冬だけの定番、煮大根 … やきとん「弐ノ十(にのじゅう)」(都立家政)
先週に続いて、この週末も首都圏は雪。
しかも、天気予報では先週よりも軽い予定だったのに、昨日(金曜日)の時点で、すでに先週よりもたくさん、ずっしりと積もっています。
先週は、単身赴任社宅に閉じ込められて動きが取れなかったので、今週は赤羽・十条方面か、東京下町方面に出かけようと思っていたのですが、予想外の大雪に交通も乱れているので断念。自宅近くの、歩いてでも帰れる場所で飲むことにします。
昨年(2013年)のはじめ、2度目となる横浜勤務になって以来、横浜・横須賀方面の酒場に力を入れている影響で、来れる頻度がぐんと落ちているのが自宅近くの酒場なのです。
『いつでも来れるから』という安心感がありすぎて、逆にあまり来れない結果になってしまってるんですね。いかん、いかん。
西武新宿線であれば、
今日は、都立家政駅で下車して、まず向かったのは、やきとん「弐ノ十」です。
野方の名店「秋元屋」で修業をつんだアキさん(女性)が独立し、平成22(2010)年7月に開業。現在4年めの若いお店ながら、他の秋元系のお店と同様に、すでに地元の人気店になっています。
午後5時過ぎの店内は、こんな雪の日にもかかわらず、L字カウンターの手前側に先客がひとり。私もカウンターの奥のほうに陣取って、まずは黒ホッピー(380円)をもらいます。
すると、すぐあとから、ひとり、またひとり、さらには男女二人連れが二組と入ってきて、店内は一気ににぎわいを増していきます。さすがですねえ。(このあと、5時半ごろには満席になりました!)
つまみのほうは、ホワイトボードに書かれている季節メニューの煮大根(200円)をもらいます。
これは、もつ煮込みの鍋の中で、大根をじっくりと煮込んだもの。
ブリと一緒に煮込んだのがブリ大根。イカと一緒に煮込むとイカ大根ということから言うと、豚モツと一緒に煮込んだこの大根は、『モツ大根』といってもいいかもしれませんね。
よ~く煮込まれて、
ブリ大根が、ブリよりもブリらしい味わいだったり、イカ大根が、イカよりもイカらしい味わいだったりするのと同じように、この煮大根は、モツよりもモツらしい風味が、口の中いっぱいに広がります。
この店の冬場の定番であるとともに、もつ好きにはたまらない逸品ですね。
ナカ(ホッピーの焼酎おかわり、250円)をもらって、焼き物はレバ味噌(100円)とアブラ味噌(100円)を注文。
味噌ダレのやきとんは、秋元系のお店では必食です。
レバ味噌もさることながら、アブラ味噌がいいですねえ!
これまでは、レバ、カシラ、ハラミ、チレ、テッポウなどを味噌でもらって、シロやアブラなどはタレで注文することが多かったのです。
今日は、ホワイトボードに、あえてアブラ味噌と、味付けも含めて書かれているのを見て、そのままアブラ味噌を注文してみたのでした。アブラと味噌ダレの相性、いいです。
さらにナカ(250円)をおかわりして、これで黒ホッピーはソト1・ナカ3。
つまみには、これまたホワイトボードメニューから、カシラチーズ(100円)を注文。
これはアキさん(=女将)たちが、まかないの、おやつ用として食べていたのが正式メニューになったものなんだそうです。
塩コショウをしたカシラを焼いて、最後に粉チーズを振りかけて、さらに焼いて仕上げた一品は、つまみとしても、とてもいい。おもしろいねえ。
最後はテッポウ正油(100円)で締めて、1時間ちょっとの酒場浴。今日のお勘定は1,580円でした。どうもごちそうさま。
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