大鍋でグツグツ煮込む … 牛にこみ「大坂屋(おおさかや)」(門前仲町)
おぉ~っ。「大坂屋」が開いてる!
このところ休みがちという話が聞こえてきている「大坂屋」。ダメ元で店がある通りまで行ってみたところ、ラッキーにも開いていたのです。
ガラリ、と引き戸を開けて入った店内。煮込み鍋が埋め込まれたメインカウンター7席は満席。左手壁際の4~5席程度のサブカウンターに先客が2名。その先客2名の間に入れてもらいます。
焼酎(400円)を、氷付きでもらうと、今日のお通しは半月に切ったタクアン4切れです。
焼酎は、通常は梅割りで出されますが、「氷付きで」とお願いすると、その梅割り焼酎のほかに、氷がたっぷりと入ったロックグラスも出してくれるので、そっちに梅割り焼酎を移しながらいただくのです。
「3本ぐらい取りますか?」
と声をかけてくれるのは、四代目となる娘さん。今日は三代目の女将と、四代目の二人で切り盛りされています。
「シロ以外で3本、お願いします。あと玉子もください」
玉子というのは、玉子入りスープ(330円)のこと。
四代目が「3本ぐらい…」と声をかけてくれたのは、おそらく『この店の煮込み3種(シロ、フワ、ナンコツ、各1本130円)を、それぞれ1本ずつ取りますか』という問いかけだったんだと思います。
シロは、玉子入りスープと一緒に食べたいと思っているので、「シロ以外で3本」とお願いしたのでした。
(シロ以外で3本。どんな組み合わせで出てくるかなあ?)
と楽しみに待っていると、最初の3本はフワ1本と、ナンコツはよく煮えを1本と、若煮えを1本。
こうやってバランスを考えて出してくれるのが嬉しいなあ。
若煮えのナンコツは、歯が折れるんじゃないかと思うぐらい硬いのですが、その噛み心地がまた気持ちいい。
「今日はお不動さん(=深川不動尊)の縁日ですからね」
といいながら、四代目の若女将が、縁日の駄菓子である、うさぎの形のソースせんべい(梅ジャムが入ってるもの)を、お客全員にふるまってくれます。こんな技も持っていたんですね!
玉子入りスープが出たところで、予定どおり、シロを2本もらいます。
これをほぐして、玉子入りスープに絡めて食べるのが美味しいのです。
軽く30分ほどの滞在。今日のお勘定は1,400円ほどでした。どうもごちそうさま。
(注:「大坂屋」は現在、写真撮影が禁止されています。この記事で使っている写真は、禁止になる前に撮っていたものです。)
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コメント
さすが深川に鎮座する、老舗の『もつ煮込み』屋さんですね。あれやこれやとお客様の思いをわかってらっしゃる。
投稿: 大越龍一郎 | 2013.10.07 00:39