人気沸騰の立ち飲み店 … 立呑み「きど藤(きどふじ)」(高円寺)
『ゆりちゃんから、高円寺に昼から飲める素敵な立ち飲み屋があるというお誘いをいただきました。今度の日曜日にいかがでしょうか』
というメールを酒友・にっきーさんからいただいて、午後2時に高円寺駅改札口で待ち合わせて向かったのは、高円寺中通り商店街の小さな路地にある、立呑み「きど藤」です。
おぉ~、こんな時間にもかかわらず店内はお客でいっぱい。ゆるやかに(=間隔をあけて立って)8割ほどの入りでしょうか。すごいなあ。
店内は、うなぎの寝床のように細長い造り。左手に10人ほど立てる直線カウンターがあって、その中が厨房。店の奥には立ち飲みテーブルが2卓あって、8人ぐらい立てるでしょうか。
昨年11月にオープンしたそうですが、すでに大人気の立ち飲み店なんだそうです。
若い客が多いのが高円寺らしいですねえ。カップルも多いし、女性客も多い。
まずは瓶ビール(サッポロラガー中瓶、390円)を2本もらって3人で乾杯。
つまみはカブミソ(110円)、ハムキャベツ(150円)、アジたたき(180円)をもらいます。
どうですか、この値段!。
すらりとならぶ料理のメニューは定番の品が約50種。さらに今日のメニュー10種ほどが黒板に書きだされています。
もっとも安いのが100円の落花生で、それ以外も100円台のメニューがほとんど。200円超えの、この店では高級料理なのは、ホタテ刺し(230円)、インドカレー(250円)、ふぐ唐揚げ(250円)、てっぴ(ふぐ皮ポン酢、350円)の4種のみ。
しかも、この値段にもかかわらず、多くの料理を、注文を受けてから作るのが素晴らしい。クオリティも高いぞ!
店は若い男性二人で切り盛りしていて、料理もすべて彼らが作ります。
メニューに、渋谷「富士屋本店」風のハムキャベツ(150円)があったり、荻窪「「やきや」風のイカミミ刺し(180円)があったり、野方「「秋元屋」風のカシラあぶら(2本180)があったりするのも面白い。
店を切り盛りするお二人が、大衆酒場好きであることがよくわかります。
他の店の『いいとこ取り』は、呑兵衛にとっては大歓迎。あちこちいかなくても、ここ1軒で、いろんな名物が楽しめるんですからねえ。
瓶ビール2本のあとは、各自の好きなお酒にチェンジ。私は焼酎のトマト割り(270円)をいただきます。
飲み物のほうも、ホッピーが350円(なか190円、そと160円)、ウーロン割りやお茶割りなどが230円、チューハイは250円、サワー類が270円、日本酒(松竹梅)が230円、ワインが250円と、これまた安い。
支払いは品物と引き換え払い(キャッシュ・オン・デリバリー)。カウンター上にお金を置いておくと、そこから代金を取って、代わりにおつりを置いてくれます。
午後4時前まで、2時間近く立ち飲んで、お勘定は3人で3,000円(ひとり当たり1,000円)ほどでした。どうもごちそうさま。
安いけれどもクオリティは高い。開店4か月で「超」が付くほどの人気店になっているのも十分にうなずけるお店でした。この先まだまだ人気が上がっていきそうですよ。
こんにゃくピリ辛炒め / タコ唐揚げ / ヨーグルト割り、トマト割り
・店情報
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