ホルモンスープで温熱 … 中華料理「第一亭(だいいちてい)」(日ノ出町)
「
「ええ。身体の芯からポカポカと! 暑いぐらいです」
本当に、ジワッと汗が浮かんでくるほど、身体が温まってきました。
「第一亭」のメニューの中で、『湯之部』と書かれたところには、野菜スープ(500円)、玉子スープ(500円)、キクラゲスープ(500円)、肉スープ(500円)、ホルモンスープ(600円)という、5つのスープ料理が並んでいます。
今日はこのスープで
「うちのスープは、開業したときからずっと同じ、昔ながらの作り方。豚と鳥と野菜を何時間も煮込んで作っているんです。だから栄養もコラーゲンもたっぷりで、身体にいいと思いますよ」
以前、そう教えてもらったこの店のスープ。このスープが、『湯之部』のスープ料理にはもちろん、『麺之部』のラーメン(500円)やワンタン(500円)、サンマーメン(600円)、チャンポン(600円)などのスープにも使われています。
この素となるスープの味を、純粋に味わいたい場合におすすめなのは、タンメン(550円)なんだそうです。
「タンメンのスープは、素のスープを、塩で味付けしているだけなので、いちばんシンプルで、スープのおいしさがわかりやすいんですよ」
いっぽう、今日注文したホルモンスープは、具材もたくさん入るし、味付けももっと複雑です。
そして出てきたホルモンスープは、スープもたっぷりだけど、生ホルモン(シロ)、コブクロ、ハツ、ニラ、キクラゲ、チンゲン菜、ニンジン、白ネギなど、中に入っている具材もたっぷり。
けっこう濃厚なんだけど、料理の仕上げにサッと回しかけた酢の酸味がよく効いていて、さっぱりといただくことができます。
でも、口当たりがさっぱりとしただけで、その実態が濃厚であることに変わりはないので、飲むにつれて胃の中からジワジワッと効いてくる感じがするんですねえ。
さらに燗をつけてもらった老酒が、それに拍車をかけます。
つい先日、野毛での酒場初めに来たんだけれど、1日や2日ではとても回り終えることはできなくて、今日もまた、野毛エリアに出てきたのでした。
野毛エリアというのは、広い意味での野毛のことで、JR桜木町駅から京急・日ノ出町駅に囲まれた地域全般を指します。それに対して、狭い意味での野毛は、地名に忠実に、横浜市中区野毛町の町内だけに限定した地域を指すのです。
マスメディアで「野毛」という場合は、野毛エリア全体、つまり広い意味での野毛のことを指していることが多いようですね。
まず1軒めとして「栄屋酒場」に向かったものの、この寒い中、店の外では男女二人連れが待っています。
「いっぱいなんですか?」と聞いてみると、
「そうなんです。席が空くのを待ってるんです」とのこと。
それじゃ、他の店から回ろうと、野毛の中心部へと向かう道すがら、念のため「第一亭」をのぞいてみると、カウンターにかろうじて空席があったのでした。
「第一亭」も、最近、なかなか入れませんからねえ。金曜日の今日はまず入れないだろうと、最初からほぼあきらめてたのに、ラッキーでした。
で、最初に瓶ビール(キリンラガー中瓶、550円)と、このところすっかりはまっている炒米粉(ビーフン、700円)をもらった後、老酒とホルモンスープを注文したのでした。
仕事始めの今週は、とにかく寒い日が続いたので、ポッカポッカと身体の芯から温まるこのスープは、とてもありがたい。茹でた豚モツの食感もいいなあ。
1時間ほどの滞在。今日のお勘定は2,500円でした。どうもごちそうさま。
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