呉に来たら『とり屋』 … 「鳥晃(とりこう)」(呉)
呉に来たら、やっぱり『とり屋』にも行かなきゃね。
『とり屋』というのは、焼き鳥屋なんだけど、地元でとれた活魚も食べられるというタイプの居酒屋さん。「鳥好」や「鳥八」、「三とり」など、店名に『鳥』や『とり』の字が付いている店が多いので、総称して『とり屋』と呼ばれるようになったのでした。
地元に根付いた居酒屋なので、『地元の人たちが好む料理がそろってる』というのがいいところなんですね。
呉で何人かで一緒に飲むときの定番は、『とり屋』で飲んで食べて、2軒目に『スタンド』と呼ばれる小ぶりのスナックで、店のおねえさんと話したり歌ったりしたあと、最後に堺川沿いの『屋台』で締めるというハシゴ酒コース。
ある年齢以上の呉の呑兵衛たちはみんな、それぞれがいきつけとしている『とり屋』、『スタンド』、『屋台』があって、そこに飲み仲間を連れて行くんですね。
今宵は「オオムラ亜」で生ビールを3~4杯ほどやっつけたあと、その「オオムラ亜」の店主・亜矢さん、スタッフのノンちゃん、大常連のO先生、「月刊くれえばん」の木戸編集長と私の5人で、「オオムラ亜」からもほど近い『とり屋』の1軒、「鳥晃」にやってきました。
店内はカウンター席、テーブル席、そして小上がりの座敷とそろっていて、一人客でもグループ客でも大丈夫。ほとんどの『とり屋』がそういう造りになっています。
奥の小上がりの1卓を5人で囲み、「酔心」の燗酒を飲みながら、『とり屋』らしい品々を注文します。
![]() しゃこ | レモンの輪切りと比べてください。大きいでしょう! プリッと肉厚のシャコが燗酒とよく合います。 |
![]() あじ刺身 | 生け簀で泳いでいる地もののアジを、注文を受けてからさばいてくれます。ごく普通のアジやサバが、呉のは、ものすごくおいしいんですよ! |
![]() ささみ天ぷら | これも呉の『とり屋』の定番の品。ものすごく好きなんだけど、なぜか他所では見かけないんですよねえ。横須賀の「鳥好」にもあります。 |
![]() 小いか煮 | 瀬戸内海の海の幸は、「小」が付くものがうまい。小イワシしかり、小エビしかり。この小イカもそうですね。小イカの正式名称がなんていうのかは知りませんが、あれば必ず食べたい一品です。 |
![]() 串かつ | 『とり屋』の串カツは、焼き鳥のネギマ串に衣をつけてカツにしたもの。ウスターソースをたっぷりとかけていただきます。ネギマ串を天ぷらにしてくれる店もありますよ。 |
![]() たちうお | 呉近海では |
![]() かき天ぷら | 広島の |
![]() 小ふぐ唐揚 | これもまた「小」が付いてますねえ。だからやっぱりうまいです。身がプリッと引きしまってるのがいいんですね。紅葉おろしを入れたポン酢醤油でいただきます。 |
![]() くらげ酢 | さっぱりとしたものが食べたい。「ナマコ酢はないの?」と聞いてみたんだけど、今日はなし。代わりにもらったのがこのクラゲ酢でした。これもいいねえ。 |
![]() スープ豆腐 | さあそして、これまた『とり屋』の名物料理のひとつ、スープ豆腐です。鶏ガラからとったスープで作る湯豆腐は、汁までうまいっ! つまみにも、〆にもなる一品です。 |
![]() | 呉の『とり屋』で飲んでると、よくサービスで出されるのが潮汁。魚介類はどんどん注文が入るので、アラもたくさんとれます。そのアラがある程度たまったところで潮汁を作って、みんなに出してくれるんですね。 |
たっぷりと2時間ほどのちょっと楽しんで、お勘定は、知らない間にO先生が支払ってくれてました。どうもありがとうございます。
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コメント
お料理がいいですね!今度帰省したら寄らして頂きます。
投稿: 奧本健二 | 2014.03.21 22:35