金曜の野毛をハシゴ酒 … 「武蔵屋(むさしや)」(桜木町)ほか
今週は、火曜・水曜ともに「武蔵屋」に行けなかったので、金曜日の今日、ちょっと遅めに仕事が終わったあと、
「武蔵屋」に到着したのは午後8時前。店の前には待ち行列はありません。
(金曜日なんだけど三連休の前だから、もしかしたらスッと入れるんじゃないかな)
と思いつつ、
しかしながら、テーブルにも、小上がりの座卓にも、空いている卓はない状態。相席をさせてもらうことができれば、あと数人だけ入ることができそうです。
三連休前でも、お客さんは多かったですねえ。危ない危ない。
いつものように小瓶のビール(500円)からはじめて、燗酒3杯のセット(9月から値上がりして2,500円)へと移行します。
ここ「武蔵屋」も最近はグループ客が増えて、ひとり客は数えるほどしかいません。
テレビもラジオもないし、音楽も流れていないので、ひとりで飲むことに慣れていないと、どう過ごしていいのか、とまどってしまうかもしれません。
基本的には『そんなことすら考えなくていい』という過ごし方でいいのですが、それがむずかしいですよねえ。
これまでにも何度も書いているとおり、私自身は、いつも『
銭湯に浸かるように、酒場に浸かる。
銭湯や温泉で湯船に浸かっているとき、あまりいろんなことは考えないでしょう?
(あぁ~ぁ、いい湯だ。気持ちいいなあ)
ぐらいのもんじゃないかと思いますが、いかがでしょう。
酒場も、それと同じでいいんです。
(あぁ~ぁ、今日もタラ豆腐がうまいなあ。ックゥ~ッ、櫻正宗のうまいこと!)
なんてことを思っていれば、それでいい。
「お店に人に対して、こじゃれたことを言わなきゃ」とか、「となりの客とコミュニケーションをとらなきゃ」なんてことは、いっさい考える必要はありません。自分自身に集中してればいいんです。
誤解しないでほしいのは、お店の人と話すなとか、となりの客と話すなといっているわけではないということ。「話をしなきゃ」という脅迫感を持つ必要はありません、ということが言いたいわけです。
そうして過ごしているうちに、だんだんお酒もまわって、気分も高揚してくる。
ある意味、『酒は合法的な麻薬』ですもんね。飲めば気持ちよくなるんです。
ひとりでじっくりと飲んでみると、この麻薬的な快感もじっくりと味わうことができます。
あんまり飲み過ぎると、快感を通り越して、不快感(=気持ち悪い状態)になるのですが、お酒3杯だと、ちょうど快感のピークぐらいの状態。ここまでの量であれば、泥酔して寝てしまう人や、他人に喧嘩をふっかける人も出てきにくい。
これが「武蔵屋」が、『お酒は3杯まで』としている大きな理由なんでしょうね。
1時間半ほどの滞在。お勘定は3千円ちょうどでした。
店を出たところで午後9時半。
酔い加減は快感のピーク、高揚感のピークの状態。
この状態で、スッとまっすぐに帰るというのがむずかしいんですねえ。
(次に行こう!)
アゲアゲの高揚感のなかで、すぐにそんなことを思っちゃう。
(「ホッピー仙人」の閉店時刻まで、あと30分しかない。急がなきゃ!)
なんてことで、今夜もまたハシゴ酒が始まります。
「ホッピー仙人」でホッピー(500円)を1杯。
「野毛ハイボール」で、ニッカの氷なしハイボール(700円)と、都橋モヒート(1,000円)を。
さらには「日の出理容院」で生ビール(500円)を1杯もらって、金曜日の夜を締めくくったのでした。
「ホッピー仙人」「野毛ハイボール」「日の出理容院」の3軒は、チャージもチャームもいっさいなくて、自分が飲んで食べたものの値段が、そのまま支払額です。
うぅ~っ、よく飲んだ。「日の出理容院」を出たのは午前0時。土曜日になっちゃったなあ。
「ホッピー仙人」/ 「野毛ハイボール」 / 「日の出理容院」
・「武蔵屋」の店情報(前回) / 「ホッピー仙人」の店情報(前回) / 「野毛ハイボール」の店情報(前回) / 「日の出理容院」の店情報(前回)
| 固定リンク | 0
コメント
お酒は良いものですよね。私は飲みに行くときは、ほとんど1人ですが、このような時によくわかるのは、お店の雰囲気ではないでしょうか。
近頃は、1回に飲む量が減ってきた代わりに、お店の雰囲気を楽しんでいます。
投稿: 仙台おおぽん改め、大越龍一郎 | 2013.09.26 08:45