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焼レバで飲む焼酎湯割 … 「三河屋(みかわや)」(弘明寺)

焼レバ


 三河屋? 酒屋のような店名だなあ。

 そう思っていたら、このお店、大正10(1921)年に創業したときは酒屋だったんだそうです。戦後、現在の形の飲食店に転向し、今に至っている。創業から92年。飲食店になってからでも70年近い老舗です。

 店頭の看板に『御酒と御食事』と書いているとおり、お酒も料理も楽しむことができる大衆割烹的なお店。大衆食堂や大衆酒場よりはやや高額ながら、普通の割烹や小料理屋よりは安価に楽しむことができる。そんな感じの飲食店のようです。

 入口を入ると、右手に7席分のカウンター席、左手から店の奥にかけてはテーブル席がずらりと並んでいて、2階には座敷席もあるようです。

 カウンターの奥側には男性ひとり客が飲んでいて、私は手前のほうに腰を下ろし、大瓶のビールを注文。

「大瓶はエビス、アサヒ、キリンがありますが」

 とのことで、キリンを注文。アサヒとキリンは680円。エビスは700円です。

 特に「このビールじゃなくっちゃ!」といった好みがあるわけではないのですが、横浜で飲むときは、なんとなく横浜らしいキリンを選ぶことが多いのです。

 そのビールと一緒に出されるお通し(サービス)は、えんどう豆。

 新鮮な魚介類、肉類、そして野菜類とずらりと並ぶ短冊メニューの中に、子袋(550円)や焼レバ(550円)、気仙沼ホルモン(480円)などのホルモン料理があることを発見。今日の1品めとして、子袋(550円)を注文します。

 待つことしばし。中華鍋でサッと炒めた子袋こぶくろが、皿盛りで出されます。味は付いているので、添えられた練りガラシをちょいと付けていただくと、プリップリの食感がいいですね。

 2品めには焼レバ(550円)を注文して、飲み物は、そば焼酎(雲海、350円)をお湯割りでもらうと、お湯割りはサワーグラスで出されます。

 焼レバは、いわゆるレバーステーキ。薄くスライスした豚レバーを中華鍋で焼き、千切りにしたキャベツの横に盛りつけ、中濃ソースをたっぷりとかけたらできあがり。

 もつ焼き(串焼き)のように、塩・タレで食べるレバーもおいしいですが、炒めてソースというのもいいですねえ。

 ただ、けっこう量があるので、食べてるうちにだんだんと冷めてくるのが残念なところ。

 温度が下がると、レバーが硬くなるのが玉にキズ。冷めないうちに一所懸命食べないといけません。

 こうしてみると、もつ焼きの分量(1串に4切れ程度)は、冷めないうちに食べるのに、ちょうどいい分量なんだなあ。

 焼きレバを大急ぎで食べたので、お湯割りのそば焼酎が、まだ半分ほど残ってる。

 改めてメニューを見ると、塩らっきょう(300円)があるので、それを注文。焼酎にぴったりのつまみです。

 出てきた塩らっきょうを見てびっくり。

 小鉢にゴロゴロとなんと11個も!(数えました。)

 残り半分の焼酎は、ほんの3~4粒の塩らっきょうで飲み終えて、逆に残った塩らっきょうのために、そば焼酎(350円)のお湯割りをおかわりです。

 おかわりのお湯割りが来たところで、シメの食事兼つまみとして、焼おにぎり(150円)を注文。

 焼おにぎりは時間がかかるだろうと思って、早めに注文したのですが、比較的あっという間に焼おにぎりも出てきました。

 これも出てくるとすぐに食べないと、表面が硬くなっちゃうんですよねえ。

 塩らっきょうもすべて食べ終えて2時間ほどの滞在。今日のお勘定は2,930円でした。どうもごちそうさま。

131114a 131114b 131114c
「三河屋」 / ビールとお通し / 子袋

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そば焼酎(お湯割り) / 塩らっきょう / 焼おにぎり

店情報

《平成25(2013)年11月14日(木)の記録》

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