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冬の定番、マーボ豆腐 … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

マーボ豆腐


 阿佐ヶ谷「川名」のマーボ豆腐(504円)も、冬場の大きな楽しみのひとつです。

 ひとり用の土鍋にたっぷりのマーボ豆腐は、この1品だけで十分なほど量も多い。しかも辛さは抑えられているので、いくらでも食べることができるんです。

 もともと呑兵衛のんべえと豆腐の相性は抜群。冷奴しかり、湯豆腐しかり、おでんの豆腐しかり。いずれ劣らぬ酒の肴です。

 ここのマーボ豆腐もそうなんですね。

 レンゲですくって、つるりと口に入れると、なめらかに軟らかい豆腐と、熱々のとろみをもった痺れるスープが、とてもいい。

 そこへキューッとチューハイ(生レモンハイ、399円)を流し込みます。

 このマーボ豆腐にはチューハイがとっても合う。

 しかし面白いのは、この店のマーボ豆腐の外観。ひとり用の土鍋に入ってることもそうですが、普通にイメージする麻婆豆腐よりも色合いも薄く、これがマーボ豆腐だとはわかりません。

 以前、この店の常連さんで、マーボ豆腐がものすごく好きな人がいました。

(メニューに湯豆腐系の料理は見当たらないんだけど、なんなんだろうなあ?)

 私はいつもそう思いながら見ていたのでした。

「いつも召し上がっているこの鍋は、なんていう料理なんですか?」

 意を決して、そう尋ねてみたのは、今から10年前、2004年1月1日のこと。するとその常連さんが、

「あ。これ? これはマーボ豆腐なんですよ。さっぱりとしてていいですよ」

 と教えてくれて、さっそくその翌日、自分でもマーボ豆腐を注文してみたのでした。

 土鍋にいっぱいのマーボ豆腐は、先に書いたとおり、この1品だけで十分なほど量が多いのですが、それをすべて食べきっても、不思議と腹にはもたれない。消化がいいんでしょうね。これもまたこのマーボ豆腐のいいところだろうと思います。

 日曜日の今日は、「名酒場には、わざわざ行くんです!」と、戸越銀座から、わざわざ各地の酒場まで足を運んでくれる熊ちゃんと、B卓(壁際に3つあるテーブル席の真ん中)を囲んで二人酒。

 ここ「川名」は、店主がホノルルマラソンに出場されるため、12月2日(月)から10日(火)までの間、長いウィンターバケーションに入るのです。その前に「川名」で飲んでおこうということで、示し合わせてやってきたのでした。

 ゆっくりと2時間半ほどの滞在。ひとりずつ別々にしてくれたお勘定。私の分は2,121円でした。どうもごちそうさま。

131201a 131201b 131201c
まぐろブツ(420円) / 生グレサワー(399円) / チューハイ(399円)

店情報前回

《平成25(2013)年12月1日(日)の記録》

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受信: 2014.01.09 01:03

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