次は名古屋で途中下車 … 「大甚(だいじん)本店」(伏見)
新京極の「スタンド」を出て、再び京都駅へ。京都駅発14時43分の「のぞみ364号」に乗り込みます。
席に座ってfacebookを確認すると、先ほど「スタンド」で発信した情報に、さっそく何人かの友人がコメントを寄せてくれています。
『「スタンド」で昼酒→「たつみ」でまったりのんで→少し歩いて「赤垣屋」の口開けをする、というのが私の黄金コースです(笑)』というコメントは、「Y-TABEのレミング2」のワイタベさん。
『「たつみ」がお勧めです。そして、そーです、赤垣屋w』とくれたのは、濱の酒場通・iiさんです。
他にも『私も赤垣屋推しです(^^)』というコメントもいただいていて、「赤垣屋」人気が高い。
「たつみ」は、「スタンド」のすぐ近くにある立ち飲みコーナーもある居酒屋で、正午から午後9時までの営業(木曜定休)。ここもまた、昼酒が楽しめるようです。
一方の「赤垣屋」は午後5時から11時までの営業で、日曜と日曜に続く祝日が定休。土曜日の今日はやってるんですね。
「赤垣屋」も、10年前に一度行ったきり。次に京都で飲むときは、「スタンド」→「たつみ」→「赤垣屋」の黄金コースをやってみたいなあ。
そんなことを思っているうちに、新幹線は名古屋に到着。時刻は15時18分。京都から名古屋まで、わずか35分で着いちゃうんですね。ここでまた途中下車です。
名古屋駅から地下鉄で一駅、伏見駅の7番出口を出ると、目の前にあるのが「大甚本店」。開店30分前(午後3時半)の「大甚本店」前には、男女二人連れが並んでいて、その後ろについて並ぶと、次々にお客さんたちがやってきて、行列が伸びていきます。
10分前(3時50分)に「大甚」開店。並んでいた客たちが、静に店内に流れ込んで、ずらりと並ぶ大テーブルに入れ込みの相席で座っていきます。
私は前回と同じ場所、奥の禁煙テーブルの一番手前、刺身などを作ってくれる調理場の前に陣取ります。この場所は、調理の様子も見えるし、テレビも真正面に見えるしといいことだらけ。トイレにも近いぞ。
席に座って待っていると順番に飲み物の注文を取ってくれます。席を確保するなり、入口側の大テーブルに並ぶつまみを取りに行く人たちもいます。
私はまず燗酒(賀茂鶴樽酒、1合8勺、690円)をもらって、最初の1杯を飲んでから、つまみを取りに向かいます。
最初に取ってきたのは、煮こごり(260円)と、モロコと手長エビの佃煮(260円)。琵琶湖産というモロコは前回いただいて美味しかったので、今回もこれは絶対に食べようと思っていたのでした。
開店と同時に1階は、ほぼ満席に近い状態になったになったのですが、開店から30分後の4時半には、完全に満席。ひとり客でも入れなくなりました。さすがです。
燗酒(大徳利690円)をもう1本おかわりして、つまみには豆腐鍋を注文します。
店に入った時から、常連さんたちから豆腐鍋の注文が飛び交っていたのです。湯豆腐のようなものかな、と思っていたら、近くのお客さんが注文した豆腐鍋を見てびっくり。ひとり用の小鍋で出される豆腐鍋は、豆腐はもちろん、カキや鶏肉、しいたけ、湯葉なども入ったちゃんとした鍋物です。
うずらの生卵が1個のっかってるのもうれしいではありませんか。
午後6時10分まで、2時間20分ほどの滞在。店主自らが大きな算盤で、テーブル上の徳利やお皿を見ながらチャチャチャと計算してくれるお勘定は2,610円。ということは一人用の豆腐鍋は710円だったのかな。どうもごちそうさま。
ん~、やっぱりいい店だ。まわりのお客さたちとの会話も楽しく、アウェイ感がまったくない。近いうちにまた来たいなあ。
| 固定リンク | 0
コメント
名古屋「大甚」。東京出張の帰り、途中下車しました。
いかり肩藍染の大徳利は、広島県西条の「賀茂鶴」。
こんな賀茂鶴、なぜ広島では飲めないのだと、
疑問や怒りさえ覚える、驚愕の美味さ。
なで肩ピンク模様の小徳利は灘の菊正宗で、
2本並べると、まことに理想的な夫婦のよう。
思わず「母ちゃんごめん」とコウベを垂れてしまいました。
このペア徳利ひとつとっても、途中下車の価値あり!
投稿: 遊星ギアのカズ | 2013.12.17 23:26