秘伝のみそ焼きがいい … やきとん「たつや」(沼袋)
間があくと食べたくなるのが、もつ焼きですよねえ。
今日は沼袋の「たつや」で、ホッピーセット(380円)の赤をもらって、もつ焼きは、れば、はらみ、てっぽうを1本ずつ(各100円)、みそ焼きで注文します。
みそ焼きというのは、もつを液体のみそダレに浸けながら焼き上げていくもつ焼きの手法。
「もしかすると邪道かもしれませんが、私はこのみそ焼きに惚れこんで修業したんです」
平成16(2004)年に「秋元屋」が開店したとき、店主の秋元宏之さんはそんな風におっしゃっていました。当時は、みそ焼きの存在はほとんど知られていなくて、もつ焼きと言えばタレ焼きか塩焼き。「本当のもつ好きは、塩焼きで食べる」みたいな風潮だったのです。
しかしながら、その秋元さんの舌が本物だったことは、それから現在までの9年の間に、「秋元屋」が23区西部を代表する店の1軒になり、その「秋元屋」出身者が独立したもつ焼き店が続々と開店し、それぞれ人気を博していることからもわかりますよね。
昔は焼き鳥の代用食的な扱いもされていたもつ焼きですが、今は、それぞれの部位の味と食感で、もつ焼きそのものが好まれる時代。東京以外の地方にも、どんどんもつ焼き文化が広がっていっています。
ところが!
そういう店の多くが、『焼き』の重要性をあまり認識していなくて、アルバイトのにいちゃんや、ねえちゃんが片手間にもつ焼きを焼いてたりするんですねえ。
彼ら、彼女らは、おそらく東京の、名店と呼ばれているもつ焼き屋で豚モツを食べたことはないんだろうと思います。だから、部位ごとのベストな焼き上がりのイメージがつかめていない。フニャフニャの生焼けが出てきたり、焼き過ぎの硬いもつが出てきたりするんですね。
これを食べて、「東京で
もつ焼きは、焼き手の持っている技量が、そのままそのもつ焼きの味に反映される。だから、人気が高いもつ焼き店には、必ず技量の高い焼き手がいます。
いいもつ焼きを出したいのであれば、熟練した焼き手が必要なんです。
鮮度の高い豚もつを、熟練の技で焼く。単純ですが奥が深い世界です。
「たつや」ならではのもつカレー(パン付き、350円)ももらって、ホッピーのナカ(250円)を2回おかわり。(つまりは
1時間半ほどの滞在。席料100円が加算されて、今日のお勘定は1,710円でした。どうもごちそうさま。みそ焼き、今日もおいしかったよぉ~!
ホッピーセット / レバ(みそ焼き) / もつカレー(パン付き)
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