんが作るハイボールはおいしいのです。
銀座「ロックフィッシュ」のカウンターの上などには、酒場関係の本がずらりと並んでいるのですが、バックバーの本置場のところに、森下賢一さんの「居酒屋礼讚」や、成田一徹さんの「to the Bar」と並んで、拙著「酒場百選」も置いてくれているのが、ものすごくうれしいなあ。ありがとうございます。
30分ほど立ち飲んで、お勘定は840円でした。どうもごちそうさま!
「ビアライゼ'98」 / キャベツとキュウリの塩もみ / 枝豆のがんもどきを揚げたもの
がんもどきの中は枝豆たっぷり / 「大露路」 / お通しと酎ハイ
ハムメン(ハムフライとメンチ) / 「銀座ロックフィッシュ」 / ハイボール
・「ビアライゼ'98」の店情報(前回) / 「大露路」の店情報(前回) / 「ロックフィッシュ」の店情報(前回)
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コメント
最高のはしご酒ですね!私もこのコース大好きです。
昨夜は酒友ハッシーとともに西新橋「ヴルストハウス」から始めて、築地ねこ屋の跡に居抜きで入った「くまごろう」、八丁堀「マル1F」で締めました。また酒場でお会いしましょう。
投稿: HIRO | 2013.07.04 11:16