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牛肉と玉子のうま煮飯 … 広東料理「楽園(らくえん)」(石川町)ほか

牛肉と玉子のうま煮ごはん


 今宵の晩酌は横浜中華街の「楽園」です。

 注文したのはビール(アサヒスーパードライ中瓶、520円)と、牛肉と玉子のうま煮ごはん(780円)。

 まだ木曜日なので、軽く飲んで帰ろうという考えで、つまみつまみした料理は注文せず、いきなり食事ものにしたのでした。

 牛肉と玉子のうま煮ごはんは、この店の名物料理のひとつ。

 丸皿に盛った白いごはんの上に、牛肉を、ふんわりと玉子でとじたあんがのっています。

 中華風の他人丼といったところですが、牛肉がすごく大きいぞ!

 奥の丸テーブルでは、6人ぐらいのグループが、どんどん料理を追加しながら酒盛りを楽しんでいます。

 その手前の長方形テーブル(6人掛け)には3人連れ。

 この店は料理の出が速いので、1~2品ずつ、好きなものをもらいながら飲む人が多いようです。

 メニューには、数人のグループ用のコース料理も2名用から、8名用ぐらいまで、何種類か並んでますので、慣れないうちは、そちらを注文するのもいいかもしれません。

 すぐ右のテーブルには、私と同じく男性ひとり客。

 この人は、この店の人気料理・巻揚まきあげのハーフサイズをもらって、ビールを飲んでいます。

 何品かの料理は、ハーフサイズで注文可能というのは、ひとりのときにはうれしいところ。(メニューには、どれがハーフサイズ可能かは書かれていないので、おかあさんに確認してください。)

 さて、牛肉と玉子のうま煮ごはん。お皿が大きいこともあって、それほどのボリュームには見えなかったのですが、実際に食べてみると、これがけっこう量が多い。しっかりと満腹になってしまいました。

 お勘定は1,300円。

「どうもごちそうさま」

 とレジのおかあさんにあいさつして、石川町駅に向かうものの、中瓶1本のビールでは、ほろ酔いにもなっていなくて、単なる呼び水。

(よしっ! 野毛のげに向かおう!)

 ということで、単身赴任社宅があるのとは逆方向の、上りの電車に乗り込みます。

 中華街のある石川町駅から、野毛の最寄り駅である桜木町駅までは2駅3分。あっという間に到着します。

 まっすぐに都橋みやこばし商店街に向かい、入ったのは「野毛ハイボール」です。

 いやあ。このところ、何度のぞいても満席で、入ることができなかった「野毛ハイボール」。やっと入ることができました。

 ここでは、なんといっても、氷なしの神戸風ハイボール(700円)ですね。

 銀座「ロックフィッシュ」の常連さんでもあった、店主・ハルさんが作るハイボールは、「ロックフィッシュ」と同じように、ウイスキーが濃くて、うまいっ!

 とても残念なのは、左どなりに座っている3人連れが、3人の世界を作ってしまっていて、私の側にも、背中でグイグイと押し込んできていること。

 バーなどのカウンターでは、正面に向かって座るのが基本です。

 ところが最近は、3~4人ぐらいでやってきて、両側の人が完全に内側(自分たちの連れの側)を向いて、自分たちだけの結界を作ってしまうことが多い。

 それだけであれば、大きな問題はないのですが、両側で内側に向かって座った人が、自分の背後(=となりの席)に座る客のことをまったく考えず、笑ったりするたびに、こちらに向かってのけぞったり、なぜかこちらに向かってどんどん広がってきたりするのが困るんですよねえ。

 10人も入ればもう満席となる「野毛ハイボール」の店内。私自身も、他のお客さんに迷惑をかけないようにしなきゃなあ、と改めて考えたような次第です。

 そんなわけで、いつもは2杯ぐらいいただくところを、今日は1杯だけで「野毛ハイボール」を早々に退散。お勘定は700円でした。

 しかしこうなると、ますます飲み足りないし、「ホッピー仙人」は臨時休業中。これは困ったなあ。

 「栄屋酒場」はどうだろう?

 大岡川沿いを、トコトコと「栄屋酒場」に向かってみると、午後9時半ながら、すでに暖簾のれんが店内に入っていて、店内に残っているお客さんだけでの営業中。

 う~む。この店も、「野毛ハイボール」同様、何度も何度も来てるのに、いつも満席で入れないんですよねえ。今や野毛界隈でもトップクラスの人気店の1軒です。

 ちょっと戻って「第一亭」をのぞいてみると、ラッキーにもカウンター席に空きがありました。

 さっそく紹興酒(650円)をもらって、つまみには豚足(400円)を選択。

 そう、豚足とんそく

 先日(2014年2月9日)、テレビ東京の「日曜ビッグバラエティ 人情屋台冬物語」という番組で、「一二三」をはじめとする呉の屋台9軒が紹介されたのです。

 呉の老舗屋台といえば、おでん、ラーメン、豚足の3つが定番。

 この豚足を、鉄板の上で焼いて出してくれるのが呉流です。呉にいるときは、よくこの豚足を食べていたことを思いだしたのでした。

 横浜では、横浜駅近くの「豚の味珍」の豚足が有名で、私も何度かいただいています。

 ここ「第一亭」にも豚足があるのですが、いつも豚胃(チート)や豚腸(ホルモン)ばかりいただいていて、豚足を注文するのは、これが初めてだと思います。

 すぐに出された冷製の豚足は、ニンニク味噌をつけていただくタイプ。

 おぉ~っ! なるほど。これもうまいぞ!

 両手でがっしりと豚足を握って、骨までしゃぶるようにいただくのがいいですね。

 1時間ほどくつろいで、今日のお勘定は1,050円でした。どうもごちそうさま。

140213a 140213b 140213c
「楽園」 / 関帝廟 / 「野毛ハイボール」

140213d 140213e 140213f
「第一亭」 / 紹興酒 / 豚足

・「楽園」の店情報前回) / 「野毛ハイボール」の店情報前回) / 「第一亭」の店情報前回

《平成26(2014)年2月13日(木)の記録》

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