鯛カブト煮で燗酒4合 … 大衆割烹「三州屋(さんしゅうや)銀座店」(銀座一丁目)
「えっ! うそっ?!」
出された『鯛カブト煮』(530円)を見て、思わず声がでた。
デンッ! と置かれた丸皿は、それだけでカウンターの奥ゆきいっぱいになる大きさ。
その皿から、はみ出さんばかりの鯛のカブトは、左右両側で一対をなしています。
うっひゃぁ~っ。こんなに食べられるかなあ?!
まずは、胸ビレの下の、よ~く脂ののった身を一口。
ん~~っ。これはうまいっ。さすが「三州屋」の煮魚だ。ランチで来ても、ここの煮魚はうまいもんなあ。
よしっ。今日は、
この時点で、そう決心しました。
鳥豆腐というのは、ここ「三州屋」の名物料理のひとつ。簡単に言うと、鶏の水炊きを、丼によそって出してくれるもので、一緒に出されるポン酢しょう油をつけていただきます。
ここに来ると、この鳥豆腐で一献やるのが楽しみなのです。
《まずは鯛カブト煮ぐらいで軽くやってから、次に鳥豆腐をもらうことにしよう》
今日もそう考えて、まず燗酒(大徳利800円)と鯛カブト煮(530円)を注文したのでした。
いや、この鯛カブト煮を目にするまでは、ずっとそう思い続けてました。
ところがっ! 出てきたのがこれですよ。この巨大さ!
(これ、本当に530円の鯛カブト煮かなあ?)
思わず、目の前の伝票を確認したほど。でも間違ってませんでした。
今日の1軒め、銀座のバー「ロックフィッシュ」での『ひとりゼロ次会』を経て、2軒めのこの店にたどりついたのは午後5時過ぎ。実に5年ぶりの訪問です。
この店は、昼前の午前11時半から、夜の10時(9時半LO)まで、中休みなしで10時間半の営業。昼でも飲んでる客は多いので、この時間帯だともうほぼ満席状態。
ポツンと1席だけ空いていた、カウンター席のまん中あたりに入れてもらって、燗酒と鯛カブト煮を注文したのでした。
前々から何度か書いているとおり、食べる部位によって味わいや食感が、それぞれ異なるのがカブト煮のいいところ。
あっちをつついては酒を飲み、こっちをつまんでは酒を飲み、としているうちに、鯛カブトの半分(半身)を食べたところで、大徳利(2合徳利)がちょうど1本空きました。
「すみません。熱燗、おかわり!」
大徳利(800円)をもう1本もらって、残る半分に取り組みます。
となりにいた中年男女が席を立ち、入れ代るようにやってきたのは、今度は若い男女ふたり連れ。
気がつきませんでしたが、入口の所には待ち行列ができていて、客が帰るごとに、それと同じ人数が店に入ってきている状態。いやあ、相変わらず人気店ですねえ。
『大衆割烹』と
若い男女の、女性のほうは『カキフライ定食』(1,300円)と『サッポロ生ビール(中)』(600円)。男性のほうは『サバ味噌煮定食』(800円)と『日本酒1合』(400円)を注文します。
なんと! 日本酒は1合でも注文できるんですね。
とはいうものの、この鯛カブト煮には、大徳利2本ぐらいはないと、とても取り組めないよなあ。
奮闘すること2時間弱。巨大な鯛カブト煮を完食し、大徳利2本(4合分)も完飲。
やぁ、おいしかったなあ。
お勘定は2,130円。うち75%(1,600円)が酒代、25%(530円)が肴代という、ちょっとアンバランスな結果に終わりました。
いやあ、それにしても満腹すぎるほど満腹じゃ! どうもごちそうさま。
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コメント
うーむ、二合徳利と青丸御猪口と比べると大きさがわかります。
この兜煮が、五百円強で注文できるのはかなり良いですね。
投稿: IVY | 2013.11.08 00:16
浜田さま
こんにちは!突然のご連絡失礼いたします。
グルメサービス「Retty」の宮國と申します。
この度、誠に勝手ながら 浜田さま のブログから
記事を一部引用させていただきましたのでご連絡を差し上げました。
リンク等もつけてはございますが、もし不快な思いをされましたら
こちらですぐに削除いたしますので、info@retty.meまでご連絡頂ければと思います。
■「銀座で食べられる、B級グルメ10店!!!!」
(http://news.retty.me/?p=2910&preview=true)
いつもブログを参考にさせて頂いております^^!
これからもグルメな情報を共に発信できれば幸いです!
では失礼いたします!
Retty運営事務局 宮國
mail:info@retty.me
投稿: 宮國 | 2014.03.17 16:57