半熟うずら、とろける … 炭火焼鳥「一火(いちか)」(上大岡)
この店の「半熟うずら」(1串250円)が大好きです。
その名のとおり、半熟状態に仕上げたうずらの卵を串に刺して焼いたもの。
トロ~リととろける黄身がたまりません。
この半熟うずらは、「一火」だけではなくて、鳥佳グループ全体で出される共通の品。(昭和47(1972)年創業の「鳥佳」が本店で、平成20(2008)年開店のここ「一火」が鳥佳2号店。そして平成22(2010)年に開店した金沢文庫の「大洋」が鳥佳3号店です。)
仕入れや仕込みは「鳥佳」で一括で行うんだそうで、仕込みの時間には各店の店長さんたちも「鳥佳」に集合します。うずらの卵の仕込みも、そこで行うんですね。
「うまく半熟に仕上がらなかったもの、殻をむいてる時に卵が割れちゃったものなどはお客さんには出せません。自分たちで食べちゃうんです」
と話してくれるのは、「一火」店長の髙田新太郎(たかだ・しんたろう)さん。失敗作が多いと、けっこう大変なんだそうです。
本店「鳥佳」では、同じ半熟うずらが、「うずら~の卵」(1串250円)という名称で出されています。『ら~』と引っ張るところに、『普通のうずらの卵とは、なんか違うぞ』と感じさせるものがあるんですね。
今日は、「もつマニア」、「さかなマニア」に続く、ホピオシリーズ第3弾、「とりマニア」(今秋発売予定)の取材のために、この店の常連さんである、G.Aさん、取材スタッフのOさんとともに「一火」にやってきました。なので、出してもらうメニューも鳥中心。
「鳥佳」グループは、豚もつも鳥もいける。鳥だけに限定しても、ささみサビ(200円)、鳥ねぎ(=ねぎま、150円)、つくね(150円)、月見つくね(200円)、皮(150円)、砂肝(150円)、手羽先(200円)、ぼんぽち(250円)、半熟うずら(250円)、チーズ巻き(=ささみチーズ巻き、250円)といった定番メニューの他、ソリレス(=鶏足の付け根の肉)、せせりごぼう串(150円)、ヤゲンナンコツ(150円)など。焼き物以外でも、鶏たたき刺し(420円)や、焼き鳥丼(800円)、鶏そぼろ丼(500円)、鳥スープ(200円)などなど、鳥料理の品ぞろえも実に豊富なのです。
そういった鳥料理の合い間に、店長の新太郎さんが出してくれたレバーペースト(500円)がまたすばらしい。これは、日替わりで黒板に書き出される『本日の美味』の中の一品。「一火」のオリジナル料理なんだそうです。
一連の取材が終了したところで、有機キャベツ味噌付(320円)や、豚レバー(150円)、豚なんこつ(150円)のタレ焼き、タン下(150円)をもらって
週の頭から長時間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。>G.Aさん
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