スナック風の大衆酒場 … 大衆酒場「高砂家(たかさごや)」(高砂)
京成
前々からそんな噂はよく聞いていた(Facebook等で見ていた)のです。
今日はたまたま京成線沿線に出かけてきたので、会社の同僚と二人で噂の「高砂家」を目指します。
まったく知らない店でも、携帯電話にその店の住所を入れると、GPSを頼りにその店まで行くことができる。便利な時代になったものです。
「GPSだと、この辺のはずなんだけどなあ。ないねえ」
これは困った。そこで、「高砂家」の常連でもある
「まわりに何が見えますか?」
「え~と、近くにサーティワンアイスクリームがある」
「なるほど、じゃ、そのまま線路沿いにもう少し先まで進んでください」
「このまま進めばいいの? あっ、あったあった。看板が見えた。ありがとう!」
う~む。文明の利器にもはるかにまさる、常連さんのナビゲーションです。
この店構えはすばらしいなあ。入口の横幅いっぱいにかかる大きい
その大きな暖簾をくぐって店内へ。おぉ~っ。店内も、いい意味で古びていて、いかにも下町の老舗大衆酒場といった雰囲気たっぷりです。
店の奥に向かってド~ンとのびるL字のカウンター。入口すぐ左手に2階に上がる階段もあるので、上は座敷席になっているのかな。
しかし、店員さんと客層が、下町大衆酒場っぽくない。
カウンターの中にいるのは若くて現代風のかっこうをした女性が3人。客も20代~30代ぐらいと思われるカップルが3組ほど入っていて、下町大衆酒場に多い年配の男性ひとり客はいません。(後になって、いかにも常連さんらしい年配男性客が3人連れで入ってきましたが……。)
そのカウンター内の若いおねえさんが、すぐに注文を取りに来てくれます。
さっそく酎ハイを注文すると、お通しには小皿のポテトサラダが出されます。
ずらりと並ぶ短冊メニューから、私は煮込みを、同僚は、女将さんらしき女性にすすめられた
これらのつまみの多くが330円というのがうれしいではありませんか。さすが大衆酒場です。
「とにかくグラスが空いてることがないように、と言われてるんです」
というおねえさん。酎ハイが残り少なくなると、
「おかわりをおもちしますか?」
と声をかけてくれます。
「ありがとう。空いたら注文するからね」
「は~い」
とその
「おかわり、お作りしましょうか?」
ん~、教育が行き届いてますねえ。
残りの酎ハイをグイッと飲み干して、
「じゃ、おかわりをお願いします」
つまみにはタコぶつも追加です。
私自身、ガールズバーと呼ばれる酒場には行ったことがないので、そことの比較はできないのですが、若いおねえさんたちが話し相手になってくれたり、お酒がなくなりそうになると、すぐにおかわりをすすめたりしてくれるところは、まるでスナックのような感じ。
それでいて、値段は大衆酒場価格なんだからうれしいではありませか。
この酒場が人気がある理由がよくわかりました。
お勘定は二人で4,030円(ひとりあたり2,015円)でした。どうもごちそうさま。また来たい酒場です。
・店情報
| 固定リンク | 0
コメント