名物店主の料理が美味 … 立ち呑み処「みつるちゃん」(蒲田)
蒲田には本当に立ち飲み屋が多い。特にバーボンロードは、そこここに立ち飲み屋が並んでいて、すばらしいですねえ。
そんなわけで、蒲田での3軒めも立ち飲み屋、「みつるちゃん」です。
北海道出身、昭和56(1981)年生まれの店主・石田満(いしだ・みつる)さんが一人で切り盛りしている店だから、店名が「みつるちゃん」。
先ほどの「豚番長」と同じく、ここも平成21(2009)年の創業。今年の9月で、創業5年を迎えます。
もともとは大阪風の串カツ(1本100円)が目玉のお店だったようですが、今は串カツもあるけど、店主のオリジナル料理が人気の立ち飲み屋のようです。
さっそく、一番人気という生ジンジャーサワー(350円)をもらって、8人で乾杯し、本日の四次会のスタートです。
「厚揚げをお願いします!」
と、おすすめの料理を注文してくれる仙人(=「ホッピー仙人」の店主)。
ここの「厚揚げ一丁」(300円)は、丸ごと1丁の豆腐を、注文を受けてから油で揚げて、厚揚げにしてくれるのです。それだけでもおいしそうなのに、そのできたて熱々の厚揚げを切り分けて、お
ポテトサラダ(300円)や、マカロニサラダ(300円)、ハムカツ(300円)といった定番メニューの他、ホワイトボードにも日替わりのメニューが手書きされています。
にしん入の漬物(350円)、鮭ハラスの照焼(500円)、〆さば(350円)、数の子ワサビ(350円)、チーズ丸々フライ(400円)などが、今日の手書きメニュー。
いずれも、いいつまみになりそうじゃありませんか。
チーズ丸々フライなんて、名前からして引かれますよねえ。
でも、酔っぱらいの我われは、メニューなんてほとんど見ていない。カウンター上に置かれている千住ネギを見て、「これが食べたい」と勝手な注文。
「はいはい」と、にっこり笑顔で注文を受けてくれた店主は、千住ネギの白い部分を、5センチぐらい長さに切り分けて、こんがりと焦げるまで焼いて出してくれます。
「いちばん外側の、焦げている部分だけを
ガァーッと焼き焦がしただけのように見えるネギは、ひと皮とると、中は真っ白。シャッキリ、トロリとした食感と、口の中に広がるネギの甘みがいい。
この店主、お若いのに料理が上手なんですね!
「蒲田ダックも美味しいんですよ。これ食べてみてください」
入り口側で飲んでいる常連さんが、自分が注文した蒲田ダックを、我われにも食べさせてくれました。
これがまた、メニューには載っていない、知る人ぞ知るという一品。独特のタレで味付けをした、焼き鳥というところです。
「いやいや。これをみんなでいただいちゃうわけにはいきません。こちらにも、その蒲田ダックをひとつ、お願いします」
すぐさま注文してくれるチャコちゃん。そうだよねえ。我われは8人もいるので、ちょっとずつもらっても、すぐに1人前ぐらいはなくなってしまいそう。それじゃ、あまりに悪いですもんね。さすがです。
この常連さん。職場は上野で、ご自宅は大崎あたりなのに、わざわざ蒲田のこの店まで飲みに来ることが多いんだそうです。
1時間半ほど楽しんで、お勘定はひとり600円ずつ。
今日は川崎、蒲田を4軒まわって、総支払額は、ひとり4,100円ずつ。1軒当たり平均1,025円という驚異的なハシゴ酒となったのでした。
・店情報
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