毎週火曜は焼き魚の日 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)
ちくちゃん(=店を手伝っている女性)のブログ、「竹よし便り。」で、『毎週火曜は焼き魚の日』であることは知っていたのですが、なかなか行くことができなくて、会社が休みの今日、はじめて火曜日の「竹よし」です。
店に到着したのは、開店時刻の午後5時。当然のごとく先客はなく……、というかまだ店頭の「営業中」を示す札は「準備中」になっていて、
入口引き戸をガラリと開けて、
「こんちは。もう入ってもいいですか?」
そう言いながら店内に入ると、カウンターの中で一所懸命に仕込み作業をやっていた
「あぁ、浜ちゃん、いらっしゃい」
と笑顔を向けてくれます。
「札も営業中にしておきますね」
と札をひっくり返すと、店主が暖簾を出して、「竹よし」の今日の営業が始まります。
水曜から日曜までの5日間は、曜日替わりで手伝いの女性が入っている「竹よし」。月曜日は定休日で、火曜日の今日だけが、店主ひとりでの営業日です。
店主ひとりでも切り盛りがしやすいように、料理を焼き魚に限定した、というのが『毎週火曜は焼き魚の日』となった原点のようです。
まずはサッポロラガービール(中瓶500円)をもらって、それを飲みながら今日のメニューを確認します。
あじ、たちうお、たいかぶと、ねぎま串焼き、さわら西京みそ、キングサーモン、赤えび串焼き2尾、そい、さんま蒲焼き、ホッキ貝、くじら生姜焼き、かじきまぐろ、いかするめ、紅鮭(大辛)、いか。今日のメニューに並んでいる焼き魚は、この15品で価格は400円均一。
どうしても400円均一では出せない、かれい姿焼き、たい姿焼き、うなぎ串焼きの3種のみが、それぞれ500円。それにしてもカレイやタイは、
「他にも、数人前しかないので書いてないものもあるんだよ」
と言いながら、カウンターの上段に今日の魚をずらりと並べてくれます。メニューの
タイなんて、「本当にこの1尾を500円で出しちゃうの?」と思わず再確認したほど立派な
『これは真鯛に決まりかな』と決めかけていたところに登場したのが、これまたすごく立派な
「これをお願いします!」
思わずそう注文してしまいました。日本酒によく合いますもんねえ、西京焼きは。
引き続きビールを飲みながら、サワラ西京焼きのできあがりを待っていると、
「焼き物の前に、まずはやっぱり刺身をね」
と店主がマグロとスズキの刺身を少量ずつ、小皿で出してくれました。ありがとうございます。
『毎週火曜は焼き魚の日』と言いつつも、メニューには刺身や煮魚のほか、普段と同じように、イカ塩辛(350円)や、酒盗とクリームチーズ(450円)、もずく(300円)などの一品料理も並んでいます。
最初こそ焼き魚オンリーだったんだけど、徐々に増えていって、『焼き魚の日』に加えて、普段のメニューもあるという、ちょっと
そして出てきたサワラの西京焼き(400円)。ホクホクとした身を口に含むと、まずみそ味がやってきて、噛むとサワラの味わいが広がってきます。う~ん。これはやっぱり日本酒だね。
「菊正宗」を大徳利(700円)で注文し、サワラを食べながら、すでに次なる一品、クジラ生姜焼き(400円)を注文します。
クジラ生姜焼きは、ステーキのように1枚焼きしたものを、食べやすく2センチ幅ぐらいにスライスし、大根おろしをのせて出してくれます。同じフライパンで焼いたネギや赤ピーマン、シメジも添えられています。
続いてはホッキ貝(400円)。刺身でも食べられる大きなホッキ貝を、さっとレア目に炙って出してくれます。これもまた贅沢な食べ方ですねえ。
お腹もけっこう
7時半ごろになって、冷酒だけでは少し口寂しさを感じてきたところで、ねぎま串焼き(400円)を焼いてもらいます。これは、白ネギとマグロを串に刺して焼いたもの。ずっしりと重いこの串には、レモンスライスと大根おろしもたっぷりと添えられます。
午後9時過ぎまで、4時間以上の滞在。焼き魚5品(各400円)に、中瓶ビールと、大徳利(約360ml)2本、冷酒(300ml)3本で、お勘定は5,700円でした。
それにしても日本酒が合計で9合(1,620ml)か。おいしい焼き魚をつまみに、今夜はちと飲み過ぎたなあ。。。
くじら生姜焼き / 北寄貝あぶり / ねぎま串焼き(焼く前)
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